![エコカラット](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293399.png)
脱臭や湿度の調整機能を持つエコカラットを、以前リビングのリフォームをした際、業者さんに壁の一面に貼ってもらいました。エコカラットの脱臭効果などについてはこちらの記事にも書いてあります。そのとき、エコカラット(グラナスルドラ)が9シート余ったので頂いていました。自分でどこかに貼ってみたいと思っていたので、床面積比で7~8シートがちょうど良いクローゼットに貼ってみることにしました。クローゼットは、普段目につかない場所だし、枚数的にも自分で貼る練習をするにはちょうど良かったです。
自分で貼る場合のコツやグラナスルドラを貼る場合の注意点などもまとめてみました。また、エコカラットの効果を考えるとクローゼットはとても適した場所ではないかと思いました。貼った後の感想なども書きたいと思います。
〔2020.06.01〕
玄関の一角に、自分たちでカームウッドを貼ってみました。詳しくはこちらを見てください。
貼る場所と貼り方を考える
![作業前](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293410.png)
エコカラットを貼った時の側面の処理や作業のしやすさから、入って右側の壁に入り口に沿って縦一列で貼ることにしました。3×3の正方形も考えましたが、位置や見栄えが中途半端になりそうだったので、縦一列に決めました。
![グラナスルドラ](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293476.png)
グラナスルドラは、うちのリビングもそうですが一般的には横向きにして使われることが多いです。今回、縦一列で貼るので写真のように縦向きにして貼り合わせます。その方がエコカラットをカットする作業が最小限で済み、貼った後の側面が綺麗に揃います。
そこで、最終的に長方形になるように上に凸る部分をカットし、カットしたパーツを下の凹んだ部分に利用することにしました。入り口の戸枠の上に合わせると、ちょうど7枚でいけそうです。
ネットでは11シートのセットが売られているようですね。
![エコカラット](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170220_1104677.png)
![]() | 【廃番手配不可】エコカラットプラス グラナス ルドラ 25x151角ネット張り ECP-2515NET/LDR4N 価格:12100円 |
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2TL71E+1DEZZM+2HOM+BWGDT)
エコカラットと道具一式はセットでも売られています。D.I.Y.やお試しで貼られる方は道具とセットになったものを買われると手間がなくてよいと思います。いろんな種類のエコカラットとセットになっていて、貼り付け面積もいくつか選択できますので、お好みに合わせて選んでください。
道具の準備
![道具一式](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293401.png)
写真はエコカラットを貼るための道具です。エコカラットはリフォームの残りを使うので、今回新規に購入した道具の価格を書いておきます。
右上から
- タッカー、タッカー用針(300円+100円)
今回はクロスの上から貼るのでクロスと下地が剥がれないように止めるために使います。100均で買ってきました。 - エコぬーるG(840円×2)
- エコカラット用の接着剤です。貼る面積に合わせて予め購入します。1㎡あたり1本(1kg)です。
- マスキングテープ(100円)
100均で買ってきたマスキングテープです。エコぬーるを塗るときに使います。 - 櫛ごて(150円)
エコぬーると一緒に買った櫛ごてです。櫛の深さは3mmです。エコぬーるを塗るときに使います。櫛になっているのがポイントです。 - コーキング材(家にあったもの)
以前ホームセンターで購入したシリコン補修材です。(最終的にコーキング材は使用しませんでした) - ロータリーカッター(家にあったもの)
エコカラットを切断する時に使うカッターです。 - スペーサー(厚紙)
エコカラットを貼り合わせる際のスペーサーです。0.3~0.5mm位が目安です。うちは缶ビールの紙ケースを、グラナスルドラの1ピースの巾(25mm)に合わせてカットしました。 - 新聞・ゴミ袋
エコカラットのカットや貼り付けの際に床を汚さないようにするためです。
ネットで買ったエコぬーると櫛ごてのリンクを貼っておきます。
![]() | 価格:1188円 |
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=2TL71E+1DEZZM+2HOM+BWGDT)
![]() | 価格:176円 |
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=2TL71E+1DEZZM+2HOM+BWGDT)
![道具ヤスリ](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293403.png)
もう一つはヤスリです。エコカラットをカットした部分のバリ取りや整形に使います。
グラナスルドラのカット
