
リフォームの際、照明の位置を変えたいってことはありませんか? うちには以前からダイニング・テーブルで使っているペンダントライトがあります。ルイスポールセンのアルバスルンペンダントです。
ルイスポールセンといえぱph5 やアーティチョークなど名作ぞろいですが、アルバスルンはちょっと山小屋のランプを思い起こすような男前な感じで気に入っています。クリアガラスの白熱灯を使えば、光が拡散してキラキラととても美しいのですが、残念ながら現在は光熱費削減のためLED電球です。LEDのクリアガラス電球が発売されていますが、高いので買い替えるかどうか迷ってます。
話を戻しますと、2年ほど前までダイニング・テーブルは円形テーブルだったので、ルイスポールセンのアルバスルンペンダントを1灯で使っていました。ダイニング・テーブルを現在のカリモクの長方形のテーブルに替えてから、1灯では心もとなくなっていたので、今回のリフォームの際にもう1灯買い足して2灯にしたいと思いました。実はアルバスルンペンダントは既に廃盤になっているのですが、ネットで色々と検索し「あかりや長介」さんから正規品を購入することが出来ました。
と、アルバスルンペンダントを買うところまでまでは良かったのですが、もっと大きな問題があります。我が家のローゼットの位置が、ちょうどよい位置に無いことです。
ダイニングテーブルとローゼットの位置関係

図のように部屋のローゼットの位置は、テーブルを置きたい位置の外側にあります。ローゼットの位置にアルバスルンペンダントを付けるのはあり得ないです(頭打っちゃう)し、かと言ってアルバスルンペンダントをやめるという選択はしたくありませんでした。
アルバスルンペンダントを諦める代わりに、ダンイング・リビングに吊天井を造作して埋め込み型ダウンライトを付けることも検討しましたが、天井が100mmも下がることや、エアコンの取り付け位置も変更しなければならなくなることなど、思いのほか面倒なのと費用がかさむことになるので、やはりダイニングはアルバスルンペンダントにこだわりました。
そういえば、不思議なことにリフォーム業者さんと見積もりなどの話をしていた際、業者さんの方からは家具の位置の話は出ても照明の位置の話は殆ど出たことがなかったです。気付きにくいところなのかもしれませんね。見積もり漏れがないように気を付けた方が良いと思います。
ダクトレール(ライティングレール)を使う
そこで考えたのがダクトレールです。ローゼットにはめ込むだけの工事不要のダクトレールがもっとも簡単で安く上がります。左右振り分けタイプやスライドするタイプなど結構充実しています。しかし、我が家の場合は延長できるアームの長さや耐荷重が合わず、天井に直接ダクトレールをつける工事をしてもらいました。その際、チェストの方が少し暗く感じたのでレールをL字に引いてもらい、スポットライトで補いました。


リフォーム業者の担当者さんは、あまり電気工事に詳しくないようで、電気工事専門の方と直接相談ながら取り付けました。ダイニング以外では、ピアノコーナーのLEDスポットライトやエコカラットのLED間接照明を付けました。


ピアノコーナーとエコカラットの間接照明は、電気がきていなかったのでリフォーム時に配線してもらいました。
思ったより高かったのはスイッチ類です。調光スイッチが結構高いです。当初はシーリングライトなども調光スイッチにしたかったのですが、予想以上に高価なのとスイッチ盤が大きくなってしまうので、調光スイッチは調光機能が欲しいエコカラット間接照明のみにしました。シーリングライトはリモコンで調光しています。
エコカラット部の間接照明については、照明器具の選択や造作など自分たちで調べて、大工さんや電気工事の方にオーダーしました。壁はライトそのものをうまく隠すように造作してもらい、その隙間に合うように照明器具を選び、いざというときは照明器具の交換ができるように取り付け方まで大工さんと電気工事の方に直接相談しました。
間接照明は、取り付け方やライトによって光の広がり方が色々と変わるので、良く調べた方が良いと思います。パナソニックさんのサイトの情報はわかりやすくてよいと思います。
結果的にエコカラットを綺麗に見せることもできたので満足しています。
照明にかかった費用
ダイニングのダクトレールとこれらを併せた費用は下記の通りです。
ダクトレール
- ダクトレール2本
¥ 9,100 - 部材(ジョイナー・プラグ)
¥ 4,500 - 取り付け費
¥15,000
ピアノコーナー
- 配線
¥ 16,000 - スイッチ・器具取り付け
¥ 8,000 - ダクトレール
¥ 5,600
エコカラット間接照明2本
- 照明
¥39,200(定価の70%) - 調光スイッチ
¥ 9,100(定価の70%) - 配線・器具取り付け
¥15,000
電気工事は、部屋のリフォームを担当する大工さんと連携を取りながら進められます。
リフォーム業者さんによっては、電気工事一式といった方法で見積もられる所と工事一つ一つに見積もりを出す業者さんとありましたが、最終的にお願いしたリフォーム業者さんは後者のタイプです。内訳がわかるとリフォーム箇所を一つ一つ検討しやすいです。
照明器具類は自分で購入したらもっと安く手に入りますが、配線工事を伴うものは業者さんに手配してもらう方が少々高くてもトラブルがないと思いました。しかし、ライトそのものなどの工事の必要のない照明器具などは自分で購入したほうが安上がりです。ですので、ダクトレール用のスポットライトは自分で購入しました。
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