1年前、20年使っていたキッチンのセルフリフォームとともにキッチンボードを買い替えました。かなり古くなって目立つ傷もついていたのですが、買い替えの機会に今までの不満点が解消されるものが欲しかったので、キーノートに出会えた時はこれだ！って思いました。ですが、お値段も市販品のキッチンボードの中でも上位クラスなので、よくよく考えて購入しました。購入を考えていた時、ネットで口コミなどが少なかったので、今後購入を考えていらっしゃる方の参考になればと、使ってみての感想を書くことにしました。
キーノートについて
キーノートは、キャビネットやカラーをカスタマイズできるタイプのキッチンボードです。
このキッチンボードの一番の特徴は、やはり自由にディスプレーできる上キャビネットです。背板のレールに棚板やボックスを取り付けます。棚板やフックなどは、オプションで選ぶことができます。両サイドがアイアンフレームになっているため、空間が広く見えます。
我が家の置き場所
我が家は独立型キッチンです。自分たちで、床・壁・収納扉のリフォームをしました。その際にキッチンボードのみ買い替えました。下の写真の向かって右に置いてあるのがキーノートです。我が家が選んだのは、総幅140㎝で、上キャビネットはハイタイプ(ロータイプもあります)、100㎝幅の引き出し4段と、40㎝幅の家電収納(炊飯器など)＋引き出しタイプです。家電収納部もアイアンフレームになっているタイプを選びました。
おしゃれで『見せる収納』を意識したキチンボードだと思うので、我が家のような狭い独立型キッチンに置くとキッチンボードの良さが生かせないのではないのかと思われるかもしれませんが、そうでもありません。
家電やキッチン道具など、高さの違うものを並べると空間的に無駄がでるものですが、幅の狭い棚板を配置することによって、空間を有効に使うことができます。また、日頃使うものを厳選して、使いやすい所に配置したいというニーズにはぴったりだと思います。我が家では、食器類は別の収納棚に置いていて、ほぼ日常的に使用するキッチンツールや常備野菜・果物を置いていて、一目瞭然なので、調理もはかどります。
それに、なにより、使いやすくおしゃれなキッチンのほうが、気分があがります。コロナ禍で家族が家にいる時間が増え、3回食事を作るとなると、モチベーションを上げて維持する工夫が必要です。使いやすくお気に入りの空間にして、キッチンに立つのを楽しくして、このコロナ禍を乗り切りたい！という思いです。
上キャビネット
上キャビネットは、ハイタイプとロータイプ
ハイタイプ(上下キャビネット合わせた高さ202㎝)は、棚を取り付けられるレールが4本、ロータイプ(高さ170㎝)は、3本になっています。我が家はハイタイプですが、正直一番上の棚には日常使いするものを置いていません。一番上の棚は、IKEAのバスケットがぴったり入ったので、4つ並べて、ふきんや空容器、乾物など軽めのものを入れています。身長156㎝の私でもバスケットなら手が届いて下すことができるので、使い勝手はいいです。
サイドがアイアンフレーム
アイアンフレームが開放的で空間に広がりを与えるメリットがあります。さらにオープンスペースで両側が壁に接しないような場所に置くと、とてもおしゃれな雰囲気になると思います。
壁側面にコンセントがある間取りには思わぬメリットが
我が家では、片側を壁にぴったりつけています。実は、非常にレアケースながら、アイアンフレームにすごいメリットがありました。というのも我が家のキッチンのコンセントは、キッチンボードのサイドの壁中央についているのです。このため、よくあるタイプの側板のあるキッチンボードでは、側板に穴をあけるか、プラグを挿す分だけ壁とキッチンボード側板の間を空けなければなりませんでした。なのでアイアンフレームで、コンセントが隠れないキーノートは、横を壁にぴったりつけることができて空間的な無駄をなくすことができました。これによって、以前は置けなかった140㎝幅のキッチンボードを置くことができるようになりました。同じようなことで悩んでいるご家庭があれば、キーノートはおすすめです。
フックをかければ…
余談ですが、アイアンフレームには、フックをかけたり、スプレーボトルをひっかけることもできます。
棚やボックス、フックのカスタマイズ
棚は奥行が2通りと幅にバリエーションがあります。スターターキットは、キャビネットサイズの合わせた棚とフック4つのセットで、何を選んだらいいかわからない場合に便利です。写真の丸印の棚とフックがスターターキットです。我が家は、スターターキットの他、底面モイス付きのハーフボックス(写真右オープンレンジ上)を購入し、後に一番小さいサイズ35㎝幅の棚板(写真左オープントースター上)を買い足しました。通販で買い足しできるので、はじめから棚やボックスなど揃えなくても大丈夫です。ただし、納品は3週間くらいかかりました。
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裏面モイス付きハーフボックスは、オーブンの上にレイアウトできるので便利です。我が家は、ウォーターオープンでかなり水蒸気がでるので、モイスは役立っています。
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棚板もフックも丈夫で強度があり、細部に気を配ったデザインだと思います。
下キャビネット
下キャビネットのカラーや背板の色をどう選ぶ？
下キャビネットの戸の基本色は10色あります。パールホワイト以外は、カスタマイズ色で納期がかかります。さらに背板も基本色が6色あり、ホワイト以外は、カスタマイズ色で納期がかかります。背板のカスタマイズ色は価格アップにもなります。販売店によっては、どちらのカスタマイズ色も3週間～7週間くらいかかります。ここはちょっと長く感じますよね。
カラーバリエーションを見て比較できる販売店
ネットやカタログで選ぶよりも、やはり現物をみたいと思いますよね。綾野製作所さんのキーノートのHPにキーノートを取り扱っている販売店を検索できるところがあるので、検索して問い合わせてみるといいと思います。ですが、昨年購入前、何軒か問い合わせしたり見に行ってみたのですが、キーノートは一台だけという家具屋さんが多く、しかも同じ色の組み合わせだったので色の比較ができませんでした。今は増えているといいのですが…。綾野製作所さんの別ラインのキッチンボードに同じ色のものがあるので、それは参考にできそうです。
我が家は、戸がVブラウン木目(ツヤあり)、背板はBを選びましたが、その組み合わせを実際にみて、落ち着いた色調で高級感があったのが理由です。今もこれを選んで間違いなかったの思っていますが、できれば基準色の組み合わせも見てみたかったし、比較してみたかったと思います。
下キャビネットの戸の開閉
引き出しの開閉はとてもスムーズで静かです。ドイツヘティヒ社の引き出しシステムをつかっているとか。
使ってぴったりのキッチン用品
IKEAのバスケット
 | 価格:2580円 |
フルーツボウル
常備野菜や果物、我が家は少量を買い足すようにしているので、上のフルーツボウルが、とてもぴったりで重宝しています。スチールのダブルメッシュでデザインも通気性もいい感じです。大きさ高さの違う2種類があるのも使い分けができていいです。
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