鳩対策

マンションのベランダは、特に4月〜6月にかけて、鳩にとって好都合な巣作りの場です。地域によっては通年繁殖期のようです。今年は数回巣作りされ、しつこく悩まされましたが、いろいろ鳩よけ対策を試行錯誤しているうちに追い払うことができました。最終的な対策後、その日のうちに全く寄り付かなくなり、侵入のないまま一ヶ月経ちました。

鳩は、毎年同じところに巣を作ろうとしますし、いったん巣作りを始めた場所は、何回撤去しようとも執着します。通販やホームセンター、百均など身近なものでも効果があります。我が家がやった対策について紹介します。

 

目次

 


鳩の生態予備知識

毎年同じところに同じ鳩カップルが巣を作ろうとする。場所に執着する

鳩はいちどペアになるとずっと寄り添うらしいですね。そこはちょっと和むところです。ですが一度巣作りをすると毎年やってきます。我が家のベランダへは毎年4月に侵入を試みる鳩カップルがおり、数日の間だけベランダにやってきても威嚇して追い払えば、その年はもう大丈夫ということであまり問題視していませんでした。

ところが今年は、4月に追い払ったペアの後にやってきた2組目のペアがとてもしつこく、5月から毎日数回やってきてずいぶん悩まされました。

早朝に侵入しているようで、鳩の糞が数か所見つかったり、ベランダの排水口の上に巣を作ろうとして、どこからか持ってきた洗濯バサミや割りばしや、悔しいことに我が家のエアープランツのブッツィーが無情にも巣作り素材に使われていたことが一度ありました。

昼間数時間の留守中などにも、巣作りされていたことがあります。いずれの場合も巣作り初め段階で、撤去しましたが…

 

鳩は高い所の岩場などの外敵から見つかりにくいところに巣をつくる

なのでベランダは好都合な場所なのですよ。排水口の上や植木鉢と壁の隙間、室外機の物陰などが好きです。以前うちでは、植木鉢と壁の間の排水溝に巣を作られそうになりました。今年は排水口の網の上に巣を作られそうになりました。特に狙われやすいといえば、ベランダガーデニングをやっているおうちでしょうか。植木鉢が多くて隠れやすい場所が豊富だったり、ついつい枯れ葉や小枝を掃除し忘れたり、洗濯ばさみが置きっぱなしになっていたり、ガーデニングに使った割りばし・竹串などが残っているベランダは、鳩にとって最適物件ということになります。

ですので、植物を剪定したあとそのまま放置したり、割りばしや竹ひごなど植物の植え付けに使っても、ベランダの掃き掃除、整理整頓を心掛け、ここは人間の住処であることをわからせなければいけません。

 

巣作りしなくても「休憩所」や「寝床」としてやってくる場合も

鳩は一日同じ動線で生活しているようです。巣づくりする場所以外にも、巣作りの準備をする場所、全体を見渡せる場所、餌場、羽休めの場所、寝床など、いろいろ役割ごとの特定の場所を行き来します。留まる場所が決まっているのです。我が家にやってくる鳩は、向かいの低い家の屋根を中継地にし、我が家のあるマンションの各戸ベランダを行き来しています。

 


鳩に選ばれない場所づくり

一番の対策は、物陰をつくらない、きれいに清掃された何もないベランダにすること

鳩がよく行くベランダや寄り付かないベランダなど、動きを観察していると、何も置いていないベランダ(カラスなどの天敵に見つかりやすい外から見晴らしがいい所)は選んでいないことがよくわかります。マンションのベランダなど、比較できる場所がたくさんあって、より好条件の場所が選ばれるのは、まぁ当然ことですよね。かといってベランダガーデニングはあきらめないのでそれを前提に対策するのみです。

 

自分の糞に強く執着するので、付いていたらすばやく清掃をする

鳩の糞を見つけたら素早く掃除します。鳩は自分の糞がある場所が安全な場所と思うのでしょうか、強く執着します。ですので、できるだけすばやく片付けます。糞には、人体に有害なカビ・ダニが繁殖しているので、マスク・ゴム手袋をし、アルコールスプレーを吹きかけやわらかくしてふき取るといいです。

 

巣を作りやすい排水溝を濡らしておく

鳩は水に濡れるのをきらいます。ベランダなどに巣を作りやすいのは、雨に濡れない軒下であることも好都合なのです。

排水溝やベランダの床をいつもきれいにして濡らしておくのも対策になります。

  • 鉢を置くのにスタンドや棚を使い、床を見渡せるように工夫する
  • 鳩の糞は素早く取り去り、床をきれいにする
  • 鳩の巣作りになるような材料(小枝・割りばし・竹串・鉢底網・洗濯ばさみ・手頃な大きさのエアープランツ)を放置しない
  • 排水溝や床を濡らしておく

鳩の侵入があったベランダでの対策

最も有効なのがベランダにネットを隙間なく張ること。業者に依頼するのが安全

数年前、マンション全体の修繕の時に共用部に鳩よけネットを張りました。個人のベランダにも希望者にネットを張ることができましたが、十数万の見積もりでした。高い…!ただし、いつでもネットの施工を依頼できるようネットの取り付け具だけベランダの外枠の部分に取り付けてあります。黒いネットは目立ちにくいし全面張れば、万全な鳩よけ対策にはなると思うのですが、業者に依頼するとなると金額が高いこと、破れや外れたときなどの修理に来てもらわなければならないことなどのデメリットが考えられます。

