ハンギングに最適なトラディスカンティア(トラディスカンチア)・フルミネンシス(ラベンダー)の 育て方:斑のない緑の葉が出たときの対処方法/挿し芽/植え替え

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トラディスカンティア・フルミネンシス ラベンダー

トラディスカンティアは、美しい斑が入るツユクサ科の多年草です。ほふく性があり、垂れ下がるのでハンギングすると素敵です。

耐陰性があり室内に置くことができますが、光に当ててやると斑入りがはっきりと鮮やかになります。

トラディスカンチア・フルミネンシス

我が家は、トラディスカンティア・ラベンダーをダイニングテーブルの上に吊るしていますが、壁の色や照明器具とマッチして優し気な雰囲気を醸してくれています。

トラディスカンティア・フルミネンシス ラベンダー

トラディスカンティアはとても丈夫で生育旺盛な植物なのですが、育てる上で一番の困りごとは、突然斑の入らない緑一色の葉が生え始めることです。斑入り植物の先祖返りといわれますが、斑があるからこそ美しいのであって、斑の部分が少なくなったり、緑一色になるとショックですね。

美しい斑入りの葉を保つためにはどうすればいいのか、トラディスカンティアの日常のお手入れや先祖返りの際の対処法について、2年育てて気が付いたことや、コツなど、我が家の育て方をご紹介したいと思います。

同じトラディスカンティア属のトラディスカンチア・ゼブリナの記事はこちらにあります。ゼブリナもハンギングに最適です。よろしかったら見て下さい。


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トラディスカンティア・ラベンダーは、斑が消えやすい?

我が家ではゼブリナも育てているのですが、ゼブリナと比べるとラベンダー種の斑はとても不安定だと思います。生長に伴って、斑の少ない葉が出てきたり、斑の入り方もまちまちです。トラディスカンティアはやさしいピンクの斑が魅力のラベンダー種なので、全体に斑が少なくなってくれば残念ですし、出来るだけ斑の入った新葉を育てたいですよね。

出来るだけ斑の面積が多い株を購入する

斑の出方については好みだと思いますが、きれいなピンクの斑の面積が多い株のほうが、斑入りの葉を出しやすく長持ちします。店頭で購入する場合は、出来るだけ斑の多いものを選びましょう。ただし斑の面積の大きい株は、斑入り植物の宿命で光合成がうまくできないためか、生長が遅いです。また、葉焼けもしやすいので、年中直射日光は避けましょう。

トラディスカンティア ラベンダー

美しい斑を保つには直射日光を避けた明るい所で管理すると安心

斑の部分は光合成ができないため、暗い所で育てると、少しでも光合成をするために新しい葉には緑の部分を増やそうとします。暗い所に置いておくと斑が不鮮明になったり、斑が入らなくなったりするのはこのためです。逆に陽当たりのよい場所で管理すると、斑と緑の部分がはっきりとし鮮明な模様となります。

斑の部分と緑の部分の境界がはっきりして鮮やかな斑にするのは、できるだけ日光に当てたほうがよいのですが、直射日光は葉焼けして焦げたように茶色く変色するので、直射日光を避けた明るい所で管理するといいです。春秋でも日差しが強い場合は葉焼けしてしまう場合がありますので年中明るい所で管理すると安心です。

我が家では、冬場は室内の窓辺の日中日差しの入る場所で育てています。窓は紫外線カットのガラスです。また、室内で育てていても きれいな発色を保つに、お天気のよい日中は出来るだけ屋外に出して明るい場所に置くようにしています。

トラディスカンティア・フルミネンシス

突然斑のない緑一色の新葉が生える原因

トラディスカンティア・フルミネンシス

先祖返り

斑が入っているところは葉緑素がない部分で、組織に含まれている葉緑素以外の色素が発色している状態です。もともと斑入りは突然変異や枝変わりでできたもので不安定な状態です。緑一色の新葉が生えるのは、植物にとっては正常な状態に戻ったということですよね。弱い性質の斑よりも葉緑素がある部分の方が性質的に強いですから、一度緑の新葉が生えた茎から、また斑入りに戻ることは難しいようです。先祖返りといいます。トラディスカンティアの葉は緑の部分も少し白っぽい緑なのですが、写真のように鮮やかな緑一色の葉が生えると、その後斑入りの新葉が付くことはありませんでした。

