〔2023.11.21〕初夏に発生した子株を1ヵ月前に株分けしました。親株もすっきりとした姿で冬越しです。最近の様子をこちらに追記しました。

アルシコルネ・マダガスカル(P.alcicorne var.Madagascar)〔別名バッセイ(P.Vassei)〕は、端正なフォルムと飾りやすい適度な大きさが魅力のビカクシダです。昨今、ビカクシダはたくさんの交配種が出回り、新品種が常に生み出されていますが、アルシコルネ・マダガスカルは流行に左右されない洗練された佇まいのビカクシダだと思います。
切れ込みが深く均一で光沢のある胞子葉と凹凸のない丸い貯水葉が特徴です。2017年夏から鉢植えで育てていたのを2018年に板付けしました。基本的に丈夫で育てるのに手がかからないのですが、真夏の暑さには弱く、冬の室内ではカイガラムシが付きやすいなど、少々気を付ける点があります。胞子葉の裏の胞子嚢が成熟すると胞子がぱらぱらと落ちてくるので、室内で育てていると、床は胞子でざらざらになっていたり…。管理上の欠点が少々あっても、その比ではない造形的な美しさがあります。
2019年には子株が発生するようになりました。子株は出やすい種ですね。親の周囲に連なり生長する様は、なかなか見ごたえがあります。

2020年には、初めて株分けした子株を苔玉に仕立てました。2021年の夏には株分けした子株を板付けしました。詳しくは、別の記事がございますので、苔玉仕立てはこちら、板付けはこちらをご覧ください。


板付けした時の様子や年間を通した我が家の育て方を紹介します。また、その後の生長の様子も追記しています。
尚、植木鉢で育てても造形的にとても面白いですよ。植木鉢での記事はこちらにありますのでよろしければご覧ください。
また、室内で夜間管理する場合の楽しみ方として、影の投影について記事にしました。詳しくはこちらを見てください。

アルシコルネ・マダガスカルの特徴
胞子葉

マダガスカル原産のアルシコルネです。アルシコルネは十数種類あるようですが、他のアルシコルネとの違いは胞子葉の切れ込みが深く、幅が均一で先が丸みを持っているところです。かたちはとても端正で美しいですね。胞子葉は、順調に育っていれば季節に関係なく何枚も出てきます。

胞子嚢は胞子葉の先端の裏側にあります。成熟すると少しずつ落ちてくるので、室内で管理するときはご注意を。

貯水葉
若い株のうちは何枚も貯水葉が続けて出ますが、ある程度生長すると貯水葉は一年に左右1枚ずつしか出ません。〔環境が変わると違うかもしれません。〕

若い貯水葉の色は写真のような色でとても美しいです。春から夏が貯水葉が育つ時期で、その間だけみずみずしい緑を保っています。そして割にすぐ茶色く枯れます。写真は板付け後一年で、2019年は向かって右→左と出て、2020年は右からのはずが、左から出てしまいました。順番間違えることもたまにあります。

上の写真は貯水葉の断面です。ビカクシダの貯水葉の役割は、そのスポンジ構造により水を溜めこんでおくことが目的で枯れてもその役割を果たしているので切り取ってはいけません。茶色い貯水葉もなかなかかっこよくて気に入っています。
もっともよく育つ環境
高温多湿が苦手です。直射日光を避けた明るい日陰、気温20~25℃くらいで風通しのよい場所がベストだと思います。
一年を通した育て方
春から夏
気温が15℃以上になれば、屋外の明るめの日陰で風通しのよい場所で管理します。
4月中旬~6月末頃まで 春になるとアルシコルネ・マダガスカルが目覚めるように貯水葉をだします。気温や湿度の点でもっともコンディションのよい環境なのだと思います。
真夏の高温多湿の時期の屋外は日中になると胞子葉がぐったりしてきます。あまりに高温でぐったりする場合は、日中(だいたいですが11時~16時)は、冷房の効いた室内などに避難させたほうが安心です。
水やりはミズゴケを触ってみて、乾いていたらじょうろで上からかけてやります。あまりカラカラに乾燥させず、少し指でミズゴケを押してみて、中に湿り気を少し感じるくらいの状態を保っています。
肥料は2ケ月に一度くらい観葉植物用の固形肥料を貯水葉に触れないようにミズゴケの上に載せています。古い肥料と交換です。

