糊斑のハオルチア(白蛇伝・白銀の露など)の購入時の注意点/派手斑や全斑との違い・見分け方

ハオルチア 白蛇伝 糊斑 琥珀斑
‘白蛇伝’

ハオルチアの斑入りは人気が高く、その中でも糊斑は珍重されていますね。しかしながら、かなりの派手斑やほぼ全斑のものを糊斑として売買しているのを時々見かけます。承知の上での購入ならなんの問題もありませんが、買い手も見る目を養わないと高い授業料を支払うことになってしまいます。

糊斑ってなに?

糊斑の特徴

「糊斑」の特徴を説明すると、次の3点がよく挙げられます。

  1. 斑の部分が糊がついたように厚く不透明である。
  2. 斑の層の下に葉緑素の層があるため、緑が白っぽくみえるか緑が練り込まれたように見える。
  3. 葉の表面は全体に斑入りで葉緑素がなく、葉の裏面に葉緑素を含む。

1.、2.は糊斑の基本的な性質ですが、3.は美観の点で重要な要素です。

糊斑の色

白斑の糊斑を琥珀斑と呼びますが、若干の色味の差により、白琥珀斑、クリーム色琥珀斑、黄色琥珀斑など、微妙な白さの違いを名称で表す育成者の方もいらっしゃいます。

また、糊斑の部分にアントシアニンやカルチノイドなどの色素を含む場合もあり、ピンク色に色づくものもあります。

糊斑を選ぶときの着目点

一般的に、葉表は糊斑で株全体が一様に斑で、葉裏はすべての葉に葉緑素がある個体が極上ですね。

ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑
ブラックオブツーサ錦 糊斑
ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑
ブラックオブツーサ錦 糊斑

斑はもともと不安定なもので、斑が消失したり、生長に従って全斑(葉緑素の抜けた葉や株)になることもあります。すべての葉裏に葉緑素があるというのは、とても安心できます。

また美観の点でも、窓のある品種は、上から見た時に、窓に葉裏の緑が透けて白い条理が浮き出るととても美しいのですが、株に全斑の葉があると、その葉の窓だけ条理が浮き出ず真っ白になり目立ちます。やはり、糊斑の場合は、揃っている方が美しいと言えるのではないでしょうか。

ハオルチア 白蛇伝 糊斑 琥珀斑
‘白蛇伝’

そして何より、葉裏は葉緑素が少ないよりも、葉緑素がしっかり入っているほうが生長が早いし丈夫です

ですので、美観と生育上の点からみて、下の様な状態のものは、あまりおすすめではません。

  • 葉表に緑の筋が目立つ
  • 葉表も葉緑素が練り込まれたようになり、全体に薄い緑色になっている
  • 全斑の葉が目立つ。特に生長点付近に多くなると要注意。

全斑や派手斑との違い

フリマアプリなどに全斑になった株を糊斑と称して売っているのを時々見かけます。全斑と糊斑は見た目が似ていても全く違います。

  • 糊斑と呼ばれる個体は、葉表が斑で白くても、葉裏にはしっかりと葉緑素を持っています。
  • 全斑は、葉表にも葉裏にも葉緑素を含まない、株全体が斑の状態です。

糊斑は葉緑素があるので生長しますが、全斑の株は生存することができません。また、生長点が全斑になった場合も、葉緑素を持った下葉が枯れてしまえば生存できなくなるので、それまでの寿命になります。

全斑の株を生かすには、葉緑素を持った株と繋がったまま管理する必要があります。群生にすると観賞価値があがりますね。(おばけを生かした群生の記事がこちらにあります。)

ハオルチア オブツーサ錦 群生 全斑 おばけ
オブツーサ錦 群生 手前は全斑の株(おばけ)

派手斑(派手柄)とは、株全体で斑の割合が大きいことをいいます。派手斑のものも、すべての葉に葉緑素があると安心です。やはり総柄(すべての葉に斑と緑の部分がある)が最もよいとされています。

下のオブツーサ錦は、葉緑素もしっかり持った総柄です。若干斑の部分が多い葉もありますが、斑のバランスも好みで気に入っています。総柄でバランスのよい様子を斑周りがよいと言いますが、この個体はその類ではないでしょうか。

