天人の舞・仙人の舞/金の卵・銀の卵(カランコエ・オルギアリス)の育て方:挿し葉で簡単に増やせる茶色い葉の多肉植物

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カランコエ・オルギアリス(仙人の舞・天人の舞)です。葉挿しでの出根出芽から3年ちょっとです。植物は、育ちを楽しむ他に器を選ぶ楽しみもありますね。オルギアリスをこの信楽焼の鉢に植えこんで、我ながらとても調和していると眺めてはにんまりする今日この頃です。器に対して初めは小さく感じる苗でしたが、今はちょうどいい感じ。生長スピードは遅いですが育てやすく、増やすのも簡単な植物です。水やりを控えて徒長させないように気を配りました。小さいですが葉が詰まって見応えのある鉢になったかなと思います。

原産はマダガスカル、ユニークな多肉植物です。葉の表側は、シナモンパウダーをまぶしたような独特の色と質感を持っていて、おとぎ話の中の架空の植物のような風情があります。そして、どんなお部屋でもしっくりとくるインテリア性の高い植物だと思います。オルギアリスでも、和名では「天人の舞」「仙人の舞」とあり、我が家が購入したものは「天人の舞」のほうです。この違い(違いがあるのか?)についても後ほど触れたいと思います。我が家の育て方を紹介します。

茶色い葉が個性的な多肉植物

カランコエ・オルギアリス 天人の舞 差し葉
カランコエ・オルギアリス

カランコエ・オルギアリスは、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。葉に特徴があり、新葉はトリコームに覆われていて、葉の表側はシナモンパウダーをまぶしたような茶褐色、裏側はシルバーグリーンで、葉が古くなるにしたがって葉の表面のトリコームが薄れて緑色になります。写真の一番古い葉の大きさは、茎から葉の先端までで14cmもあります。結構大きいですね。草丈は1mを超えかなり大きく育つようです。ただし、生長はとてもゆっくりです。夏場は屋外、冬場は室内の明るいところで育てていると、いつもゆっくりと生長している感じで、2年で約15cm大きくなりました。

写真の鉢は「鉢人」さんから購入したコンクリートポットの4号鉢です。

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脇芽を出すには?

一本調子で大きくなると変化がなくなるので、どこかで脇芽を出すか、切り取って丈を短くするなどするといいですね。

下の写真は、てっぺんの新芽とその一つ前の葉を摘み取って脇芽をだしたものです。葉柄が付いていた場所から芽がでます。


カランコエ・オルギアリスの和名が2つ「天人の舞」「仙人の舞」、違いはあるの?

我が家のオルギアリスは「天人の舞」と書かれた札のついたもので、ガーデニングショップで購入しました。しかし、そのガーデニングショップには「仙人の舞」と書かれた植物がもう一つありました。「天人の舞」と「仙人の舞」、どちらも同じ特徴で全く判別がつきませんでしたので、店員さんにお話を伺いました。それによると、ガーデニングショップでは、生産者さんが表記したものを販売しています。自分たちの目から見ても見分けつかないし、特徴の違いを説明できないです。生産者さんのところでも、「天人の舞」「仙人の舞」と表記されたものを購入してきて、「天人の舞」の株から増やしたものは「天人の舞」、「仙人の舞」の株から増やしたものは「仙人の舞」として育てています、とのことでした。

とっても当たり前なのですが、生産者さんも仕入れの時の表記で育て、小売店さんも同じく仕入れの時の表記で販売するということですね。要するに皆判らないということなのだと思います。

そこで、「天人の舞」「仙人の舞」を見比べて、葉に傷のない状態のよい方の「天人の舞」を購入しました。

別名「金の卵」「銀の卵」

また、カランコエ・オルギアリスには、葉が茶色のものの他にシルバーのものがあり、その葉の形状から「金の卵」、「銀の卵」という別名もあります。そして「天人の舞」と「仙人の舞」が金銀にあてはめられていたりしています。この辺にもちょっと混乱を感じますね。

ネットの画像なんかをみると、「金の卵」は、カランコエ・オルギアリスだと判別つくのですが、「銀の卵」は茶色い部分が全くないか、葉のふちだけです。「銀の卵」は「シルバースプーン」と呼ばれるカランコエ・ブラクテアータともよく似ています。

カランコエ・ブラクテアータは、美しいシルバーグリーンの葉をもちますが、葉の形や枝ぶりは、オルギアリスとそっくりです。オルギアリスの方の葉が、ブラクテアータより大型のようですが…。

結局、カランコエの同属でなので、ちょっとした気候や個体差で分かれていった兄弟といったところでしょうか。

カランコエ・オルギアリスは、同じ株から増えたものでも葉の色に個体差がある?