秋から冬
夕方肌寒くなり、15℃を切るようになれば室内で管理します。
日中は室内の窓際の明るい日陰で管理します。冬場でも暖かな日は日中の数時間屋外の日向に置きます。
水やりはミズゴケを触ってみて乾いていたらやるのが基本ですが、冬場は何日も乾かない日が続きますので、3~5日に一度くらいのペースになっています。また、霧吹きで芽が出る中心部を潤すだけで数日済ますこともあります。様子を見ながら水を与えます。
肥料はいつも秋に置き肥したまま、交換せずに春を迎えています。
秋になり胞子葉の裏の胞子嚢が成熟すると、胞子がぱらぱらと落ちてきます。室内で育てていると、床が胞子で少しざらざらしてきます。胞子葉は毎年出てくるので、もし気になるようでしたら、胞子を落としている胞子葉を見つけて根元から切ってしまうのも1つの選択肢だと思います。
我が家では、ざらざらがひどくなると、胞子をたくさん落としている胞子葉を探して切っています。
カイガラムシに注意
空気の流れの悪い室内では、カイガラムシがつきやすいです。


ヒラタカタカイガラムシと思われます。褐色で硬い殻を持ち、分泌物がべたべたします。殻のある成虫は薬が効かないので、爪楊枝などでこそげ取ります。何度も駆除し、薬も散布しましたが、一度取りつくとしつこく最終的には、胞子葉を切り取りました。

鉢植えから板付けに植え替えるきっかけ

購入した時はまるで噴水か花火のようなフォルムだったアルシコルネ。胞子葉が大きく育ち、存在感抜群になったのですが、鉢とのバランスが悪くなってしまいました。日中、ベランダの明るい日陰に出すのですが、風が吹くとすぐに転んでしまいます。そこで、2018年に板付けにしました。
板付け・植え替えに適した時期
5月~8月頃が適しています。板付けや植え替えによって多少ダメージを受けますので、生長が活発な時期に行います。肌寒くなれば生長が緩やかになっていくので、それまでにダメージが回復していると安心です。
板付けの準備
アルシコルネを板付けするために用意し物は以下の通りです。
- バージンコルク板
- ミズゴケ
- ベラボン
- ワイヤー
- ドリル
- 木ネジ
うちでは、ビカクシダやエアプランツの着生に、バージンコルクをよく使います。表面に凸凹があり、根が張りやすいのが大きなメリットですね。エアプランツの寄せ植えを作る記事にも詳しく書いてあるのでよろしかったら見てください。
ミズゴケとベラボンは、アルシコルネの株をバージンコルクに着生させるのに使います。
ワイヤーは、バージンコルクにアルシコルネを固定するために使います。以前、リドレイを板付けした記事では最初に麻ひもを使いました。ですが、麻ひもは経年劣化するため、最終的にはビニール被覆のワイヤーに変えたので、今回は最初からワイヤーを使います。使用するワイヤーは、花や枝を誘引する園芸ワイヤーを使います。
ドリルは、バージンコルクに給排水用の穴を空けたり、ワイヤーを通す穴を空けるのに使います。
木ネジは、板付けが終わった後、ハンギングするためのワイヤーを固定するために使います。
バージンコルクですが、ガーデニングセンターでなかなか良いものが見つけられないので、うちでは通販で購入しています。
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鉢植えから板付けに植え替える手順
我が家で鉢植えから板付に植え替えた手順は以下の通りです。
鉢から株を取り出す
鉢からアルシコルネを取り出します。ですが、うちのアルシコルネは、貯水葉が鉢にぐるっと巻き付いていて、根も植木鉢の中にこびりついているようで鉢から株を抜き出すことができませんでした。ビカクシダは案外丈夫で、株の芽がでる中心部さえ傷つけなければ大丈夫なのですが、あまり時間をかけず、株の傷みも最小限で作業するに越したことはないですよね。
そこで、少しもったいないですが、鉢を割って株を取り出します。鉢をビニール袋などに入れて、ハンマーで割ると、鉢のかけらが飛び散りません。

