カリモクのテーブルの特徴と使った感想

経年変化前

我が家は、カリモク家具の品質とデザインに魅せられて、いくつかの家具を持っています。

子どもの学習デスクにはじまり、ダイニングセット、ソファ、センターテーブル、主にパソコン用に使用しているサイドテーブル、ブックシェルフと揃えました。木の素材としてはブラックチェリーが好きで、カリモクのブラックチェリーは、色味が一段と鮮やかに感じます。

カリモクといえば、ダイニングテーブルが人気かと思いますので、その特徴や購入後の感想をまとめてみました

カリモクの中には、ドマーニやカリモク60といったブランドがありますが、製品ラインが違いますのでここでは、一般のカリモク製品について書きます。

巾ハギ無垢材

ダイニングテーブル

カリモクの木製品は巾ハギ無垢材を使っています。一枚板の無垢材と違い、いくつかの巾のせまい無垢材を並べて接着し一枚にしています。テーブルではほとんどがこれだと思います。板の並びが目立たないものも多いです。

COM(カスタムオーダーマイン)

標準はオーク材で塗装色を選べます。テーブルの大きさや椅子の張地などもお好みに合わせて選べます。

プレミアムオーダーでは、オーク材の他の、ウォールナット材、メープル材、ブラックチェリー材が選べます。オーク材に比べ、この3種は少し価格が上がります。また、受注生産のため納期も長くなります。ものによりますが1カ月から1か月半くらいでした。

仕上げはウレタン塗装

カリモク製品タグ

ウレタン塗装といっても、テカテカせず、自然な感じで木の素材感は生きています。

ポリウレタン樹脂塗料で仕上げた特殊な塗装で木目をありのままに生かすカリモク独自の技術だそうです。一般的なオイル仕上げに比べて耐久性、防汚性に優れているそうです。

うちには、別のところから購入したブラックチェリーの巾ハギ天板のチェストがありますが、そちらはオイル仕上げです。触った感じを比較すると、木の柔らかみというかしっくりとなじむ感じはオイル仕上げです。わずかな木の凹凸のせいでしょうか。カリモクのウレタン塗装は、つるっとした感じです。

どちらがいいというのはありませんが、やはりメンテナンスの点で違いが出てくるかと思います。

オイル仕上げとの比較

ウレタン塗装も傷がつきます。強度についてはオイル仕上げとあまり変わらないのではないでしょうか。

多少の傷や凹みならオイル仕上げのものは自分で修繕可能ですが、ウレタン塗装のものは傷ついたら自分で修繕できません。

オイル仕上げのものの修繕方法は、すれ傷のような浅いものは、サンドペーパーで少しこすればいいですし、少しの凹みなら、凹んだところに10分程度水を含ませた布を置き、スチームアイロンをかければ目立たなくなります。そのあとで、オイルを塗っておけばOKです。ですが、ウレタン塗装はそういうわけにはいきません。

テーブルの傷

うちは、テーブル購入早々、不注意で小さな傷をつけてしまいました。傷がついた時に、濡れたティッシュを置いてみましたが膨らむことはありませんでした。

オイル塗装のものは、傷も思い出といったおおらかな風情がありますが、ウレタン塗装は、表面がものすごくなめらかなために傷が目立ちやすく痛々しく見えてしまいます。少しくらいの傷で修繕に出すのはもったいないですし、この傷のことは戒めとして、ウレタン被膜がはげるまできれいに使っていきたいと思います。

テーブルクロスを敷く?敷かない?

オイル仕上げの弱点は汚れですね。水に弱く、濡れたものを長時間おいておくと輪染みになってしまいます。

ウレタン塗装は、濡れたものをおいてもオイルに比べれば強いです。水滴がついたまま放置していた時、ふきんで拭いた時は、白く跡がみえますが、完全に乾くと消えます。ですが、やはり濡れたものは直接置かないようにしています。

ビニールなどのテーブルクロスは、傷防止にいいと思いますが、せっかく無垢のテーブルを買ったのにその質感を味わえないのは残念な気がします。普通のビニールなどのテーブルクロスは、テーブルの被膜や木の呼吸を損なうようで、カリモクではお勧めの高品質なビニールマットを紹介してくれました。

我が家は、しばらくクロスをかけずにテーブルを使って、メンテが大変なら購入と思っていたのですが、結局購入せず今に至ります。

使っていて思うのですが、小さなお子さんがいる場合は、リーズナブルでタフなテーブルにするか、オイル仕上げでもウレタン塗装でも日常的に厚手のマットを敷いておくのが気苦労なくていいと思います。

無垢材を素で味わうのは、お子さんが落ち着く年齢になってからがおすすめです。うちは息子が中学に入学してから、買い替えました。

ビニールクロスの代わりに厚めのランチョンマットを使う

ウレタン塗装も案外弱く、ちょっと食器をずらしただけでもすり傷がつく場合もあります。なので、ランチョンマットを敷いて、その上にしかものを置かないようにしています。また、木製正方形の鍋敷きをテーブルのセンターに並べてそこに鍋やポット、大皿料理を並べます。テーブルクロスのように大きくないので、汚れたら拭くのも、取り去るのも簡単です。

一度習慣つけたら案外楽ですよ。テーブルの傷も一度きりでついていません。

センタークロスなども敷くときがありますが、材質によっては敷いたままではよくないです。

特にブラックチェリーは、経年で色の変化が大きい材質です。納品時は、鮮やかなピンクがかったオレンジですが、経年とともにブランデーのような深い色にかわります。買って半年の色の変化が特に大きいのですが、その時期に部分的にクロスをかけたままになっていると、その部分だけ色の変化が遅くなります。長期間同じところにものを置かないように気を付けたほうがいいですね。

我が家では、日中テーブルの上を全部かたづけて、ものを置かない状態しています。

ブラックチェリー材の特徴について

ブラックチェリーの魅力といえば、しっとりとして、かつすべすべしたきめの細かい独特の手触りと、木目だと思います。

経年変化前
<購入直後>

経年変化後
<1年半後>

一方で、上にも書きましたが、経年によって色の移り変わりが激しいのがブラックチェリーです。このテーブルは、購入から1年半経過しています。購入時に撮った写真と比べて、随分変わったな~って思います。これがブラックチェリーの魅力の一つですね。巾ハギ材の場合、見ての通り木の一本一本にも色の変化の差が出てきます。

このようにブラックチェリー材は、経年変化で色が変わりますし、購入してから半年の変化は特に大きく感じられると思います。ですので、テーブルと部屋の色のバランスを考えるときには、ある程度経年変化した後の色で考えると自然と長く使えると思います。

ガムポケット

また、ブラックチェリー材には、ガムポケットと呼ばれる黒い斑点や筋状の模様が入るのも特徴です。

カリモクは受注生産なので、どんな木目のテーブルが納品されるかは選べません。ガムポケットの入り方も色々です。来てからのお楽しみということになります。それも味の一つとして受け入れる覚悟が必要ですね。今まで大きなガムポケットの製品には当たらず、いいものが納品されていますけどね(^^♪

カリモクのショールームがいい

購入前にカリモクのショールームに行ってみてください。同じ家具でも材質違いのものが展示されていたり、床材とのマッチングが見られるように一つの部屋を模した展示があります。座ってみたり見比べたり、ご自分の部屋においた場合をイメージしやすいですよ。予約も必要ありません。商品説明のためにショールームの方に同行してもらうことも、自分たちだけで回ることもできます。

一生使える上質な家具を選んで、経年変化を楽しむのもいいものです。

ご購入を考えていらっしゃる方、どうぞいい家具とめぐりあえますように。

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