晩秋になり夕方肌寒くなると、我が家では夜間は室内にビカクシダを取り込みます。夜、スポットライトを当てると壁に胞子葉が投影されて、まるでアートのよう。秋から冬の夜長、くつろぎの時間におすすめです。
どんなビカクシダを選ぶ?
我が家が選んだビカクシダは、アルシコルネ・マダガスカルとブルームーンです。お好みだと思いますが、投影されたとき美しいシェイプを描くような、分岐が多く複雑なものが見栄えがいいと思います。また、胞子葉が多く重なりすぎるときれいな影にならないので、葉数が少ないビカクシダを選ぶか、胞子葉の形が引き立つように適当に剪定するのがおすすめです。
アルシコルネ・マダガスカルは、胞子葉の分岐が均一で端正なタイプ。また、葉数も多くないので、投影するととても美しいです。
アルシコルネ・マダガスカルの育て方や育ちの様子を記した記事がこちらにございますので、よろしければ見てください。
ブルームーンは、ウィリンキー×ディバーシフォリウムの交配種で、幅広い胞子葉が羽ばたくように展開する、とても美しいビカクシダです。影も羽のようですね。光の当て方で陰影なども好みに調整できます。下の写真、スポットライトの縦方向の角度調整で濃淡を変えています。
ブルームーンの育て方や育ちの様子を記した記事がこちらにございますので、よろしければ見てください。
スポットライトの選び方
我が家では、スポットライトを天井のダクトレールに取り付けています。斜め上からスポットライトを当てていますが、ビカクシダによっては、下から当てるのもかっこいいと思います。スポットライトのビーム角なども広すぎず狭すぎず、中角配光型を使っています。
詳しくは、『LEDスポットライトの選び方』をご覧ください。
スポットライトの当て方
1灯のスポットライトの場合、対象物の影が濃く映り込みます。それぞれの影を楽しむには1灯で照らすのがおすすめです。
より複雑な影にする場合は、2灯使うのも趣があります。ただし、対象物の左右から均等に照らすと当然ながら影は出にくいです。下の写真は、スポットライト2灯の位置は横並びにして、ほぼ同じ方向かわずかにずらすようにし、陰影の具合を見て調節しました。陰影が複雑になり、1灯での影とはまた違った魅力がありますね。
我が家では、数種類のビカクシダを育てています。育て方などの記事も書いているのでよかったら見てください。
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