夏の間は青々としたハオルチアの葉も、秋口から少しづつ寒気にさらされて、緑が薄れていき、冬場から早春にかけて美しく紅葉します。ロゼアを含めシンビフォルミスの仲間は、紅葉しやすい品種です。
紅葉を楽しむために冬の間もベランダで管理してます。色づきは天候に左右されますし、自然まかせなのですが、よりきれいに色づくよう、管理場所や水やりなどを試行錯誤しています。
我が家のシンビフォルミスの紅葉をご紹介します。
ロゼア
いくつか草姿が違うロゼアをご紹介します。
N-3は、ころんと丸い葉がかわいいですね。淡いピンク~薄紫のニュアンスカラーが魅力です。
The Glen-2は標準的なロゼアの姿をしています。我が家の環境では、The Glen-2は、他のロゼアより色づきが早く、秋が深まる11月頃から赤味が差してきます。2月中旬頃はもっとも赤味が強く、全体が赤紫に染まります。春に近くなると、赤味が褪めて淡いピンクに変わります。この移ろいが魅力ですね。
ダルマK-1は、ダルマ葉が特徴で、ライトグリーンの葉の先をピンクに染める可愛らしいロゼアです。陽当たりの良い所にずっと置いておくと5月頃には、全体が赤くなります。
この記事の3種の他にも、いろいろなロゼアの紅葉について紹介している記事がこちらにあります。よろしければご覧ください。
京の華
黄色~オレンジ系に色づく京の華。
京の華1頭 ハオルチア Mサイズ5.5cmポット hawrthia cymbiformis 小〜中型種 仔を出すタイプ きれい 寄せ植えにも 多肉植物 透明窓 価格:583円 |
キサンタ・ゴールド
色素変異体で、黄色が強い個体です。
カナ(カーナ)
ロゼアと同じくピンク系に染まります。我が家には、採取地が異なる2種のカーナがあります。
ハオルチアの紅葉はスモーキーなニュアンスカラーなんですが、下の画像のLushington Kowie産のカーナは、比較的澄んだピンクに染まります。
同じ産地で同品種でも、葉の形や色づきが異なる場合もあります。例えば、Lushington Kowie産でも色づきや葉のかたちが違うカーナがいくつか存在します。
ですが、下の画像のカーナのように採取番号が付いているものは、同じ番号なら同一のものになります。
ロゼア (Haworthia rosea IB15104,08-192-3)→カーナ(Haworthia cana IB15104,MH08-192-3)
ロゼア(Haworthia rosea IB15104,08-192-3)として数年前に入手しましたが、最近、ヤフオクにて、同じIBナンバーのものが、canaで出品されておりました。正確には、H.cana MH08-192-3 IB15104 です。08-192-3は何のナンバーだと謎だったのですが、MHナンバーだったのですね。MHご本人からの出品だったので、こちらの名称がおそらく正解ですね。細葉なのでホントにロゼア?と思っていましたが、カーナ(カナ)だったんですね。
とはいえ、私が入手したのは数年前のことで、MHご本人からではないので、お分け頂いた方もおそらくroseaの名称で入手され、かき仔を販売されていたんだと思います。問題は、この苗はどちらの名称で扱うべきか…ですよね。答えは出ませんが、ロゼアとカーナは近縁種ですし、この種がピンクに染まる可愛いらしい草姿なのに変わりはないですから、ロゼアで購入したけど恐らくカーナというスタンスでいこうと思います。
ところで、下のコは、上の親株のクローンなのですが、水を吸ってプクプクになった状態です。まったく違う品種のように見えますよね。こっちの草姿ならロゼアっぽい。葉の形を見れば同じなんですけど、ロゼアやカーナは、育て方次第で見た目や印象が割と変わりますね。
また、IB15104は、下の『ピンクのシンビフォルミス』(入手時の名称)と似た感じがあります。
ピンクのシンビフォルミス
細葉で、外側から、とても可愛らしいピンク色に染まります。この名前で入手しました。そのまんまでわかりやすいですが、こちらもカーナかもしれません。
きれいなピンクに容易に染まるので、お気に入りです。
玉映
ウンブラティコラの変種ですね。3センチくらいで大人のハオルチアです。よく増えて、株分けしても発根も容易です。この可愛らしさで丈夫なので、育てて満足のいくハオルチアです。ネットショップの『多肉永遠』さんで購入しましたが、玉映という品種は、このショップでしか見ないですね。オリジナル品種なのでしょうか。
ライトグリーンにピンクが入り混じり、ポップで可愛らしい美しさです。
玉映 ハオルチア Mサイズ5.5cmポット hawrthia umbraticola var.gyokuei. 極小型種 仔を出すタイプ きれい 寄せ植えにも 多肉植物 透明窓 価格:1650円 |
セツリフェラ 琥珀斑 仙女冠
これは、糊斑で紅葉しませんが、白が非常に美しい品種です。色変わり品種ということで、加えてみました。真っ白ですが、時折、緑が筋状出るし、生長点あたりは葉緑素を持っているので、ゆっくりですが問題なく育ちます。糊斑は、案外丈夫で育てやすいです。子株も時々出ます。
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