ハオルチア OM-3 オブツーサ錦 派手斑
オブツーサ錦 総柄の派手斑

ハオルチアは、縦に斑が入りますから、斑と緑がくっきり入るのが我が家の好みです。下の画像の裏般若錦は、はっきりした緑の筋や、毛筆のような擦れた緑が魅力的ですね。どの葉にも緑の筋が入ると安心ですし、輪郭がはっきりしアクセントになって綺麗ですね。

ハオルチア B型コンプト ミュータント 裏般若錦
裏般若錦

株で斑の部分に偏りがあるものも、きれいなバランスであれば魅力的ですが、生長点の葉にも葉緑素が残っているかが非常に大事です。派手斑は見かけはとても美しく、手に入れたくなりますね。欠点としては、斑の部分が多いほど生長が遅くなります。

下の写真のブラックオブツーサ錦は、過半数が全斑の葉ですが、1/3程度の葉に葉緑素が残っています。生長点もまだ少ないですが葉緑素がある新葉を出しており、細々とゆっくり生きています。入手して1周り大きくなりましたが、5年くらい経ってます。いつ朽ち果てるかわかりませんが、見守りたいと思います。

ハオルチア ブラックオブツーサ錦
ブラックオブツーサ錦 全斑多めの偏りのある派手斑

また、全斑の葉が多かったり、葉緑素が極端に少ない派手斑は、後々おばけになって生存できなくなる可能性が高いです。何年生き長らえるかは葉緑素がどれだけあるかで違うので、一概にどれだけ持つかは個体によります。

また、葉表が一様に斑入りで、裏に一筋程度に緑が入っているものを糊斑として売られているのも目にします。これは、後々おばけになる一歩手前の個体です。しばらくの間だけ美しさを楽しみたいとか、デコレーションに使うなどの用途はあるかと思いますが、生物としては残り少ない命です。

下の画像の花水晶は、購入当初は6~7割程度の斑入りだったのですが、2年半経つ現在は、全斑に近い派手斑です。葉裏をみれば糊斑のようになりつつありましたが、最近は緑の筋がわずかに入るだけです。成長も徐々に遅くなり最近はほとんど停止状態。でも窓の透明感はすごくきれいですね。日光下では、淡いオレンジ色になります。この個体もいつまで保てるかわかりませんが見守ります。

ハオルチア 花水晶 錦
‘花水晶’錦 入手当時
ハオルチア 花水晶 錦
‘花水晶’錦
ハオルチア 花水晶 錦
‘花水晶’錦 上の写真の反対側

最近の斑入り個体は、細胞培養で作られたものも多いようですね。派手斑の小苗がよくフリマアプリで売られていますが、購入当初は、葉緑素が残っていても生長に従っておばけになってしまう可能性は高いですね。またその逆もあり、錦を買ったのに青に戻ってしまうこともあります。斑入りとは、それだけ不安定なものなのです。後々のことを考えると斑入りは、ある程度生長したものを購入した方が安心です。

尚、オブツーサ錦について、まとめた記事がこちらにありますので、ご興味があればご覧ください。

糊斑は不安定?

安定した糊斑の品種に、ミルキークラウド(ピリフェラ錦、白水晶、アイススプライト)、ミルキーウェイ、セツリフェラ’仙女冠’、’白蛇伝’、’白銀の露’などがあります。これらは糊斑が安定した園芸種です。

それらとは別に一般的には青(斑入りではない緑一色の個体)の品種の斑入りのものが、生長に従って糊斑になることもあります。

少し糊斑から話は外れますが、不安定な斑入りのものは、後々糊斑を経由して、どんどん葉緑素を形成できなくなり全斑になる方向に進行する個体が多いように思います。

糊斑は、自然仔吹きでしか受け継がれない?