根や鉢に巻き付いている貯水葉を傷つけないように、鉢の周囲をハンマーで叩き、割れ目を入れます。
うちのアルシコルネは、鉢底の穴から根が出ていたのですが、こちらも注意深く割れ目を入れるときれいに取れます。

鉢のかけらを手で取り除くと、完了です。

ビカクシダにとって根は着生するためのものといいますがこんなに根が張るんですね。
根をほぐす
鉢の形にしっかりと根が回っていて、このままでは思った形や高さに板付けできません。ですので、思い切ってはさみを入れます。

はさみは、下の写真のように十字にいれます。うちのアルシコルネは、ミズゴケを用土に使っていたので、割と簡単にはさみが使えました。ベラボンが入っていたら少しやりにくかったかもしれません。

切れ目の深さは、板付けした際にちょうど良い高さになるように調整します。ちょうどよい高さで切りそろえてもいいと思いますが、切り取ってしまう必要もないので根を残し、十字に切り込みを入れて切った部分を外に広げた状態で植え付けました。
位置を決める

着生させる位置を決めたら、バージンコルクの表面の凹みに水を絞ったミズゴケとベラボンを混ぜて敷き詰めていきます。

形を整える
その上にアルシコルネを置き、周りにミズゴケを盛り付けて形を整えます。ミズゴケは水に浸けた後、硬く絞って使います。

うちのアルシコルネは、鉢の直径よりも大きく育った貯水葉があって、葉の一部が丸まってしまっていました。植木鉢の時は、この貯水葉の端が丸まったフォルムが好きだったのですが、板付すると不自然です。どうにも形が整えられないので、思い切って貯水葉をカットしました。貯水葉がここまで育つ前に、もう少し早く板付けすればよかったと後悔したところです。しかし、もう片方の貯水葉が育ってきているので、今年の植え替えのタイミングは今しかないと思い決行です。

形を整えるために、結構大きく切り取りました。丸まった先をズボッと切り取り、全周切り取ってしまいました。雑菌が入って腐るかもしいう心配はありますが、完成後数日は水をきることで、切り口を乾燥させるつもりです。

下の写真は貯水葉の断面です。結構分厚い葉で、少し硬いスポンジのような弾力がありました。

バージンコルクに固定する
形がある程度整ったら、一度ビニールひもで仮止めします。

ミズゴケごとアルシコルネを固定するために、バージンコルクに穴を空けてワイヤーを通します。バージンコルクの穴は千枚通しでも空けられますが、何か所も穴をあけるならドリルを使うのが簡単です。Φ2.5mmの刃を使いました。ワイヤーは花や木の枝を止める園芸ワイヤーを使いました。

丸まっていたためカットした貯水葉のところは、形が良くないので、形を整えながら念入りに止めます。

新しく出てきた貯水葉を傷つけないように、ワイヤーを通して裏で留めます。貯水葉がもっと生長すると、ワイヤーはすっかり隠してくれますので、とにかくしっかり留めましょう。

中心の根が出るところは避けて株全体がしっかりと固定されれば完成です。5本の針金(穴は10個)で留まっています。あとはハンギング用に木ネジを裏面から2本差し、フックをかけるためのワイヤーを通して出来上がりです。