![カット前](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293404.png)
グラナスルドラのシート1枚だけ、凸る部分をカットします。
![カット](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293405.png)
エコカラットを切るにはロータリカッターが最適です。普通のカッターを使うと切り込みを入れる際に手前側の角を欠いてしまいやすいのですが、ロータリーカッターでは角の部分を欠かずに切り込みを入れることができます。切り込みを入れた後、手でパキッと割ります。グラナスルドラはパーツが小さいので手作業で簡単に割ることができます。
![カット後](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170723_1294099.png)
切ったパーツは、グラナスルドラを貼るときに反対側の凹み部分使います。
![ヤスリ前](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293408.png)
切断面は結構凸凹になるので、ヤスリで面を整えます。
![ヤスリ後](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293409.png)
エコカラット自身、結構柔らかい素材なので削るのも簡単です。切り落としたパーツの方も同じように切断面を削っておきます。
貼り付けの下準備
エコカラットを張り付けるところは、予めほこりなどをしっかり落としてきれいにしておきます。
縁取り
![縁取り](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293411.png)
エコカラットを張り付ける基準になる線を、(間違ったら訂正できるように)鉛筆で書きます。この線に沿ってエコカラットを張り付けていきます。今回は縦一列に貼るので輪郭を書いています。
マスキングとタッカー
![壁紙マスキング](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293412.png)
輪郭線の内側5mm位を基準にマスキングテープを貼ります。この内側にエコぬーるを塗りつけることになります。また、壁全面にエコカラットを貼るわけではないのでマスキングテープを貼ってからタッカーを使った方が補強場所がわかりやすくてよいです。取説ではタッカーは455mm間隔で打つとありましたが、今回は1列しか貼らないので左右を段違いにして上下45cm間隔で補強してみました。
![縁のマスキング](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170723_1294110.png)
右側のドア枠のところは隠れる部分になるので、敢えて縁取り線よりも外側をマスキングしました。
![マスキング全景](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293414.png)
これで準備完了ですね。
エコカラットの貼り付け(20分一本勝負)
準備が整ったのでいよいよ貼り付け作業です。エコぬーるの塗りはじめからエコカラットの貼り付け完了まで20分で終わらせる必要がありますので手早く作業しなければなりません。
エコぬーる塗り
![エコぬーる 塗りはじめ](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293418.png)
マスキングテープの内側に、エコぬーるのチューブを絞りながら櫛ごてで塗り広げていきます。貼り付け面の下には巾木があるので、貼り付け作業は下から行うことにしていました。ですからエコぬーるも下から塗っていきます。このときの注意点ですが、エコぬーるをチューブから絞り出すにはかなりの力が必要です。女性には少しきついかもしれません。エコぬーるには切り口がついていますが、それよりも少し大きめの口になるようにハサミで切った方が良いと思います。
![エコぬーる 塗り終わり](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293419.png)
マスキングテープの内側に均等な厚さになるようにしっかりと塗り広げます。塗り広げるのにはそんなに力はいりません。
![エコヌール 仕上げ](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293420.png)
最後に櫛目をしっかり立てて準備完了です。この時点で10分位かかりました。
![マスキングテープはがし](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293433.png)
マスキングテープを剥がします。この時、テープに着いたエコぬーるがあちこちに付き汚れやすくなるので注意してください。
いよいよエコカラットの貼り付けです。
エコカラット貼り
![エコカラット貼り](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293427.png)
スペーサを使い適度に隙間を確保しながら貼り付けていきます。1つ1つのパーツをしっかりと押し付けてエコぬーるが満遍なくつくように気を付けます。