‘白蛇伝’や’白銀の露’のような糊斑は、自然な子吹きでしか同等の糊斑は得られないそうです。糊斑に遺伝性はないので、実生でも受け継がれないようです。また、葉挿しや胴切りでは、芽は青かおばけ(全斑の葉や株のことで生育不可能個体)になってしまい、同質の糊斑は望めないということです。

‘白蛇伝’の葉はフリマアプリでもたまに見かけますよね。承知の上でのチャレンジ購入でしたら、まったく問題はないのですが、そうでない場合は、株を入手するほうが得策でしょうね。

斑入りは簡単に増やせない

‘白蛇伝’や’白銀の露’のような糊斑品種以外でも、基本的に錦は、葉挿しや胴切りで良い柄の錦が出来る確率は低いのではないでしょうか。

我が家では斑入りのものは出来るだけ自然仔吹きを待っています。自然な仔吹きでも、もちろん青やおばけは多いのですが、斑入りも少数ながら出ます。その中でも大株になるまで、きれいなバランスの斑を保ち続けた個体は、やはりとても貴重だと思います。

ハオルチア グリーン玉扇 白斑 糊斑 琥珀斑 ホワイトクリスマス
グリーン玉扇白斑 ‘ホワイトクリスマス’ 糊斑

糊斑の有名品種

我が家で育てている安定した糊斑の品種をご紹介します。

‘白蛇伝’

いわずと知れた琥珀斑の名品’白蛇伝’。糊斑タイプの大型種です。希少価値が高く、価格も桁が違います。品格のある白さが際立つ大変美しい品種ですね。株も直径10㎝以上に育つというので見ごたえもあります。直射日光に気を付けて栽培します。

ハオルチア 白蛇伝 琥珀斑 糊斑
‘白蛇伝’ 

前述してますが、糊斑を選ぶときは、葉表は一様に琥珀斑で白、葉裏には、葉緑素がしっかり入っている株がいいと思います。上から見て、窓に葉裏の緑が透けて白い条理が浮き出てるのが’白蛇伝’の美しさの一つですよね。全斑の葉があると、その葉の窓だけ条理が浮き出ず真っ白になり目立ちます。やはり揃っていると美しいですね。

ハオルチア 白蛇伝 琥珀斑 糊斑
‘白蛇伝’  葉の裏は葉緑素がたくさん

我が家の’白蛇伝’は、葉裏にもしっかり葉緑素があるので、丈夫で育ちは早いです。

白蛇伝がなぜ高価なのか

前述のように’白蛇伝’は、葉挿しや胴切りでは、青(緑一色の正常個体)や全斑しか芽吹かず、自然の仔吹きでしか同質の個体が得られません。ただ、糊斑のものは、自然仔吹きの場合は、糊斑の性質はそのまま受け継がれるといいます。しかしながら、ある程度大きくならなければ、子も吹きません。また、花は咲きますが交配もなかなか難しい。ということで、見た目の美しさの点・大型種であること・繁殖に時間がかかるといった点で非常に貴重ですね。

下の写真は、約2年前の入手当時のものです。自然仔吹きで株分けした子株で、どの葉も葉裏に葉緑素がしっかり入っています。とても小さいですが、信頼できる方からの入手でしたし(これも大事ですよね。)、中~大株になると桁がもう一桁多くなり高価すぎて手がでません。当初は、こんなに小さくても、現在は径9㎝の鉢に植えている(上の画像)ので、2年でこんなに生長するなんて、錦にしては結構すごいのではないでしょうか。

ハオルチア 白蛇伝 琥珀斑 糊斑
‘白蛇伝’入手当時

ハオルチアの発根のさせ方についてはこちらに記事がございますので、ご興味があればご覧ください。

‘白銀の露’

‘白蛇伝’と並び高級品種です。こちらは割と古くからある白糊斑です。生長点が分頭して増えるので、株が乱れやすい傾向がありますが、窓の模様が規則正しく揃っており、ジオメトリックできれいな品種だと思います。こちらも自然な分頭でしか糊斑は引き継がれません。生長点付近は白斑部分も葉緑素があり黄緑色していますが、葉が伸びるに従って白くなります。

ハオルチア 白銀の露 琥珀斑 糊斑
‘白銀の露’
ハオルチア 白銀の露 琥珀斑 糊斑
‘白銀の露’

ミルキークラウド、ピリフェラ錦、白水晶、アイススプライト

ミルキークラウド、ピリフェラ錦、白水晶、アイススプライトの名称のものは、同品種のようです。我が家は、アイススプライトの名称で入手しました。リーズナブルな価格帯で入手できる人気の糊斑品種です。仔吹きしやすく、よく増えます。