尚、ワイヤーで止める場合は、丈夫ですが目立つのでコルクに穴を空けて通していますが、テグスを使うと目立たないので、コルクに穴を空けることもなく、ぐるぐるとミズゴケの形を整えながら巻けるので簡単です。
その後の管理と生長の様子
〔2018年7月〕
板付け後は、明るい日陰でしばらく養生した後、季節がらベランダでハンギングしています。板付け時にカットした貯水葉も、しっかりと水を切ったせいか、雑菌が入った様子もなく自然と枯れた状態になっています。アルシコルネの貯水葉は枯れるとき中心から茶色くなっていってます。今回縁を切った貯水葉も切った縁からではなく中心から広がった枯れなので心配なしと判断しました。
水やりは毎日朝夕の涼しい時間帯に2回、じょうろでバシャバシャと水をかけています。

板付け時はまだ小さかった新しい貯水葉もだんだん大きくなってきています。ミズゴケをすっぽりと覆ってくれるまで、もう少しという感じです。

新しい胞子葉も芽を出してきました。赤ちゃん猫の手のようでかわいいですよね。


〔2018年11月〕
冷えるようになり、日没前から朝10時までは室内に取り込むようになりました。鉢植えからコルク板付けに変えて胞子葉の生え方が変わり、乱れうち花火のような展開です。胞子葉も一段と長く枝分かれして造形的に美しくなりました。


かなり前に飛び出しているのですごくボリュームがあり迫力あります。胞子葉の表はトリコームが薄くて光沢があるので、スポットライトなど当てると引き立ちますね。
胞子葉はコンスタントに出てくるのですが、貯水葉は、春から初夏にかけて左右に一枚づつ立て続けに出て停止してます。年に2枚と決めているのか、水やりを頻繁にしているので貯水の必要ないのか…。貯水葉も割合早く茶色くなってしまいます。それはそれで渋くていい色合いです。
秋になって空気が乾燥しているせいかミズゴケの乾きやすくなっています。向かって右半分はほとんど貯水葉残っていないので、ミズゴケを触って水やりの頻度を決めています。貯水葉にすっぽり包まれているより水やりしやすいですけどね。やっぱり貯水葉が生えるのが待ち遠しいです。来年の春ごろになるのかな…。
〔2019年5月9日〕

冬~早春にカイガラムシの被害にあい、特に被害がひどい古い胞子葉を3枚切り取りました。暖かくなったのでほぼ外で育てていますが、上の半年前の写真との比較のために室内で撮影しました。
〔2019年5月30日〕

〔2019年6月30日〕
もう片方の貯水葉も出てきました。貯水葉がまだ板付けしたときの針金が見えたままなので、早く覆って欲しいです。

子株を発見!
〔2019年6月30日〕


板付けしてから1年経ち、子株が生えているのを発見しました♪。
子株は全部で4つ出てきました。


夏の間に7月中旬で4つ子株ができました。まだ株分けするには早いと思ったのですが、株分けして生長するか試すために切り離すことしました。左と中央の大きい貯水葉は5cmくらい、右2つの小さい貯水葉は2cmくらいです。径10cmあれば、通常の栽培方法で株を育てることが可能ですが、それより小さい株ではどうなのでしょうか。とりあえず育ててみることにしました。

1ヶ月後…結果、左上の白い鉢の子株のみが生きています。やはり小さいのは無理ですね。

生きているこの子株は2つ上の写真の左から3つめの矢印の株で、おそらく親株から比較的離れた場所にできていて、ゆとりをもってミズゴケごと根を切り取れたからではないかと思います。そしてこの子株だけが2枚目の貯水葉が少し育っていたということもありそうです。
やはり、小さい株は高湿度環境で育てないとだめなようですね。親株と変わらない育て方が出来るまで、親株から離さず育てるほうが安全で簡単です。
〔2020年4月30日〕胞子葉も出て、そこそこ大きくなりました。

今まで2.5号鉢に入れて育てていましたが、苔玉にしてみました。

胞子葉が羽のようになっていて、かわいいですよね。苔玉の作り方はこちらを見てください。
またまた子株を発見!
〔2019年8月27日〕


さらに3つの子株が出てきました。7月に株分けした子株に比べ、生長がとても早いです。株分けするには、やはり10cm位になるまで親株と一緒に育てた方が良いのかもしれませんね。この子株らは、このまましばらく育てようと思います。
左側の貯水葉は、中心から少しずつ茶色くなってきました。左側を新しい貯水葉が覆うのは来年になります。子株の生長次第ですが、その頃までこのまま育てるかもしません。
子株を育てる
〔2020年4月30日〕
8ヶ月経ちました。


