〔2019.12.27〕クリスマスリースをお正月飾りにアレンジし直しました。
クリスマスの時のリースはこちらです。
スキミアはヨーロッパで品種改良されクリスマスに人気の植物です。原種は日本のミヤマシキミ。雌雄異株で、特に雄株はつぼみが美しく品種改良されヨーロッパのクリスマス頃を彩ります。雌株の実は日本では『億両』と呼ばれる縁起物だそうです。雄株と雌株あわせると、一つの寄せ植えでクリスマスとお正月どちらもいけそう♪。というわけでカルーナも加えてアレンジを作りました。
写真は、ピックや木の実をつけてお正月/クリスマス・アレンジです。なかなかいい取り合わせで満足です♡。
我が家での三日月プランターの使い方やスキミアのアレンジで気を付ける点などご紹介したいと思います。
なお、今までに我が家で作ったクリスマスリースについてまとめた記事がこちらにあります。よろしかったら見てください。
三日月プランターの準備:麻布を張る
最近は麻布付きの三日月プランターを売っていますが、麻布が付いていない場合は自分で張ります。
材料
- 三日月形プランター
麻布は、幅30cm×50cm - レジ袋
レジ袋は、麻布の内張りに使います。麻布は目が荒くハンギングスタイルでは乾燥しやすいため、レジ袋を内側にはり、乾燥防止と土のこぼれを防ぎます。レジ袋はサイドにまちが付いているので、広げやすく使いやすいです。まち付きのものならビニール袋でも同じです。レジ袋には最後に穴を空けて、排水と通気性を確保します。
作り方
麻布の両端にギャザーを寄せて紐で留めます。麻布の端の部分から横糸などを抜いて使ってます。
ギャザーを寄せる時、左右の端は内側に向くようにしておくのがポイントです。
レジ袋を写真のように切って、底の部分を使います。三日月プランターや入れる植物苗の土の部分の高さを考慮して切ってください。また、あとで切ったり、折りたたんで調整できるので余裕をみて切ってくださいね。
麻布の両端をプランターの両端に差し込み、内側にレジ袋を広げ、写真のよう麻布の縁を内側に折ります。
麻布とレジ袋をプランターの針金部分にところどころ、針と糸とで縫って留めておくと、寄せ植えの時にズレないので作業しやすいです。
出来上がり
目打ちのようなもので、レジ袋にぷちぷちと何か所も穴を空けます。穴は、土がこぼれてこない程度の大きさの穴にします。水はけのよい土を好む植物を植えこむ場合は、たくさん空けたほうがいいと思います。植え付けてから、外から目打ちで空ける方法でもよいですよ。
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スキミアの植え付け&デコレーション
三日月プランターが出来上がったら、スキミアを植え付けます。今回はカルーナと一緒に3株を寄せ植えました。
クリスマス用デコレーション
植え付けた植物は左から
- スキミア・レッドドワーフ…雄株
ドワーフは花付きが良くコンパクトな姿のスキミアの矮小品種で、他にピンク・ホワイトがあります。 - カルーナ・オータムパレット〔白〕
- スキミア・ファイチー…雌株
千両や万両よりも実が大きく億両と呼ばれています。雌株には他にスキミア・テンプテイションやリーベシアナなどの品種があります。
使用したデコレーションは
- デコレーションピック
- 松ぼっくりなどの木の実数個
グルーガンや接着剤で針金を木の実に接着し、プランターの金網部分に留めています。
です。
お正月用デコレーション
使用したデコレーションは
- デコレーションピックと、ミニお正月飾りに松葉をプラス
- 松ぼっくりなどの木の実数個
グルーガンや接着剤で針金を木の実に接着し、プランターの金網部分に留めています。
です。
スキミアの特徴
スキミアは雌雄異株です。11月~12月に流通する赤や薄緑のつぼみを鑑賞するタイプのものは雄株です。雌株は、同時期、赤い実をつけています。実をつけるのは雌株だけなので来年も結実させたい場合は、雄株と雌株、両方入手して近い場所で育てます。
耐寒性、耐陰性もすぐれており、直射日光は避けます。ですので陽当たりの悪い北側などにぴったりの植物です。
我が家の玄関は北側なので、陽当たりも悪いですが、スキミアの寄せ植えを安心して飾れます。今回、コンパクトなサイズのスキミアを見つけたので、一緒に玄関飾りに仕立てました。
実が有毒なので置き場所に注意
スキミアの葉や実は有毒です。実など誤食すると痙攣性の中毒を引き起こすそうです。小さいお子さんなどが誤食しないように、置く場所など、くれぐれもご注意ください。
植え付け時の注意点
スキミアの注意点
酸性の土を使う
痩せた酸性土壌で水はけがよい状態を好むので、鹿沼土を使います。鹿沼土が主体の『山野草の土』もいいですね。
寄せ植えするなら酸性土壌を好む植物と一緒がいいですね。カルーナなど相性がいいです。同じような性質を持っている上にカルーナは、目立ちすぎず寄せ植えを引き立てる冬の名脇役ですね。
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根を崩さずそのまま植える
根を痛めると生長の遅いスキミアは、ダメージが長引くので根を崩さずそのまま植え付けます。我が家では三日月プランターに根を崩さずそのまま配置し、隙間を『山野草の土』で埋めました。『花ごころ』さんの山野草の土は、鹿沼土に根腐れ防止のゼオライトが配合されており、粒も大きいので、水はけよくスキミアやカルーナにぴったりです。お正月が終わると、そのまま鉢植えに植えなおそうと思います。
なお、三日月プランターに植えこむ際、スペースが狭い場合は、カルーナの株を横から圧縮して植え付けるとよいです。スキミアの株は崩さないように気を付けましょう。
カルーナの注意点
カルーナも痩せた酸性の水はけがよい土でよく育ちます。ただし、乾燥にも弱いので、用土が乾いたら水やりをします。耐寒性は強く、夏の高温多湿に弱いのも、スキミアと同じです。ただしカルーナは陽当たりを好みます。スキミアとの寄せ植えも直射日光の当たらない明るい日陰で育てるといいと思います。
スキミアの詳しい特徴や育て方については、こちらの記事にまとめています。よかったら見てくださいね。
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