とはいえ、自分でネットを取り付けるにはベランダの開口部ぎりぎりに取り付けねばなりませんし、高所の部分は素人には危険です。自分でとりつけた場合、その後の補修のことを思うと、自分でネットを開口部全体に取り付けるのはやはり無理があると思います。

 

鳩が入ってくる動線を観察して対策する

我が家に来る鳩は、必ず、我が家のベランダより少し低い向かいの家の屋根に止まり、低いところから我が家を目指します。我が家のベランダを目指せるところはそこしかない状態です。鳩は特定の場所から場所に移動するので、どこから飛んでくるのか分かれば対策をとりやすいです。

我が家のケースでは、ベランダの手すりなどいったん留まれる場所に留まり、ベランダ内部に侵入してくるので、まずは留まれる場所をなくす対策をとればいいということですね。直接ベランダ開口部に突撃して床に着地するケースは今のところないので、開口部全面にネットをはらなくても大丈夫なのではと思いました。いずれはそんな鳩も現れるかもしれませんが、そのときに考えることにしました。

もっとも、自宅のベランダより高い位置の電線や屋根から舞い降りてくる場合は、ベランダ床やベランダ内部の留まれそうなところに着地するケースもあると思うので、そういった場合はネットで対策するしかないと思います。

いずれにせよ、鳩の動線を観察して対策をとりましょう。

 

手すりにテグスを張る→鳩が直接留まる幅の狭い手すりには有効

鳩は、胸のあたりに何かが当たるのを嫌います。また、見える線だと避けて侵入してきます。場所に執着するので何度もアタックを繰り返し、一度破られるともう同じ方法で入ってきます。なので透明なテグスを少し緩め張るのがいいようです。

鳩よけ テグスが有効な場合

 

テグスによる鳩よけでよかった製品

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ハットラップは我が家では非常に効果的でした。手すり上部にテグスを2段張ることができます。テグスは10mついています。間口が5m以上のベランダは、2段に張れるようテグスだけ買い足しておくといいです。

初めはL型金具などを購入し自作しようと思いましたが、いろいろ購入するとそれなりの金額になりハットラップとそこそこ変わらなくなりますし、ハットラップワイヤー(テグス)を適度に締めるスプリングも付いているので、良い商品だと思いました。

八トラップ テグス 鳩よけ

 

ハットラップの底面はフラットなので、うちの手すりの曲面に合うように発泡材を削った土台を自作してはさみました。これによってぐらつくことなく固定できました。土台にはダイソーのカラーボートを手すりの形状に合わせてカットし重ねて作成しました。最後に手すりときっちり合うようサンドベーパーで仕上げて出来上がりです。

 

手すりの下などで、テグスを張るフックがない隙間は、下の写真のようにコードフックを使って留めました。屋外用の両面テープを使えばきちっと留まります。取りつけて一ヶ月経ちますが、強い風雨にも取れていません。

 

テグスが効果的でないところ…柵やトレリスをうまく使う

テグスが効くのは、鳩が直接留まる幅の狭い手すりなどで、テグスの前に留まれるスペースがあると、一旦留まった後テグスをくぐることを覚えてしまい、そのうち効果がなくなります。

鳩よけ テグスの効果がないの場合

フェンスの下

 

我が家では、すりガラスのパネルの下の隙間がまさしくこのケースで、写真のようにテグスを張っても、数日後にはくぐって侵入されてしまいました。テグスの前方のスペースは45伉度です。それでも留まってテグスをくぐります。この隙間は、鳩が最も侵入してくる場所です。鳩がいつも留まっている向かいの屋根から我が家のベランダの様子が、この隙間からよく見えるのだと思います。

こういう場合は、塞いでしまうのが手っ取りばやいようです。

 

うちでは隙間を埋めるために木製連杭花壇柵を使い、支柱とラティスに結束バンドで固定しました。木製連杭花壇柵は、長さの調整がし易いのでお勧めです。木製連杭花壇柵の連結は、簡単に連結できます。また、端の方は支柱の横の隙間も柵で埋めるくらいの長さでカットしました。とても頑丈で台風などの風雨にも耐えます。

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ベランダの端の隙間ですが、ここも鳩が入りやすい隙間です。

 

うちでは木製の花壇フェンスを加工して作成しました。土に挿す杭の部分を切り取って屋外用の両面テープで接着しレンガで押さえています。

柵の隙間から中が見えるので、鳩が柵の前に留まらないよう鳩よけ棘マットを敷いています。

 

棘マットは有効か

侵入経路に棘マットを敷くのもいい方法だと思います。棘の密度が高く、棘が尖って硬いものをおすすめします。また、鳩が取りつくスペースがない様に隙間なく敷くといいです。うちでは一度下の写真のように敷いてみましたが、棘の間のほんのわずかのスペースに鳩が留まりました。ですので最終的には上記の花壇フェンスに取り換えました。

これらの対策で、鳩はその日のうちに全く来なくなり、今では中継地にさえ来なくなりました。

勝利です。(^^)/

鳩の嫌がる木酢液など匂いのするものを撒いたり、吊ったりするのも一策ですが、一時的なものと言えます。

テグスは場所によっては効果的ですし、隙間は侵入できないように塞いでしまうのが一番のようです。