カランコエ・オルギアリスは、非常に簡単に増える植物です。左の青くて葉の大きい3本は同じ葉の葉柄の先の部分から生え、右の少し茶色い葉の3本は、カットした葉から生えてきたものです。増やし方については後ほど紹介したいと思いますが、左右で生えてきたときの色合いが見た目結構違います。葉の大きさの違いは、芽が出てからの日数の差です。写真左の葉柄の先の方の芽が出てから40日ほど経った後に、葉全体を横に2つにカットしました。写真の右側はカットした後で葉の先端側の半分から出てきた新しい芽です。同じ葉の葉柄の先と葉の中央で、生えてくる葉に個体差があることがわかりました。それでも同じ環境で育てると、そのうち同じ色になりまったく区別がつかなくなります。

カランコエ・オルギアリス 天人の舞 差し葉

季節で違う新葉の色

カランコエ オルギアリス 天人の舞 仙人の舞
カランコエ オルギアリス 天人の舞 仙人の舞

全く同じ個体から生えた新葉ですが、新葉の色が全く異なるので違う植物のようです。上は3月初旬の頃で、下は7月初旬の写真です。違いは気温や紫外線の量でしょうか。やはり気温や陽当たりが関係していると考えてよいのかも。茶色いトリコームは日光から葉を守る働きがあるので、茶色が濃いのは、日差しの強いところで育っているからかもしれません。

環境の違いで名前が変わったのかも

こんなこともあって、カランコエ・オルギアリスは1種類で、「天人の舞」も「仙人の舞」も同じもの。育った環境で、茶色の濃いものとそうでないものと個体差ができ、それが名前の違いになり、また「金の卵」や「銀の卵」の別名もついた。しかし「金の卵」がオルギアリスで、「銀の卵」は同じカランコエの仲間のブラクテアータである可能性がある。

これを我が家の見解としました。あくまでも個人的な見解ですが。どちらも育て方に違いなしですしね♬

カランコエ・オルギアリスの育て方

育てる環境

春、暖かくなる頃から夏、肌寒くなるまでは屋外で育てる。(4月中旬~10月下旬)

暖かで穏やかな日差しを好みますので、陽に当たる場所に置きます。葉の発色も美しくなります。しかし、夏の直射日光には当てないなように注意します。高温多湿の夏は、多肉植物にとって一番難しい季節だと思いますが、明るく風通しの良い日陰で鉢をハンギングした状態で夏越しさせています。我が家はマンションのベランダで育てているので、暑さは半端ないですが、鉢を浮かせていると風通しがいいのだと思います。鉢の底穴って結構重要で、受け皿などで塞いでしまわずに、底穴の通気がいいように鉢を浮かせておくと土の乾きもはやく夏は根腐れしにくいと思います。

秋肌寒くなった頃から冬、春暖かくなるまでは室内の明るい場所で育てる。(10月下旬~4月中旬)

寒さに弱いので、寒い季節は室内に置きます。徐々に寒さにならすと最低気温が0℃以下にならなければ耐えるかもしれませんが、低温の時間が長かったり、霜にあたったりするとダメになる可能性があります。昼間は寒さを感じる季節になったら室内管理にするほうが無難です。陽当たりを好むので、日中は、陽の入る窓際に置いたり、日差しが暖かい時は、屋外に出して陽に当てるようにしていました。我が家はマンションで南向きのベランダです。冬でも日差しがさすときは20℃前後あります。そういう日は、わずかな時間でも陽に当てるといいです。

3月中旬になるとだんだん暖かい日が増えてきます。そうなると日中は屋外に、肌寒くなる夕方から夜は室内に置くようにしています。夜でも15℃程度の気温になれば、屋外に出そうと思っています。

水やり

多肉で乾燥に強いので、土が乾いて2~3日経ってから、植木鉢の底から水が出るくらいたっぷりと水やりします。

あまり頻繁に水やりしなくて、少しくらい忘れていても平気です。春秋の暖かく穏やかな気候の時は2~4日に一度、真夏は頻度を少なくし夕方の気温の穏やかな時間に水やりします。冬は1週間に一度くらいのペースでしょうか。冬でも我が家の室内は、室温が安定して23℃程度あります。それで1週間に一度くらいです。土の状態を見て水やりの頻度を調整します。土がいつも湿っているような状態は避けましょう。

徒長に注意

茎がひょろひょろと伸び、葉と葉に間があくのは、徒長しているからです。徒長の原因は、十分な日光に当てていないこととと水分の与えすぎです。葉と葉の間が詰まった締まった樹形にするために、十分に日光に当て、年間を通じて水やりを控えめに心掛けています。丈が伸びるのはかなり遅くなりますが、間延びするより、ずっときれいな株を保てます。

害虫

カイガラムシに注意しましょう。我が家では冬場室内の植物たちにカイガラムシが発生しました。白い綿埃のようなものが、葉や葉の付け根あたりについていたら増えないように早めに取り去ります。爪楊枝など使うと便利です。いつも観察して気が付いたら取るようにしていれば増殖を免れます。

