ビカクシダの分頭/成長点が2つある場合どうする?:コロナリウム フィリピネス ドワーフ

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コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf 成長点が複数 分頭
成長点が2つあるコロナリウム フィリピネス ドワーフ

ビカクシダは生長点がひとつの場合が多いですが、2つ以上ある場合もあるようです。我が家のコロナリウム フィリピネス ドワーフ〔coronarium Philippiness Dwarf〕は、購入時は新芽が出ていなかったため、わかりにくかったのですが、新芽が2つ同時に展開して生長点が2つあることがはっきりしました。

コロナリウム フィリピネス ドワーフを育てて4か月程度ですが、数年前から現在8種のビカクシダを育てています。素人栽培ですが、分頭の様子や我が家の育て方のポイントについてご紹介したいと思います。

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コロナリウム フィリピネス ドワーフ 〔Platycerium coronarium Philippiness Dwarf〕 って?

特徴

コロナリウムは、東南アジアに分布するビカクシダです。広く分布するので、育った環境による変種も多くなります。フィリピネス ドワーフは、フィリピン産の矮小種です。コロナリウムの胞子葉は、細かく分岐しながら垂れ下がり、とても魅力的で美しいのですが、如何せん巨大化し、なかなか手を出しにくい種でした。フィリピネス ドワーフは、胞子葉が回転するように優美にカールするフィリピンの特徴も持ちながら、非常に小型なので、普通ご家庭の環境でも育てやすいコロナリウムです。

ドワーフって?

ドワーフとは、矮性のものを指し、通常の大きさより小さいまま成熟します。突然変異やホルモン異常・環境によるものもありますが、人為的な品種改良などでも作り出されます。野生の矮性種のものも人為的なものもドワーフと呼ばれているため、フィリピネス ドワーフが誕生した経緯は、素人の我が家にはわかりませんでした。品種改良とまでは行かなくても、胞子蒔きの選抜でもドワーフ種は生まれています。ビカクシダの栽培は、最近とても人気で、その為たくさんの交配種や変種が出回っていて、それらの出どころはわからないものも多数です。

OC(オリジナルクローン)かTC(組織培養)か

まあ出自はわからなくても、小型で美しいコロナリウムはとても魅力的です。ちなみに我が家のフィリピネスドワーフは、メリクロン株です。メルクロン株とは、成長点を取り出し培養する技術(TC)を使い、オリジナルと全く同じものを人為的に作り出したものです。なので、我が家のフィリピネス ドワーフは、ほぼ園芸種といっていいものだと思っています。メリクロン株によって、種の低価格化が進み、希少性は失われますが、そのおかげで我が家でも入手出来ているんですよね。オリジナルクローン〔POP〕とメリクロンの区別について、最近よく話題になるようですが、我が家では、価格と価値観は計りにかけて、柔軟に考えています。どちらも遺伝子は同一です。

コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf メリクロン苗
ビカクシダの森さんから購入した当初

分頭か、個体〔子株〕が近接しているのか?

分頭と子株の違い

ビカクシダの作りは、他のシダ類と同じく、這う様に伸びる茎(根茎)から直接貯水葉と胞子葉が出ます。根も茎から出ています。生長点が動くと言いますが、茎少し伸びて次の葉が出るので生長点が動くように見えます。

茎は一本の場合は、成長点は一つですが、枝分かれすると複数の生長点ができます。根の先端に子株(POP)ができるのと異なり、枝分かれで複数になるのを分頭と呼んでいると思います。コロナリウムは、わりと分頭するビカクシダのようですね。枝分かれなので成長点が近接してます。遺伝子は、分頭も子株も同一です。

分頭した場合どうする?

片方潰してしまうか、このまま育てるかですね。生長期でない時期の株分けは両方の株を弱らせる可能性があります。また近接しすぎている場合は、切り分けるのも難しいですよね。どちらかが小さく片方の貯水葉に飲み込まれそうな場合は、育ちが悪い方を潰してしまう方法があります。

コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf 成長点が複数 分頭
2021.11 成長点辺りに違和感…ひょっとして成長点2つ?
コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf 成長点が複数 分頭
2021.12 2つの貯水葉が背中合わせで生長始めた
コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf 成長点が複数 分頭
下の大きい株の貯水葉のほうがわずかに後で出たため小さい。

我が家のは、2つとも貯水葉が背中合わせになってせめぎ合っている状態でしたが、今は、上の株の貯水葉が下の貯水葉を包み込んだ状態で、更にもう1枚貯水葉が出てきました。これからどうするのか興味深々で見ています。なのでこのまま育てて様子をみます。そのうちそれぞれ茎が伸び、成長点か離れていって、それぞれの根もしっかり出たら分けたいなと思っています。

コロナリウム フィリピネス ドワーフcoronarium Philippiness Dwarf 成長点が複数 分頭
2022.01下の貯水葉を上から包み込み、まるでクラゲのような形に

コロナリウム フィリピネス ドワーフの栽培ポイント

子株を購入して、4か月程度ですが、次々と貯水葉と胞子葉がでて活発に育っています。ビカクシダって、春から夏が生長期ですが、秋から初冬などは、安定してコンディションがよいように思います。

秋から冬の環境

  • 陽によく当てること 
  • 15℃以上の気温で管理すること
  • 風通しを良くすること
  • 適度な湿度を保つこと

秋から冬は、出来るだけ陽に当てています。冬は晴天の日が多いので、我が家のベランダの陽が直接当たる部分は、かなり暖かくなります。冷たい風が吹かない晴天の日、温度計を見ながら、朝15℃を超える頃にはベランダのよく日が当たる部分に吊るし、陽が傾く16時には室内に入れています。夏の終わりころから徐々に直射日光に慣らします。陽によくあてると株がしまって胞子葉も短くなりがちですが、その辺は今後成長過程でちょうどよい日当たりを試行錯誤したいと思っています。

また、加湿にならないように、一日で水苔が乾くくらいの風通しと水やりを心掛けています。ミズゴケを湿らせ根に水をあげるのではなく、根茎の先端(成長点)付近にあげることをイメージして水やりしています。ミズゴケの湿り気は、根茎を乾かさない程度に湿っていればいいのではと思います。特にコロナリウムは、水やりが多いと貯水葉が枯れてしまうので、湿った状態が続かないように気を付けています。かといって根茎が完全にかわいてしまうと枯れてしまうので、ご自宅の環境にあった水やり加減を得るといいですね。空中湿度は高めを好むので、乾燥しやすい冬場は、霧吹きで成長点と胞子葉全体に葉水して補ってあげると生き生きとします。

肥料は、貯水葉に直接あたらないように緩効性肥料をミズゴケの上の方に浅く埋めてます。成長点付近の根茎に栄養成分が溶けた水がいくような場所ですね。貯水葉が大きくなり重なると、葉の間に入れています。

育て方は、環境によってそれぞれだと思いますが、我が家の育て方はこんな感じです。


我が家では、 フィリピネス ドワーフの他にも7種類のビカクシダを育てています。そのうち6種類は育て方などの記事も書いているのでよかったら見てください。

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