‘バラ典’は、日本の古い園芸種なのですが、今ではかなりレアなコノフィツムになっています。なんといっても他のコノフィツムにない花の色が魅力です。ずんぐりとしたライトグリーンの球体は肌の質感も独特な感じです。
‘バラ典’の花
昨年ようやく憧れのバラ典を入手してから一年。分球して4つになったバラ典が11月初旬に開花しました。開花して初めの頃は鮮やかな濃赤紫色なんですが、数日するとマゼンタ色に近くなります。
花弁の先端が内側に少しカールするのも特徴の一つです。
数日経つと花弁の表側の中ほどが色褪せて白くなってきます。
色もくすんできますが花弁の裏側は色味が残っています。
コノフィツムによくある紫・ピンク系のカラーのオーロラと色の違いを比べてみました。’バラ典’の赤紫は、やっぱりコノフィツムでは類い稀なカラーです。まさにローズ色ですね。
日本古来の’バラ典’を入手するには?
どこかで札違いになり、’バラ典’として出品されているものがあります。日本古来の本物の’バラ典’を判断するには、球体の形や色の特徴は、撮り方次第で画像では判断しにくい場合もありますので、入手される際は、球体の特徴だけでなく、開花している花の色と特徴も確かめるとよいでしょう。もっとも花の色も撮影条件で随分と変わりますし、肉眼とカメラ画像では色味の差が多少出ますので、最終的には自己判断になります。ですので、信頼できる出品者さんであることも大事ですね。
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