コノフィツム 濃赤円空・円空・マーベルスミルクマン

ビブロムとエクティプムの交雑種は、マルニエリアニムと呼ばれています。そしてマルニエリアニムの園芸名が’円空’だそうです。一般的なのがオレンジ色で、中心が黄色の花なのですが、交雑種なので黄味の強いものや赤味の強いものなど、幅があります。濃赤(花)円空は、名前の通り濃い赤の円空です。深い赤と中心の鮮やかな黄色のバランスがよく、艶やかでとても綺麗です。

コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
2022.10.27 濃赤円空

濃赤円空

球体は全体に丸みがあり、従来の円空の特徴とはちょっと違っています。購入時は真冬で、花を咲くのを楽しみに育ててきました。筆先のような蕾が出てきたとき、まさしく深紅だったので感動しました。

コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
濃赤円空

開き始めたのは10/16で一週間経ってもまだきれい。もう一輪も開きそうです。実際はもう少し暗めで深紅なのですが、写真に撮ると明るめで彩度の高い赤になってしまいます。

コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
濃赤円空 2022.10.22
コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
濃赤円空 2022.10.22

濃赤円空の花をしばらく観察してみての所感ですが、気温が高く陽もガンガン当たっていると黄味が強く出て、20℃前後で少々雲がある程度のほうが赤の発色がきれいなように思います。赤の発色については、温度なのか光の強度や波長なのか、その全部なのか興味深いところですが、ともかく、天候によって赤の発色がかなり違いますね。10/22は20℃前後の薄曇りの天候で撮影しました。深紅に見えます。

10/23は晴天で10時にもなると我が家のベランダは28℃前後、直射日光のところは当然ながら40℃超えます。新しく出た花はオレンジ色です。尚、直射日光下でも、日陰で見てもオレンジ色なので、光の当たり方で見え方が違うわけではありません。

コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
濃赤円空 2022.10.23

以前1つ目の花が咲いたときは、雨天や薄曇りでなかなか晴れ間がでないお天気が続く時だったので、花は初めから真っ赤だったのですが、10/23は、ぎんぎんの秋晴れで咲いた花は朱色でした。そのうち過ごしやすいお天気に変わると赤味がぐっと増すと思います。

10/27は、赤味がぐっと濃くなり、文字通りの濃赤円空です。艶やかで美しい。

コノフィツム 濃赤円空 濃赤花円空
濃赤円空 2022.10.27

赤色の発色って結構複雑ですね。もし、赤色系のコノフィツムの発色が今一つだった場合は、気温や日照の影響が大きいかもしれませんね。

円空

濃赤円空の紹介から入りましたが、もっともポピュラーな円空は、みかん色で中央が黄色です。また、キールのエッジが鋭く赤い筋が入るのが特徴です。肌自体も赤くなりやすいです。

コノフィツム 円空
2022.04.06 陽に当たり赤くなった’円空’

2022年はまだ花が咲いていないので下の写真は2021年のものです。きれいなオレンジ色です。みかん色という表現が一番ぴったりくるかな。

コノフィツム 円空
2021.10.14
コノフィツム 円空
2021.10.14

いわゆる、典型的な円空ですね。

ですが、円空も含めマルニエリアニムは交雑種なので、球体の形や花の色味・花の形など、微妙に違うものが多々あります。花の色も黄色から濃赤まで幅があります。

下の写真のものは、マルニエリアニム・レッドフラワーの名で入手しました。上の写真の円空より濃いオレンジで、濃赤円空に比べると黄味寄りです。ちょうど中間の色味です。これもバリエーションの範疇ですね。

コノフィツム マルニエリアニム・レッドフラワー
マルニエリアニム・レッドフラワー 2022.10.28
コノフィツム 濃赤円空 マルニエリアニム・レッドフラワー
左:濃赤円空 右:マルニエリアニム・レッドフラワー

マーベルスミルクマン

ビブロムとエクティプムの交雑種には、コノフィツム研究家で知られるSteven Hammer氏が作出したマルニエリアナム・ハマー〔大型円空〕やマーベルスミルクマンなどがあります。

マーベルスミルクマンは、とても人気がありますね。陽に当たると、血管が浮き出てくるように赤い筋が出るのが特徴ですね。花は、みかん色で中心が黄色。

コノフィツム マーベルスミルクマン
マーベルスミルクマン
コノフィツム マーベルスミルクマン
マーベルスミルクマン

花は、直射日光に弱く、強い陽に当たるとだれてしまいます。

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