マンションのリビング・ダイニングのリフォーム時にリビング側のTV後ろの壁面にエコカラットを貼りました。
リフォーム業者の下請けのタイル屋さんに施工して頂きました。
また、夜、おしゃれでリラックスできるリビングにするために、エコカラットに間接照明を上から当てるよう電気工事もしてみました。わが家では、機能の面でもデザインの面でも満足しています。そこでエコカラットを貼った感想など書きますので、検討される方の参考になればと思います。
ウォークインクローゼットに自分たちでエコカラット(グラナスルドラ)を貼った記事がこちらにあります。また、玄関の一角にも、自分たちでエコカラット(カームウッド)を貼った記事がこちらにあります。よろしかったら見てください。
リクシルのエコカラットの特徴
リクシルのエコカラットには以下のような特徴があります。
- 一年を通し快適な湿度を保つ
- 匂いのもとになる成分を吸着し、根本から脱臭・軽減する
- 家具や建材から揮発した有害物質を吸着・低減する
種類として、エコカラットとエコカラットプラスがあります。
エコカラットは水がしみこみやすいので水がかからないところで使用。もちろん水拭き不可。主にリビング・ダイニング・個室などに施工します。
エコカラットプラスは水や汚れが入り込みにくくお手入れが簡単。水ぶき可能なので洗面所などの水周り向けです。
効果の点からもインテリアの点からも とても興味をもっていました。どこかの壁に貼りたい。やっぱりテレビを設置する側の壁がベストかなということで、グラナスルドラのホワイトを貼りました。
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エコカラットに消臭効果を実感
エコカラットは、空間全体の調湿効果を発揮する目安として、その空間の床面積の1/4の壁面積につけることを推奨しています。 カタログ上の推奨面積は、12畳(19.4㎡程度)で4~6㎡、8畳(13.0㎡程度)で3~4㎡、6畳(9.7㎡程度)で2~3㎡です。
我が家の場合、新LDは20畳位なので、エコカラットは7~10㎡ほどが推奨面積なのですが、施工対象の壁は5.6㎡なのでちょっと足りません。ですので、ちゃんと効果が出るかなと思いましたが、間違いなく効果を感じます。夏場もカラっと過ごせました。
特に消臭効果は大きい気がします。以前は、ダイニングで焼肉やすき焼きをすると空気清浄機やリセッシュなどを使っても翌朝まで匂いが残っていました。 今はダイニングがエコカラットと離れているにも関わらず、数時間で匂いがかなり軽減されます。明らかに以前よりいい感じです。
間接照明でリビングをおしゃれな空間に
壁面の間接照明には昼白色と電球色の2色LEDを付けたので、夜はかなり良い雰囲気を醸し出しています。
間接照明は、取り付け方やライトによって光の広がりが色々と変わります。ライトそのものをうまく隠すように壁を造作してもらい、その隙間に合わせ、エコカラットの厚みを考えて照明器具を選びました。
また、光量を調整できるように調光スイッチも取り付けたので、光の色合いと強弱の調整ができるようになり、映画を見るとき、お客様が来たときなど、リラックスできるおしゃれなリビングにできました。
凸凹のある壁と間接照明の相性は抜群ですね。ゆったりとした気持ちになるので落ち着きます。
エコカラットを選ぶ際の注意点
エコカラットを施工してみて感じた注意点を上げておきます。
実物を見る
エコカラットを選ぶときは、まずショールームで色んなサンプルを実際に見ることをお勧めします。特に質感を見るには、実際に展示してあるものを見るのが一番です。
それと、事前に業者さんからサンプルをもらうこともお勧めします。施工予定個所にサンプルを両面テープなどで貼ってみて、色合いや光の加減などを確かめる事が出来るからです。
わが家では、当初グレーが良いかと思っていたのですが、サンプルを実際に施工予定の壁に貼ってみたところ、ホワイトの方が部屋に合っていたのでホワイトに変えました。ホワイトはカタログで見るよりも色がライトグレーに近いのと、パーツ間の隙間の影響なのか、思っていたよりも暗めに感じたためでした。グレーは思っていたよりもグレーが濃かったです。結果としてはホワイトにして正解でした。
割れ易い
もう一点、エコカラットの注意点としては、割れやすいことがあります。グラナスルドラは、12本の細長いパーツがわずかな隙間を開けて並んでいます。そのため、1つ1つのパーツは衝撃を受けると簡単に割れるのだと思います。わが家でもちょっとした高さからサンプルを落とした時、簡単に割れてしまいました。