ハオルチア アイススプライト 琥珀斑 糊斑
‘アイススプライト’

これらの品種で葉表が一様に真っ白の株にお目にかかったことないですね。葉表に筋が目立たず白いほうが当然見た目綺麗なのですが、多少なりとも葉表にも葉緑素の筋が出ているものが多いです。ですが葉先ふっくらと葉を詰めて育ててれば、緑の筋も目立たず綺麗です。ペラペラと徒長しやすいので、適度な水やりと照度で、ふっくらとした葉が、ぎゅっと詰まった株になるよう心掛けています。

ハオルチア アイススプライト 琥珀斑 糊斑
‘アイススプライト’

‘ホワイトクリスマス’

グリーン玉扇の白斑が’ホワイトクリスマス’ですが、糊斑のものが多いです。我が家の’ホワイトクリスマス’も琥珀斑です。子株も同じ糊斑で、たくさん仔吹きします。

ハオルチア グリーン玉扇 白斑 糊斑 琥珀斑 ホワイトクリスマス
グリーン玉扇白斑 ‘ホワイトクリスマス’ 糊斑
ハオルチア グリーン玉扇 白斑 糊斑 琥珀斑 ホワイトクリスマス
グリーン玉扇白斑 ‘ホワイトクリスマス’ 糊斑

2022年秋に大きそうな子株4つほど株分けしました。

現在の親株の様子が下の画像です。一度生長点の葉が白っぽい緑一色に変わったのですが、新芽は、また白糊斑に戻りました。糊斑特有の上に白がかかっている緑がべったり一面になると、やはり美観がかなり損なわれます。

ハオルチア グリーン玉扇 白斑 糊斑 琥珀斑 ホワイトクリスマス
‘ホワイトクリスマス’ 生長点はまた白糊斑に

‘ホワイトクリスマス’の斑は不安定で、生長点に緑が出たら、芽を摘んで脇芽を出す(胴切りと同じ)方法を取るしかないと言われてます。とりあえず今回は、また白く戻ったので芽を摘まず、そのまま管理しています。’ホワイトクリスマス’は、糊斑の品種の中では不安定ですね。

しかしながら、親も子も見るからに琥珀斑ですね。極上斑の子が出来れば嬉しいです。

ハオルチア グリーン玉扇 白斑 糊斑 琥珀斑 ホワイトクリスマス
‘ホワイトクリスマス’  葉緑素が練り込まれたような糊斑

‘ミルキーウェイ’

レツーサ系で、かなり大きくなります。こちらは葉の表も裏も葉緑素を練り込んだような糊斑です。葉表は、白に近いですが時々緑の筋も入ります。とっても丈夫ですね。径10㎝を超えてきて扱いにくいので胴切りしました。

ハオルチア ミルキーウェイ 糊斑 
クリーム色琥珀斑 ‘ミルキーウェイ’〔レツーサ系〕

胴切り後の上部の株が、上下の画像です。9㎝のプリステラに植えてあります。発根も早いです。

ハオルチア ミルキーウェイ 糊斑 
‘ミルキーウェイ’ 胴切り上部株

こちらが、胴切りの下部の株、芽が出てきています。この先、斑の状況がどう変化するかわかりませんが、今の状況では親株と同じような糊斑特性が出ています。葉緑素がほぼ全体に入っているような株なので、出てきた芽にも受け継がれるのでしょうか。先が見えてくるまでしばらくかかりそうです。この先も見守りたいと思います。

ハオルチア ミルキーウェイ 糊斑 胴切り
‘ミルキーウェイ’ 胴切り下部株

‘仙女冠’

全斑といっていいほど真っ白ですが、時折、葉の表裏に筋状に葉緑素が入ります。新葉は淡い緑色していますが、真っ白になっていきます。生長点付近に葉緑素があるから生きていけるんですね。おそらくですが。とても丈夫で、生長も遅いですが育っています。時々、子も吹きます。

ハオルチア セツリフェラ 琥珀斑 糊斑 仙女冠
セツリフェラ琥珀斑 ‘仙女冠’