![エコカラット貼り2](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293428.png)
一番上は、凸る部分を切り取ったシートを張り付けて完成です。貼り付けるだけならそんなに時間はかかりません。数分もあれば7枚は充分貼れる作業です。
スペーサを使う時の注意:1パーツ割っちゃった
![スペーサ外し](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293429.png)
全て貼り付け後に、スペーサーを抜いていったのですが、1か所だけ乾くのが早かったのか、重みがかかっていたのかなかなか取れず、パーツの真ん中あたりを抑えて少し力を入れて引いたらパーツが割れてしまいました。割れると思うほど力は入れていなかったのですが、力加減と押さえる場所は注意が必要です。もしくは、全部貼り終わってから抜くのではなく、乾く前に途中で抜いても良いと思います。
ひとまず完了したのですが
![仕上がり1](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293437.png)
貼り終わって、「完成」と思っていたのですが、天井から下まで貼ってあった方が断然良いと思いました。ちょうど1シート足すとぴったりになるので、急ぎもう1シート追加することにしました。
1シート追加作業
エコぬーるの塗りはじめから20分以内に作業を終わらせる必要があるので、急いで追加作業をしました。
一番上のシートを剥がす
![やり直しエコカラット外し](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293434.png)
まず、一番上に張り付けたシートは貼って数分も経っていないので、急いで剥がしました。エコぬーるが満遍なくパーツについていることが確認できますね。
再度マスキングから
![やり直しマスキング](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293435.png)
1シート追加する分だけ計算して、再度マスキングテープを貼り、タッカーで補強してエコぬーるを塗ります。本来ならエコぬーる1本で十分な面積なのですが、少し厚めに塗っていたのか、追加の1シート分には足りなくなってしまい、2本目を少しだけ使いました。念のため買っておいてよかった。
1シート足して完成
![やり直し完](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293436.png)
1シート足して、天井近くまでしっかりと貼り付けました。
実際のところは、最初に塗ったエコぬーるが乾かないうちに作業を終えようと少し焦りました。マスキングテープを剥がした時に手にエコぬーるが着いてしまい、エコカラットを汚さないために手を洗いに行ったりと結果的に余計な時間を使ってしまいました。落ち着いて作業することが大切ですね。
ついでに割ったパーツも貼り換え
貼り直し作業しながら、割とパーツ単位でも簡単に貼りなおせることに気づきました。そこで、スペーサーを外すときに割ってしまったパーツを1つだけ剥がし、別のパーツと入れ替えました。この時点でエコぬーるを塗ってから30分ほど経っていましたが、まだ乾ききっていなかったので剥がすことができました。作業は小さめのマイナス・ドライバを使い、周りのパーツに傷を付けないように気を付けながら取り外します。取り替えるパーツの裏側にエコぬーるを塗って貼り付けます。グラナスルドラは小さいパーツの組み合わせなので、こういう時に便利ですね。割れたところは、エコぬーるが乾く前になるべく早く取り替えるのが良いです。
ということで完成です。
![仕上がり2](https://conophy.com/wp-content/uploads/2020/12/20170722_1293438.png)
作業時間のまとめ
初めてやった作業なので、目安として参考になればと思います。途中の1シート追加作業は除きます。
- 面積:303mm×303mm×7枚≒0.64㎡
- エコぬーる塗り付け作業:10分
- エコカラット貼り付け作業:4~5分
初心者であれば、1㎡貼り付けるのにちょうど20分位かかると見込んでおくと良いかもしれませんね。ちょうどエコぬーるのチューブ一本分が1㎡目安なのは適量なのだと思います。
慣れてくれば、エコぬーるの準備をもう少し工夫することで、時間を短縮できると思います。絞り出して塗り広げるのを繰り返したので効率悪かったです。
リビングのリフォームを業者さんがやった時は、こて板の上にエコぬーるを取って、こてで塗る作業していたのを思い出しました。自分で割と広い範囲にエコカラットを貼る場合はこて板もあった方が良さそうです。
エコカラットの効果は
エコカラットは消臭と湿度調整が大きな特徴です。湿度調整といっても、除湿剤ではないので湿度計で見る限りクローゼット外との差はありませんでした。消臭については効果が感じられました。元々クローゼット内は何か臭っていたというわけではないのですが、取り付け後は全く臭いを感じず無臭になりました。衣類特有の臭いなども全く感じなくなりました。
思っていたよりも作業は短時間で、きれいに貼れたというのが感想です。そのうちに玄関か寝室などの広い面積でも自分たちで貼れるかも、と思いました。
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