子株は、右側に1つ、左側に3つ育っています。株分けせずに親株と根がつながっていると、やはり生長は早いですね。今年の夏はこのまま育てようと思っています。もう少し生長してお互いに邪魔になるようでしたら、株分けしようと思います。
〔2020年07月25日〕
親株は、今年3枚目の貯水葉を出しています。今まで毎年2枚(左右一対)でしたが…。


今年4月に出た貯水葉は、向かって右横に飛び出している胞子葉の上に出たので、ちょっといびつな展開になっています。新しい3枚目は、ちょっと上向きに出てうまく胞子葉を避けています。どうゆうセンサーがあって回避するのでしょうかね。


昨年8月に出た子株も生長してます。写真ではなかなかお伝えできませんが、子株が寄り添って貫禄がつきました。かっこいいです。
〔2021年5月16日〕
今年も目覚めの季節がきました。

子株は、既に貯水葉が出ています。親株の方にも貯水葉が出てきました。

〔2021.07.21〕
親株から子株を株分けしました。

株分けの様子については、別の記事がありますのでこちらをご覧ください
〔2022.08.14〕

昨年の仕立て直しから、問題なく着生し、6月くらいから子株がぽつぽつ出てきています。

〔2022.10.01〕

脇に出てきた子株も随分生長しました。もう株分けしても大丈夫な大きさですね。それに、今年は子株が近接していて、下に隠れてしまったコの救出のために株分けすることにしました。
取り分けた子株は4つです。一番生長しているコは板付けにして、残りはポット植えです。最近コルク板の値段が高騰していて、簡単に板付けできなくなりました。



上の3株は、生長点が他の株に邪魔されず表に出ていたので、コンディションがよかったです。この3株は、新しい育て主さんの所に旅立っていきました。
下の写真の子株は、完全に隠れていたので、現在注意して我が家で養生中です。茶色かった生長点が徐々に緑を取り戻してきています。もう少しだ。がんばれ!

〔2023.01.10〕
すぐ上の写真の芽が茶色かった子株も無事生長し、胞子葉を出しています。もう安心ですね。板付けして管理しています。

こちらでは冬季は快晴が続くので、朝から16時くらいまで南向きのベランダに出して陽に当てています。陽射しをたっぷり浴びていい感じです。地域によっては、冬季のほうが真夏より育てやすいかもしれません。
親株も安定してしっかり育っています。

〔2023.08.04〕
上の1月の画像と下の8月の画像、何が違うの?となりそうですが、実は胞子葉の新旧入れ替わりもありましたし、貯水葉が新しいです。そして、今年も子株が出てきてます♫。

子株は、重なり合う様に近接して出てきます。できれば親株の周囲全体に距離を保ってバランスよく出てくれれば、各々育ちやすいし、株分けしやすいんですけどね。株分けはこちらの都合ですが…。

一部が、かなり密集しています。
〔2023.10.21〕
胞子葉が出た子株も増えて、株分けにいい時期にきました。今年は10月末でも暖かいので気温的の点でも問題ないでしょう。


合計7株採れました。そのうち大きめの株3つをコルク板付けしました。

残りの4つは、一時的に鉢で養生させていましたが、3つは11月に入ってから板付けしました。一つはかなり小さいのでしばらく鉢で育ててます。
〔2023.11.21〕
胞子葉がすっきりと立ち上がり、なかなかスタイリッシュな姿に仕上がっています。

胞子葉の裏の色がきれいなんですよね。

我が家では、アルシコルネ・マダガスカルの他にも7種類のビカクシダを育てています。育て方などの記事も書いているのでよかったら見てください。
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