糊斑になる一般的な品種の錦

錦は、どの品種でも糊斑になる可能性があります。以下のものは、我が家にあるハオルチアで、糊斑として購入したもの、または糊斑になったものをご紹介します。

ブラックオブツーサ錦

斑の状態は、葉表(内側)は全斑で、葉裏(外側)には、葉緑素がしっかり入っています。

ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑
ブラックオブツーサ錦 糊斑
ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑
ブラックオブツーサ錦 糊斑

ブラックオブツーサは人気の品種ですね。赤斑の個体もあります。我が家の個体は、日光下で淡いピンク色になります。

ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑
ピンクに染まった時

表皮は3層構造になっていて、糊斑は、上から1~2層が斑の層で、下に葉緑素を含む層があるそうですね。このブラックオブツーサは、葉緑素の含む層も1層以上あるのか、透け斑のようになっている部分もあり、陽にかざすと複雑な層の様子が見て取れます。葉裏は、純粋な糊斑と言えないかもしれませんね。でもきれいなので良しとします。

ハオルチア ブラックオブツーサ錦 糊斑

べヌスタ錦

我が家のベヌスタ錦ですが、ベヌスタ交配種の大型ベヌスタ錦かと思われます。尚、ベヌスタ錦の名称で入手しましたので、そのままの名称で記載させていただきます。

ベヌスタは、糊斑になるととても綺麗ですね。我が家のベヌスタは地味斑の錦でしたが、育てているうちに糊斑になりました。特に斑が純白な個体が美しいと思いますが、我が家のは、よく陽に当たるとわずかにピンクを帯びますので、完全な白斑ではありません。

ハオルチア ベヌスタ錦 大型ベヌスタ 糊斑 

それにしても、遮光した明るめの日陰で管理すると、かなりきれいな白です。

ハオルチア ベヌスタ錦 大型ベヌスタ 糊斑 

‘白狐伝’という白雪絵巻(白雪姫×ベヌスタ)の枝替わり(突然変異)品種がありますね。白狐の尾のような純白ふさふさの見事な琥珀斑で、見た目が大変美しいです。とても希少なので非常に高価で憧れの品種です。ベヌスタの糊斑の希少性はそれほど高くないのですが、良いものであれば遜色はないかと思いますね。

アトロフスカ錦

こちらは、派手斑が糊斑になってきています。派手斑が全斑になる途中経過が糊斑なのかも。アトロフスカは濡れたような光沢と透明の大きな窓が魅力です。斑はピンク色に紅葉します。窓から葉裏の緑が透けて綺麗ですね。生長点にも葉緑素があるのでしばらく大丈夫だと思います。

ハオルチア アトロフスカ錦 糊斑
アトロフスカ錦
ハオルチア アトロフスカ錦 糊斑
アトロフスカ錦
ハオルチア アトロフスカ錦 糊斑
裏は糊斑特有の斑の下に葉緑素の層に

新氷砂糖

‘新氷砂糖’はピグマエアとウィミーの交配種です。こちらも派手斑の糊斑になっています。日光下ではピンクになります。

ハオルチア 新氷砂糖 錦  糊斑 
‘新氷砂糖’
ハオルチア 新氷砂糖 錦 糊斑
‘新氷砂糖’

糊斑の管理・育て方

斑入りは、太陽光に弱く葉焼けしやすいので注意が必要といいますが、我が家では、斑の無い青のハオルチアと同じ環境で管理しています。我が家では、すべてのハオルチアは通年で直射日光を避けて育てるからだからかもしれませんが、直射日光を避ければ、まったく問題はないと思います。

水やりも斑の有無関係なく、同じように水をやっています。糊斑の品種は、思う以上に丈夫ですので、特別に気を遣うことはないように思います。

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コメント

  1. ハオ好き より:

    とてもよく書かれている記事ですね!
    ただこの記事のベヌスタ錦は、大型ベヌスタと言われているベヌスタ交配の斑入りになるかと思います

    • ハオ好き様

      こんにちは。
      ご指摘の通り、大型ベヌスタだと思います。
      ただ、ベヌスタ錦の名称で入手しておりますので、記事に一文書き添えさせて頂きます。
      コメントありがとうございました。

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