パキポディウム・ブレビカウレ(恵比寿笑い) 

〔2023.05.27〕更新 新緑がきれいです。生長期のはじまりですね。

パキポディウム・ブレビカウレ 恵比寿笑い
Pachypodium brevicaule 2023.05.27

2023年3月中旬に芽吹いてきました。ブレビカリックスの芽吹きと同時くらいのタイミング。まだ、小さい葉が数か所出てきたばかりですが、生長点は、青味を取り戻してきています。

パキポディウム・ブレビカウレ 恵比寿笑い
Pachypodium brevicaule 2023.04.05
パキポディウム・ブレビカウレ 恵比寿笑い
Pachypodium brevicaule 2022.08.15

パキポディウム・ブレビカウレは、和名『恵比寿笑い』で親しまれている人気のパキポディウムです。パキポディウムのなかでも、標高が高い場所に自生しているので、日本のような高温多湿の夏に弱いと言われていますが、実際育ててみると、夏が一番葉が茂り元気です。

我が家のブレビカウレは、径15㎝くらいです。何年経っても殆ど成長がわからないといわれるので、ブレビカウレのおおらかな塊茎の表情が楽しめる程度の大きさのものを入手しました。大きければ大きいほど魅力的だとは思うんですが、なかなか高価ですし、15㎝くらいのものは扱いやすく手頃でした。

ビウレカウレは、大きくなると80㎝くらいになるということですが、それは、長~い年月がかかってのこと。しかも、それはマダガスカルの気候と環境が生み出すからであって、日本では、成長はあまり期待しないほうがいい気がしてます。10年ほど育ててみれば、ほんの少し大きくなっているかもしれません。

ブレビカウレは育てるのが難しい?

生長もすごくゆっくりです。パキポディウムの中でも標高が高い所に自生しているため、高温多湿に弱く気難しいといわれますが、風通しよく管理すれば夏越しできてます。根回りが高温で蒸れないように注意するのですが、それは、どのパキポディウムでも同じだと思います。我が家では、ブレビカリックスの現地球や国内実生のグラキリスをともに育てていますが、ほぼ同じ管理で問題なく育てられています。

原生地であるマダガスカルの高原や山岳地帯は温帯で、乾季雨季に分かれた気候で、日本よりも暑さも寒さも穏やかな気候ですが、日本とは全く環境が異なるわけではありません。実際、春や秋はわりと近い気候になります。それに多少違っても、植物は馴化もしますし、慣れてしまえば、パキポディウムの育て方は案外シンプルです。

もっとも、ブレビカウレでも、同じくパキポディウムのラメリーと接ぎ木しているものは、わりと丈夫だといわれています。ラメリーは、パキポディウムの中でも丈夫で比較的生長が早い種です。

また’恵比寿大黒’は、デンシフローラムとブレビカウレを交配した園芸種で、こちらも比較的育てやすい品種だと言われています。デンシフローラルは、暑さにも強く丈夫な種です。

尚、我が家が育てているブレビカリックスは、デンシフローラムの変種、あるいは同種の別名とされています。確かに丈夫ではありますが、ブレビカウレ自体もそこまで気難しくないと思います。

パキポディウム・ブレビカリックスの育て方・育ちの記録についてはこちらに記事がございます。

パキポディウム・ブレビカリックスの発根管理についてはこちらに記事がございます。

気温の変化に敏感

育てていて気が付いたことは、ブレビカウレは気温に敏感で、梅雨時などは、わずかな気温の変化で落葉したり、また生えてきたりすることですね。ブレビカリックスや実生グラキリスなどは、冬の間も葉が落ち切らないくらい、しっかりしていますが、ブレビカウレは、わりとすぐに落葉するので、秋深まると頃には、全部抜け落ちています。

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