過大評価は禁物
我が家では消臭効果ありと言っていますが、あくまでも我が家での感想です。効果の度合いはそれぞれのご家庭の事情で変わると思いますのでご注意くださいね。
施工して分かったグラナスルドラのメリット
ネットで見てもグラナスルドラの施工例は多いですよね。品のある凹凸に人気があるようですが、実際に施工してみるとそれだけではないメリットに気づきました。
一枚タイルより細かいパーツで構成されるので、壁の端の部分が調整しやすいです。切断などの加工も簡単なので施工の時に材料が無駄にならず有効利用できます。また、グラナスルドラは小さなパーツ間に隙間があるので、地震のときの壁のひずみの影響を受け難く、全体としては比較的割れにくいそうです。それに、もし割れるとしてもパーツ単位となるので修復しやすいと思います。
割と細かい単位で施工できるので、グラナスルドラはDIYでもやり易いのかなと思っています。いずれダイニング側にも玄関や寝室にも貼りたいと思っています。資金が貯まったらですが…。
費用について
エコカラットの種類は沢山ありますが、価格帯は種類によって3段階になっています。
カタログより1㎡あたり
- エコカラット
- ¥12,800 ¥8,600 ¥5,800
- エコカラットプラス
- ¥13,700 ¥9,800 ¥6,700
です。
我が家の施工面積は5.6㎡で、費用は以下の通りでした。
- グラナスルドラ:¥58,000
- 下地調整費 :¥20,000
- 施工費 :¥55,000
- 小計 :¥133,000
- 手数料 :¥13,300
- 合計(税抜き):¥146,300
グラナスルドラの標準価格は1㎡当たり¥12,800です。
業者さんで、別の¥8,600の標準価格のエコカラットで見積もったときは材料費¥44,000でした。
参考までに、別の業者さんの見積もりは、
- グラナスルドラ:¥59,000
- 施工費 :¥35,000
と、実際に施工していただいた業者さんよりも施工費が安価でした。 ですので、材料費はほぼ変わらずとして、やはり業者さんによっては施工費で差が出てきますね。また、エコカラット施工を扱っている工務店さんに直接お願いすれば、仲介の手数料等を取られないので、その分も安くなると思います。
エコカラット間接照明2本の費用は以下の通りです。
- 照明 :¥39,200(定価の70%)
- 調光スイッチ :¥ 9,100(定価の70%)
- 配線・器具取り付け:¥15,000
クロスの上から施工か クロスを剥がして施工か
エコカラットは、クロスの上から貼る場合とクロスを剥がして貼る場合がありますが、我が家に来ていただいた職人さんは、クロスを剥がして貼るやり方でした。エコカラットが剥がれないようにという理由からです。
エコカラットの接着剤はとても強力なので、直接貼るとちょっとやそっとじゃ剥がれません。 また再施工して貼り直す場合は下地調整がとても大変になるのですが、業者さんに頼めば綺麗に剥がせるそうです。 汚したり、破損したりしないよう気を付けなければなりませんね。
ネットで調べたところ、クロスの上から貼る業者さんもあるようです。その場合は、クロスを壁にタッカーで留めて施工します。 こちらは張り替えしやすいメリットがありますね。もし、自分でエコカラットを貼るならこちらの方法でやる方が無難だと思いました。
エコカラットを自分で貼る時のポイント
もともとリクシルのホームページでも自分で貼れるように解説が載っていたこともあって、エコカラットを施工するときに業者さんを色々と観察したり、貼るときのポイントを伺ったりしていました。
その時に教えていただいたポイントは、
- 充分にエコカラットの面を接着できているか
- 平行を保って貼れるか
- 隙間を揃えられるか
が綺麗に貼るポイントだと教えてもらいました。「水平を保って」というところが素人には少し難しいのかもしれません。
実は、リフォーム時に発注したエコカラットが、施工後に1箱余りました。元々エコカラットは割れやすいため実際の面積換算よりは多めに発注されますので、余った分はそのまま頂きました。 いつか買い足して自分でどこかに貼りたいと思っています。
ちなみに切断加工した余りの破片ももらっていて、下駄箱の消臭用に使っています。小さくて場所も取らない割にかなり消臭効果があります。
(2017/07/24追記)
余ったエコカラットをDIYで自分で貼ってみました。詳しくはこちらの記事を見てください。
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