レウィシア・コチレドンは、ロゼッタ状の多肉質の葉を持つ北アメリカの高山原産の植物です。ロゼッタ状の葉の真ん中から茎が伸び写真のような色鮮やかな花を咲かせます。高山原産なので、寒さに強く高温多湿の夏が苦手です。レウィシア・コチレドンは学名で、一般名はレウィシア・エリーゼというらしいのですが、この品種は、園芸用に品種改良されたもので、四季咲きで従来のものより育てやすくなっているそうです。
葉が多肉質なので、用土や育て方は、ほぼ多肉植物と同様で大丈夫。一株でも十分可愛らしく美しいのですが、色を違えて数株寄せ植えすると見応えがある一鉢になります。我が家も3月に植えたばかりですが、年間通じて様子をご紹介したいと思います。うまく育てられればですが…。
レウィシアの植え付け
レウィシアを植え付ける際の用土は、培養土を使うなら『山野草の土』が適しています。
根は蒸れに弱く水はけのよい土が適しているので、我が家では、鉢底に軽石をたくさん入れ、『山野草の土』をメインに、ゼオライトが配合されている『サボテン多肉植物専用培土』と『あくぬきベラボン』を混ぜたもので植え付けました。ゼオライトは、根腐れ防止に効果的ですし、ベラボンはヤシの実の繊維で乾くと縮んで隙間をつくってくれるうえに、吸水性・保水性・排水性にすぐれています。
水やりが多少多かろうとベラボンがうまく調節してくれるので、水のやりすぎで根腐れさせてしまうといった失敗が起こりにくいと思います。我が家での経験的な感想ですが、ゼオライトとベラボンは、湿った状態をきらう多肉系植物を簡単に上手に育てることができる優れた用土だと実感してます。ですので我が家では植え付けや植え替えの際にゼオライトとベラボンは多用しています。
また、元肥に、マグァンプKを鉢の号数に併せて適量入れています。
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レウィシアの育て方
耐寒性はあるが、高温多湿の夏に弱い
レウィシアは、夏越しが難しいようですね。多肉質の葉なので、年間通して水やりは少な目で乾燥気味に育てます。春秋型の多肉植物と同じく、夏場は直射日光を避け、出来るだけ涼しい場所で水を切るくらいがいいようです。高温多湿の夏に水やりすると蒸れて腐ってしまいます。
我が家は南側のベランダで植物を育てているのですが、春秋型の多肉植物は、毎年夏は置き場所を移動させてなんとかやり過ごすように育てています。レウィシアもそんな感じでしょうね。
一年草の季節の花として夏まで楽しむならあまり難しくはない植物なんでしょうね。
年間を通じて、屋外の風通しの良い場所で乾燥気味に育てる
冬は陽当たりのよい場所で、春や秋は明るく風通しの良い屋外で管理するとよいようです。水は、完全に土が乾燥してからたっぷり与えます。我が家では植え付け時に水やりして10日経ちますがまだ水やりしていません。問題なくみずみずしく元気です。多肉質はほったらかして育てればちょうどよいくらいですね。夏場は状態を見て水を切り、冬場は水やりの頻度は少なく育てる予定です。うまく夏越しできればのお話ですが。
水やりの際には、葉や花に水がかからないように注意
水やりの際は、ロゼッタ状の葉に水がかからない様に葉をよけて、根元の土の部分に水やりします。
肥料やりについて
もともと多肉質の高山植物なので、肥料はあま必要ありません。花の時期に月に2度ほど適量に薄めた液肥を与えます。
レウィシアの寄せ植え
〔2020.04.05〕
レウィシアは多肉のロゼッタ状で、詰めて植え付けても問題はないようです。我が家では、レウィシアの株間を少しゆったり目に植え付けました。そして、ロゼッタの隙間を埋めるのになにか他の品種でいいものはないか考え、セダム属の多肉植物のゴールドビューティを植えました。春秋型の多肉なら管理の方法も同じなので相性いいのではないでしょうか。
生長の様子
〔2020.05.10〕
開いていた花がほぼ終わりました。しぼんだあとの花は残しておくと結構見苦しいのですが、1つずつ積み取るのがむずかしいし面倒なので、花が終わったら花茎ごと切り取っています。
すると数日で次のつぼみがところどころから出現。
早朝みると、いつのまにか伸びています。
次々とあがってきて、たくさんの花をつけそうです。長く楽しめますね。
ところで、隙間を埋めるために植えたセダム属のゴールドビューティですが、旺盛でレウィシアのロゼットが埋まりそうです。ちょっと誤算でした。違うところに植え直そうかな…。
しばらくしたら、様子をご報告したいと思います。
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