カランコエ・オルギアリスの増やし方

カランコエ・オルギアリスは、脇芽でも増やせますが、葉を切るだけでも増やせます。

脇芽で増やす

脇芽で増やす場合は、葉挿しで増やすより大きな個体になります。新芽とその付近の葉を葉柄ごと切り取り、そこから芽吹きさせます。

出た枝を切り取ったら、2~3日乾かしてから鉢に植えます。

こうして増やしてしっかりしたら、別の寄せ植えの材料にもいいですね。シックな寄せ植えにぴったりです。

残った下部(親株)も好みの丈で切り仕立て直し

脇芽が3つでて生長中です。

葉から増やす

葉を葉柄からちぎって2日くらい乾かします。

カランコエ・オルギアリス 葉

また、写真のように葉をカットして乾かして、土に置いておくだけで芽が複数でてきます。ただし、葉の先端部の方は切断面からしか芽は出ませんでした。

カランコエ・オルギアリス 天人の舞 差し葉

土は多肉植物用の土を使用しています。浅く土をかけて、土の表面が乾くと霧吹きで水やりをしました。約2週間で根が生えてきて、1か月前後で芽が出てきました。芽吹きまでの時間は、季節や気温にもよると思いますので参考まで。葉柄の方は10月初めに、葉の中央部分は11月中旬に挿しました。

おそらく茎をカットして乾かすだけで、芽を挿しても簡単に増えるのだと思います。寒さに弱いので、この冬の間は、ずっと室内の陽の当たる窓際で育てていました。

葉柄の付け根の部分からの新芽

〔2017年11月中旬〕
カランコエ・オルギアリス 挿し葉

柄の付け根部分から複数の芽が出ています。

〔2018年3月13日〕

生えはじめは葉が入り組んで何本生えたのかわかりませんでしたが、暖かくなって新芽が出始めたので3本と判明。

わずかに茶色くなってきました。春になり、気温が暖かく安定したら切り離して植えようと思います。

葉の中央の切断面からの新芽

〔2018年3月13日〕
カランコエ・オルギアリス挿し葉

こちらは、初めからカランコエ・オルギアリスの特徴というべき、シナモンパウダーをまぶした感じです。

芽を分けて植え替え

下の写真は3月23日のものです。芽を切り分けての植え替えは、植物の生長が活発な5月くらいに予定していたのですが、3月下旬のここ最近はとても暖かいので、植え替えを実行しました。

〔2018年3月23日〕
カランコエ・オルギアリス

カランコエ・オルギアリス
カランコエ・オルギアリス

根がずいぶん出ていますね。浅い小皿に葉挿しすると、指で皿に沿ってすくうようにして簡単に取れます。カッターナイフで切り分け、根を切り揃えて整理します。1日切り口を乾燥させて、また浅い小皿にもどしました。

カランコエ・オルギアリス 植え替え

土を十分湿らせて、日陰や室内で養生します。

少し大きめの鉢へ植え替え

葉から増やして丸一年です。この角鉢の大きさは上辺で9cm角なので、苗はまだとっても小さいです。

この角鉢は食器です。我が家ではよく半端になった皿などを植木鉢や受け皿に使ってます。和皿はいいですね。

〔2018年10月25日〕
カランコエ・オルギアリス

食器の小鉢で育てるものそろそろ限界ですね。少し大きな鉢へ植え替えることにしました。

鉢が浅いので、苗を取り出して分けるのは簡単でした。

カランコエ・オルギアリス

多肉植物の土を使って植え替えします。水やりは、植え替えてから数日してから始めます。植え替え時に根を痛めている可能性があるので、根腐れさせないように、念のため植えて数日経ってから水やりします。多肉植物の葉挿しや植え替えは、根や切口を乾燥させてから植えるか、植えてからしばらく水やりを経つかどちらかですね。我が家では、葉や芽を挿す場合は切口が乾いてから、植え替えの場合は植えてから数日後に水やりする方法にしています。

植え替え後の様子

天人の舞 仙人の舞 カランコエ オルギアリス

この器は信楽焼です。古くからの和の鉢もかっこいいですね。

ちなみに器の反対側の景色はこんな感じです。

信楽焼

ブラックチェリーの家具の多い我が家には、和の雰囲気の鉢もよく合います。あたたかみ感じますね。

チェストの上など、ちょっとしたスペースに小さな鉢があるとほっとします。

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〔2019年7月6日〕

約8ケ月後の姿です。生長遅いですが、あと一年は植え替えの心配ないようで手間かからないです。時々忘れたころに土に水をかけるくらいで、まったく手がかかりません。

カランコエ・オルギアリス
カランコエ・オルギアリス
カランコエ・オルギアリス

葉が密に重なってます。

〔2021年1月9日〕

ちょうどよい丈に生長しました。

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