壁に絵を何枚もかける場合、ピクチャーレールを使うと、壁を傷つけることなく複数枚かけることができますし、レイアウトも簡単にかえられるので便利です。
しかし、ワイヤーフックで絵を吊るすと絵が宙ぶらりんになり、ゆらゆらとゆがむので、ちょっとした工夫が必要です。
特に縦に2枚吊る場合は、絵を吊っているワイヤーの影響でなかなかうまくいきませんよね。我が家ではうまく吊るせているので、そのちょっとした工夫をご紹介します。
1枚かける場合
ピクチャーレールからワイヤーとフックで吊っている状態なので、絵が若干下を向いた状態になります。
このような場合は、額の裏側の下辺に発泡スチロールの板を挟むと、安定して壁に平行に絵を固定することができます。発泡スチロールのような軽いものが最適です。絵画自体が重くて自重がある場合は、接着しなくても挟むだけで充分固定されます。
発泡スチロールの厚みは、ワイヤーをフックにかけた時の壁からの距離よりも大きくします。
我が家のケースでは、ワイヤーは壁から約25mmです。絵が大きいので、壁と平行にフレームが安定した時のスチロールの厚みは50mmでした。
フレームの大きさに合わせて、厚みを調整してください。発泡スチロールならカットするのも簡単ですので、様子をみながらやるのがよいと思います。
同じ縦位置に2枚かける場合
1本のワイヤーにフックを2つ通し、それぞれに絵をかける場合、何もしなければワイヤーの影響で写真のようにぶらぶらになってしまい、きれいに飾れません。
そこで、以下の写真のようにするとフレームを固定することができます。
ワイヤーがフレームの中心を通るように注意します。ワイヤーをフレームの上部でタッカー留めしてしまってもいいですが、後で縦位置の調整が自由にできなくなるので、ワイヤーを額を吊る金具に通して、左右の動きを制限しています。
2枚ともフレームの下辺の左右に発泡スチロールの板を挟むと、フレームが前後にぐらつくのが制限されきれいに固定できます。我が家では「はがせる両面テープ」で発泡スチロールを固定しました。
発泡スチロールの厚みは、ワイヤーをフックにかけた時の壁からの距離よりも大きくします。我が家のケースでは、ワイヤーは壁から約25mmなのでスチロールの厚みは30mmで、壁と平行に安定しました。
縦に2枚のフレームをかっこよく飾るコツ
縦2枚飾る場合は、横に振れにくい縦長か正方形のフレームで、横幅を同じにして縦のラインが揃うようにすると、すっきりときれいにみえます。同じテーマのものや連作にするなど統一感があるものにすると間違いはないと思います。
いくつもの絵を並べる場合は、フレームの左右の縦のラインや上下の横ラインを揃えたり、中心を揃えるとすっきり見えます。
ピクチャーレールの場合、レイアウトは自由に配置出来ますから、飾ってから位置を調整していけば、ここだ!という位置を見つけられますよ。
バリ・アートとレントゲン・フォト
壁面の絵画の紹介をしますと、壁中心の大きな絵は、10数年前バリ島のウブドで買い求めたものです。
プンゴセカン・スタイル(熱帯花鳥画)といわれるもので、鮮やかな色彩とエキゾチックな画風に引き込まれます。アクリルカラーで描かれています。
絵画にフレームもついていたのですが、かなり雑なフレームだったので、日本に帰ってきてから額装専門店にお願いして、フレームをカスタマイズして仕立てました。中の絵より額の方が高価だったと記憶していますが、絵画を引き立てるぴったりのフレームで気に入っています。
このバリ・アートの横に飾って調和する絵を探した結果、レントゲン・フォトの花々に行き当たりました。この二枚のアート、バリ・アートとテイストはまったく違いますが、互いが引き合い素敵な空間になったと満足しています。
ちなみに、レントゲン・フォトは種類が豊富なネットで買うのが便利です。
価格:24200円 |
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