ヘリクリサム・レッドジュエルの一年を通した育て方・コツ 

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〔2021.06.30〕
4月の下旬一年育てたレッドジュエルにつぼみが付きました。初めは、鮮明な赤い蕾だったのですが、徐々に色が薄れ、6月に入ってから付いた蕾は、真っ白に!どうやら気温と関係あるようです。詳しくは、こちらを見てください。


白いヘリクリサム・レッドジュエルの蕾

昨年の開花の様子

ヘリクリサム・レッドジュエル 開花
2020.05.03 ヘリクリサム・レッドジュエルの花が開いたところ
ヘリクリサム・レッドジュエル 花
2020.04.11 ヘリクリサム・レッドジュエルのつぼみ

ヘリクリサム・レッドジュエルは、キク科ヘリクリサム属の耐寒性宿根草です。

まんまるで濃い赤の蕾が印象的で、シルバーグリーンの葉も美しく見映えがいいです。とってもおしゃれですね。英国BLOOMS社の品種で、種類はレッドジュエルの他に、ルビークラスター・イエローダイアモンド・エンバーグロウなどがあります。レッドジュエルは、ルビークラスターの色違いの新品種ということです。

ヘリクリサム レッドジュエル
ヘリクリサム・レッドジュエル

蕾から花が咲くまで1ヶ月以上楽しめ、さらにドライフラワーにもなるのだとか。また、葉や茎は通年通してシルバーグリーンのままで美しい…。美しく愛らしいこのコを一年育てました。蒸れに弱いので、高温多湿の夏は病気にかかりましたが、夏越しすると、翌年春まで育てやすかったです。4月下旬つぼみを見つけうれしくなりました。しかし、思わぬ展開が…。一年を通した我が家の育て方をご紹介します。

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花の作り

〔2020.04.11〕
ヘリクリサム レッドジュエル

ヘリクリサムの花の構造は、少し変わっていて、上の写真の赤い花びらのように見えるのは「総苞片」といいます。「総苞片」は、光沢があってパリパリした質感があり、ドライフラワーにしても色がしっかり残ります。なので、ヘリクリサムはドライフラワーによく使われるんですね。

総苞片が開いてくると、黄色い頭花が現れます。

〔2020.05.03〕
ヘリクリサム・レッドジュエル

花の本体は、中央に見える黄色い部分で、管状花の集まりです。

ヘリクリサム・レッドジュエルの花
ヘリクリサム・レッドジュエルの花

黄色い頭花と、内側から外側への総苞片のグラデーションがとてもきれいです。

ヘリクリサム・レッドジュエルの育て方のコツ

  • 鉢や用土は、水はけと通気性がよいものを使う
  • 風通しよく、陽当たりのよい場所を好むが夏は直射日光を避ける
  • 水やりは控えめに乾燥気味に育てる

購入したら早めに植え替え

ヘリクリサム レッドジュエル
ヘリクリサム・レッドジュエルの蕾

BLOOMS社のポット鉢に入って売っています。蒸れに弱いので、購入したら早めに植え替えます。植木鉢は、素焼きの鉢など通気性のよいものがいいと思います。用土も水はけのよいものを使い、乾燥気味に育てます。

ヘリクリサム レッドジュエル
購入時のレッドジュエル

3月下旬購入時のレッドジュエル。3号鉢です。

実は購入時のポット鉢のまま3日ほど部屋に飾っていたら、蕾を付けた茎が少しおじぎするようにくたっとしてきました。水が足りないかと水をたしたのに翌日もっと首が垂れていました。ポットを抜くと根が回り、じとっと蒸れて生ぬるくなっていたので、急いで植え替えました。

水はけよくということなので、我が家では、肥料入りの草花用の培養土にあく抜きベラボンを3割くらい混ぜて植え付けました。かなり根が回っていたので、十字に切れ目をいれ、出来る範囲で土を落として根をほぐして植え付けました。現在、直射日光には当てず、風通しのいい明るい日陰で養生させています。陽当たりのよい所を好むようですが、新しい根が張るまでは、陽当たりのいい所だと昼間ぐったりしてしまうので、植え付け後しばらくはやや日陰のほうがいい調子です。

下の写真は、植え替え後2週間目の様子です。茎はシャキっと元気よくまっすぐで、蕾もだいぶ生長して開きかけています。

ヘリクリサム・レッドジュエル
〔2020.04.11〕植え替え後

下の写真は、植え替えから約1ヶ月し開花した状態です。つぼみの時の鮮やかな赤は薄れ、代わりに黄色が目立ってきます。

ヘリクリサム・レッドジュエル
〔2020.05.03〕植え替えから1か月後

水はけがよい方が適しているようですが、思っていた以上に水が必要で、水が不足するとすぐにぐったりした感じになってしまいます。

植えた鉢がちょっと小さかったこともあると思いますが、我が家では2日に1度くらいのペースで水やりをしています。

また、茎が長い分、強い風に吹かれると株が乱れやすくなります。風の強い日は室内に取り込んだ方が良いかもしれません。

ヘリクリサム・レッドジュエルの花
ヘリクリサム・レッドジュエルの花

黄色い部分が花です。花の部分がよく見えるようになってきました。満開も近いです。

鉢植えが適している

陽当たりを好むが多湿に弱いです。夏場は直射日光を避け、風通しのよい場所に移動させるなど、季節によって場所を移動させて育てるといいと思うので鉢植えが適しているのではないでしょうか。4月5月でも強い陽射しを浴びると少しくったりとしてしまいます。明るい日陰くらいがちょうどいいようです。

