夏の間は青々としたハオルチアの葉も、秋口から少しづつ寒気にさらされて、緑が薄れていき、冬場から早春にかけて美しく紅葉します。
ロゼア

2月下旬頃から徐々に色づいてきました。うちのロゼアはN-3で、少しくすんだピンク~薄紫に色づきました。ロゼアには数種類品種があって、もっとかわいらしいピンクに色づくものもあるのですが、この品種の色もかたちもノスタルジックな独特の美しさがあります。
他の紅葉系のハオルチアより色が変わるのが遅く、ピークの時期はもう少しあとになるかもと思っていたんですが、2021年の今年は、3月中旬でもうけっこう暖かいんですよね。もうピークを終えた多肉で徐々に緑になっているのもいるんで、ひょっとしたら今年は今がピークかもです。
9月に入手したときは思った以上に濃い緑のロゼアでしたが、冬季の低温〔5℃~8℃程度〕にじっくりとさらし、水分を控えめにして葉緑素の分解を促進しつつ、昼間は日向で管理しました。0℃近くなる時や冷たい雨や雪の日などは、室内に入れていますが、基本屋外に置いています。時間をかけてゆっくりと仕上げている感じです。水やりは、控えすぎるとぱさぱさになるので、葉の様子を見てあげています。

京の華

黄色が色濃くなり、葉先がほんのりピンクオレンジに色づく感じが最高にかわいいです。光が強めだと全体に赤味が強くなっていきます。ちょっと赤くなりすぎたと感じたときは日当たりを調整しています。
この黄色い色は、光合成の補助酵素として働くキサントフィルやカロテンなどのカロチノイド色素の色です。黄色~橙色していて、すべての植物の葉や茎に含まれています。通常は緑の色素のクロロフィルが多いのでこの黄色は隠れていますが、クロロフィルが少なくなるとカルテノイドが目立つようになるのです。低温環境でクロロフィルは分解されますが、クロロフィルに比べてカルテノイドは分解速度が遅いので色が残るんですね。
冬期強い直射日光を当てていると、いきなり赤く発色してしまいます。赤くなりすぎずに黄色い色を残すには、強い直射日光を当てず、適度な日差しに調整してじっくり焼くといいと思います。低温と日差しが紅葉のカギですね。あとは、微妙な水やり加減でしょうか…。

白桃のような色合いがかわいいですね。
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キサンタ・ゴールド

色素変異体で、黄色が強い個体です。2~3日陽に当てないとライムグリーンに戻ります。太陽光に敏感で、結構すぐ赤味を帯びるので、これも京の華と同じく日当たりで赤味を調節してます。

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玉映

ウンブラティコラによく似ています。3センチくらいで大人のハオルチアです。ともかく増えやすいし、株分けしても発根も容易です。この可愛らしさで丈夫なので、育てて満足のいくハオルチアです。ネットショップの『多肉永遠』さんで購入しましたが、玉映という品種は、このショップでしか見ないですね。オリジナル品種なのでしょうか。
蛍光っぽいライトグリーンとピンクが入り混じった紅葉になりました。全体にパステルなピンクオレンジ目指していたんですが、ムラがある仕上がりに。思ったように紅葉させるのって難しいですね💦。『玉映』冬の間、寒気と直射日光に当てていたので、ちょっと子株が赤くなりすぎました。それと水やり…。葉が小さい品種は水を切りすぎると、ぱさぱさカサカサになってしまうので、水やり加減も難しいです。
最近暖かくなって、中心部が緑に戻ってきたのでちょっとピークは過ぎたかなって感じです。
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セツリフェラ 琥珀斑 仙女冠

これは、糊斑で紅葉しませんが、白が非常に美しい品種です。色変わり品種ということで、加えてみました。一応すべての葉の裏側に緑の部分が筋状にあるので、問題なく育ちます。糊斑は、案外丈夫で育てやすいです。

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