育てる環境・季節によって斑のない葉が生える

先祖返りの他に、育てる温度や水・肥料、陽当たり、季節などの条件によって斑のない葉が生える可能性もあります。

  • 水をやり過ぎる
  • 肥料が多すぎる
  • 陽当たりが悪い、あるいは陽当たりが良すぎる
  • 根詰まり
  • 季節によるもの〔気温や日光の強さ〕

斑をきれいに保つための日常の管理

トラディスカンティアは丈夫で生育旺盛な植物なので、水分や肥料が十分だと健康で斑のない正常な状態に戻ろうとしてしまうんでしょうね。そもそも葉に斑が入る原因は、はっきりとはわかっていないのですが、突然変異や劣悪な環境から身を守るため、或いはウィルス説などあるようです。ですので、斑入り植物の管理は、ある程度ストレスのある環境が適しているといわれています。

我が家でも、乾燥気味で肥料控えめで育ていて、いい状態で育っています。水やりは控えすぎても生長に支障があるし、環境によっても違うので、様子を見て頻度を調整します。水をあげる時は、底から水が出るくらいたっぷりあげます。受け皿つきのハンギングの場合、受け皿を外して水やりします。我が家では、夏場でも2~3日に一度、冬場は1週間~10日に一度くらいの水やりです。

肥料は、植え付け時にマグアンプなどで元肥をすれば、しばらくは必要ありません。春秋の生長期には液肥を2週間に一度くらいのペースで与えています。高温多湿の時期と冬場は肥料は与えません。

斑が不鮮明になったら環境の見直しをする

陽当たりについては、室内の陽の当たらない所に置いておくと、やはり斑が不鮮明になり消えていきます。トラディスカンチアの葉の緑の部分は白っぽい緑ですが、白っぽい緑のまま、斑が不鮮明だったり消えている場合は、日なたに出してやれば復活する場合が多いです。生育良すぎの先祖返りの場合は、鮮やかでつやつやの緑色の葉が出てきますので、陽当たり不足と区別できます。

尚、暗い室内から、屋外の日向に出す場合は、突然直射日光に当てないようにご注意を。環境を変える時は徐々に慣らしていきましょう。

トラディスカンティア・フルミネンシス

先祖返りの対処方法は2つ

我が家では、新葉が緑になった茎からは、もう斑入りの葉は出てこないと割り切って対処しています。

緑の新葉が出てきたら根元から切って増殖を防ぐ

トラディスカンティア・フルミネンシス

緑一色の新葉が生えた枝を切り戻してみても、また生えてきた葉は結局、数枚後に緑の新葉が生えてきます。緑葉は、性質的に強いのでどんどん増殖するため根元から切り取り除きましょう。株の根元から新しい茎が生えてくるので大丈夫です。

株の根元から新しく生えてきた茎につく葉は斑の入りも美しく蘇ります。

あらかじめ、きれいな斑入りの部分を切り取り、挿して増やしておく

トラディスカンティアは、茎を切り取り水に差しておくと簡単に発根します。また、切り取った元の茎の方も節から簡単に芽が出ます。斑入りの葉が美しいものを切り取って増やしておくといいですよ。花瓶やグラスに挿しておくと、見た目も素敵です。

トラディスカンティア・フルミネンシス 挿し芽
トラディスカンティア・フルミネンシス 挿し芽

挿し芽の植え付け

水に挿した茎から根が生えてきたら植え付けます。

トラディスカンティア・フルミネンシス

ずいぶんと根が伸びました。ちょっと面倒で放置してました。こんなに伸びなくてもトラディスカンティアは丈夫なので根づくと思います。3個の瓶に水差しした分から良いのを選んで使いました。

トラディスカンティア・フルミネンシス

手間ですが、一本ずつ植え付けていきます。観葉植物の土を使ってます。軽石と観葉植物の土を7分目程度入れます。土に水を含ませてから割りばしで穴を空けて挿していくといいです。

トラディスカンティア・フルミネンシス
トラディスカンティア・フルミネンシス

短いものは中心付近に割りばしで穴を空けて立てて挿していますが、長い茎や根の出方によっては、先端を植木鉢の縁にかけて寝かして土をかけてあげるといいです。スプーンなどを使って少しずつ土を足していくとうまくできます。