3号ポットで売られていますが、植え替えは、一株5号から6号鉢が適しているようです。我が家では急いで植え替えしたので、家にある4号鉢を使いましたが、根の張りや土の容量を考えると4号鉢ではあまり余裕がなく思います。

様子をみて、花後にでもまた大きめの鉢に植え替えしたいと思っています。

水やりは控えめに、葉をよけて土にあげる

葉に水をかけると乾きにくく蒸れやすいので、葉をよけて株元に水やりします。生育期の春と秋は、土が乾いたらたっぷり水やりします。生育期と花期は3週間に1度くらいの割で規定倍率に薄めた液肥をあげます。葉をよけて水をあげるのにディスペンサーを使うと便利ですよ。

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夏越しが難しい

多湿に弱いので、梅雨から真夏が難所です。出来るだけ風通しの良い場所で、水やりを控えてやり過ごします。それでも昨年梅雨時から9月の間に3回くらい、調子を崩しました。

ヘリクリサム・レッドジュエル 病気
蒸れ カビ 
2020年梅雨~夏時の病気 ヘリクリサム・レッドジュエルの病気
ヘリクリサム・レッドジュエル 病気
蒸れ カビ 

葉の張りがなくなり、縮れていきます。病名は特定できませんが、蒸れによるカビが原因だと思います。ですが、ベニカファインXスプレーが非常によく効き、もうだめかと思うような上の写真の状態から、素早く回復しました。それでもしばらくするとまた、同じようになり、3か月くらいの間に3回も上のような状態になりました。いずれもベニカファインXスプレーを噴霧すると新しい葉は正常に生長し、戻ります。まったく強いのか弱いのか…。それでも何とか夏越ししました。

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そして肌寒くなるころには、すっかり持ち直しました。

ヘリクリサム・レッドジュエル 11月
2020年11月初旬

レッドジュエルは寒さに強い

ヘリクリサム属は寒さにあまり強くないのですが、レッドジュエルについてるラベルには耐寒性宿根草と書いてあります。

耐寒温度はマイナス5℃ですが、やはり寒さや霜に当てないように冬越しさせる必要があるようです。

我が家のある首都圏では、ベランダで冬越しが可能でした。今年は特に霜が降りるほど寒い日もありませんでした。

冬場は葉が美しいシルバーグリーンになります。春までこの状態が続きます。冬場は、日当たりのよいところに置き、葉が萎れない程度に様子を見ながら水やりします。肥料は冬場は与えていません。

ヘリクリサム・レッドジュエル
2021年1月

3月になると、『花咲く肥料』とオルトランを鉢に撒きました。暖かくなると液肥も標準に薄めて、週に1~2度くらいあげるようになりました。

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気温が高くなると総苞片の色が白くなる

そして、4月下旬、待望の蕾が付きました。

ヘリクリサム・レッドジュエルの蕾
〔2021.04.26〕 ヘリクリサム・レッドジュエルの蕾

つぼみは一年頑張って育てたご褒美みたいな気がします。我が家になじんでくれてありがとうって気持ちになりますね。先が楽しみです。

ところが…。

2021.05.03

ぽつぽつと蕾が付くころには、気温が上昇。ゴールデンウィークの頃といえば、もう真夏日もあります。極端に日中暑くなるので、レッドジュエルに適した花期の気候と合わないのかも…。と思っていると、蕾が育つに従って、去年に比べて、明らかに総苞片の色がうすいと感じるようになりました。

2021.05.31

総苞片と呼ばれる赤い部分が、日が経つごとに脱色されるように白くなっていきます。

2021.06.10

ついに、真っ白の蕾が出てきました。

2021.06.17
2021.06.28

花の部分は、きれいな黄色です。総苞片だけが白くなっています。色素は温度の影響を受けるので、花芽の成長期に気温が高くなったことが原因と思われます。

4月下旬に初めての蕾が付くのでは、その後の生長期間の気温が高くて総苞片が赤くなりません。成り行きに任せて育てると来年も同じような結果になってしまいますよね。ということは、花芽の形成時期を早める必要がありますね。

花芽の形成時期を早めるには?…気温と日照時間の調整

植物の花芽形成には、日照時間と気温が関係しています。

日照時間が、ある長さ以上になると花芽が形成される植物を長日植物といいます。春から夏に花が咲く植物は、長日植物ですね。厳密にいうと日照時間が関係しているのではなく、夜の長さが関係しているんだそうです。長日植物の花芽の形成を早めるには、夜の長さを短くしてやればよく、室内照明の明るさでも十分だということです。それならば、夕方から室内の照明での管理に切り替えてやればいいのではないかと思います。

また、気温も花芽形成に関係しています。花芽を形成するには、ある程度の期間、低温にさらされなければなりません。冬をちゃんと経験する必要があります。冬の寒さを経験し、その後日照が長くなって花芽が形成されるのです。ということは、早春から長日処理をすればいいかもしれませんね。

花芽が一度形成されたら、夜の長さは関係なくなります。そして、花芽の生長は気温が関係します。

4月に花の見頃を迎えるには、3月の中旬に蕾ができるくらい、つまり生長を30日~40日早める必要があります。ということで、来年は2月の初旬~中旬くらいに長日処理を開始してみようかと思います。来年忘れていなければいいのですが、とりあえずスケジュールなどを考えてみました。

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