トラディスカンティア・フルミネンシス

植え終わったら、スプーンで土をまんべんなく足していき、固定します。

〔2018.10.24〕
トラディスカンティア・フルミネンシス

出来上がりはこんな感じですね。水をたっぷりとあげ、このまましばらく日陰に置きます。新しい葉が出てくるまで水はあげなくて大丈夫です。

〔2018.10.29〕
トラディスカンティア・フルミネンシス 挿し木

五日後には、縁に寝ていた葉も立ち上がりいい感じに仕上がっています。

〔2018.11.22〕
トラディスカンティア・フルミネンシス

芽が揃って立ち上がってます。隙間がなくなりこんもりした感じです。

3本ほど緑葉が出てたので取り除きましたが、おおむね順調です。

〔2019.02.06〕
トラディスカンティア・フルミネンシス ラベンダー 挿し木

12月から室内の陽当たりのよい窓際で育てています。水やりを極力抑えて2週間に一度くらいになっています。葉がつまって間延びした感じがなくていいのですが、生長も少なく、出てきた葉は、葉の緑も斑も色が薄いです。伸びてきた茎の内、4割程度が緑一色の新葉に変わりました。結局、このままでは株全体が緑一色になりそうです。ですが、緑の新葉が生えてきた茎を一節だけ残して切り戻すとそこから出た芽や根元から出た新しい茎は、下の写真のように葉の色も斑も美しい葉が出ました。

トラディスカンティア・フルミネンシス

切り戻して斑入りの美しい葉を再び

徒長したり、斑が不鮮明になったり、先祖返りが頻発したりとなった時は、強く切り戻しするのが最も良い方法だと思います。株元から再び生えてくる葉は、綺麗な斑入りも多いはず。

トラディスカンティア・フルミネンシス

株の植え替え

上記の元の株の方です。緑葉のものは根元で切り取り、斑入り葉のものは一節程度残して切り戻して、植え替えしました。結構根がまわっています。

トラディスカンティア・フルミネンシス
トラディスカンティア・フルミネンシス

はさみを十字に入れてから、まわった根を切って半分くらいに。

トラディスカンティア・フルミネンシス

ひと回り大きい鉢に植え替え。

〔2018.10.16〕
トラディスカンティア・フルミネンシス

約一ヶ月後、新しい葉が生えてきました。

〔2018.11.22〕
トラディスカンティア・フルミネンシス
トラディスカンティア・フルミネンシス

株の根元から新しい茎も出てきています。斑入りの葉がついています。一節残して切り戻した茎から出た芽は、斑の入りにピンクの部分が少ないのも多いですが、これから育つのを様子見です。

〔2019.01.06〕
トラディスカンティア・フルミネンシス ラベンダー
トラディスカンティア・フルミネンシス ラベンダー

挿し芽の鉢と同じく、12月から、室内の陽の入る窓際で育てています。次々と株元から新しい芽が出て、その芽は葉の色も斑のピンク色もはっきりと美しく育ちました。斑のピンクの部分が大きくきれいです。

〔2019.09.25〕
トラディスカンティア ラベンダー
トラディスカンティア ラベンダー

植え替えから約一年後の様子です。2つの鉢の間で、挿し木と切り戻しを繰り返して、美しい斑入りの株を育てています。もう一つの鉢できれいな斑に育った茎をこっちの吊り鉢に挿し木して植え付けたりして作りました。満足のいく斑の入り方してます。こんもりさせるために茎を切って脇芽を増やしています。

もう一つの植え替えて切り戻した鉢の方は…3回目の切り戻ししたばかりです。

また、美しい斑入りに育つと思います。


徒長について

吊り下げる場合は、がっしりした茎より細く垂れ下がった方が見映えがいいかもしれません。軽く徒長しているくらいの方が、室内でハンギングするときいい雰囲気の場合があります。

徒長といえば、水やりが多い・光量が足りない・温度が高いと徒長しやすいようです。夏場に日陰で育てると徒長しやすいかもしれません。実際、我が家のトラディスカンティアは夏場は徒長傾向にありました。陽当たりは問題ありませんでしたが、水やりと温度の関係かもしれませんね。秋から冬は、気温も下がり水やりも控え、陽当たりのよい室内の窓辺で育てれば、ちょうどよいくらいの葉間のトラディスカンティアに育つのではないでしょうか。水やり頻度と陽当たりでお好みにできますよ。

〔2020年1月の様子〕
トラディスカンチア ラベンダー ハンギング

暖かく、よく晴れた日の日中は、ベランダにだして陽に当てています。12月~3月は、室内の陽の入る窓辺がメインの管理場所ですが、暖かく穏やかな日差しで、この時期はこの環境でとてもいいコンディションを保てています。ちょっとお手入れ放置気味で80cmくらい伸びてますが、斑は、きれいに保てています。


トラディスカンティア・ラベンダーの花

〔1月下旬~2月上旬〕
トラディスカンティア・ラベンダー 花

室内が暖かなせいか、早春に開花しました。数本にしか花が付かなかったのですが愛らしい小さな花です。

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