我が家では、新築で住み初めてから15年間、フローリングにワックスを塗り続けていました。そんな頑固なワックスを剥がしましたのでそのコツなどをご紹介します。
塗り重ねたワックス
我が家では住み始めて以来、フローリングにワックスを塗り重ねていました。特に廊下・LDは半年に一度2度塗りしてましたからテカテカです。昔は床が光っているのが良い感じと思ってたんですが、長年塗り重ねると床がどす黒くなってきます。(;´∀`) もう塗り重ねるのは限界にきていました。
LDと和室を一体化して一間にし和室の畳もフローリングにするリフォームを思い立ったとき、真っ先に考えたのが、LDのどす黒テカテカの床を「ワックスを除去して素のフローリングに戻す」です。
LDのフローリングはリフォーム後もそのまま使います。LDと和室は一体化して一間にするので、和室のフローリングの色や質感を考えるときに、やはりLDのワックスを剥がした素の色でコーディネートしたいからです。ワックス除去後のフローリングの経年劣化や傷の状態も見ておきたかったこともあります。
しかし、ワックスを剥がすといっても面積大きいので大変そうです。それでいままでワックス剥がしをさぼって塗り重ねてきたわけですが…、
業者さんに頼めば、かなり高額になるでしょうから、家族3人総出でやることを決意したのです。
ワックスを剥がす際にフローリングを傷めると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、やり方次第ではフローリングを傷めずに剥がすことができます。我が家で使ったものと手順が、皆さんの参考になればと思います。
用意したもの
ネットで、ワックスはくり剤や道具を吟味し、揃えたのが次のものです。
- ワックスはくり剤…高速リムーバー(ラブロン株式会社)
- ワックス剥がし用のへら
- スポンジ…はくり剤を床に塗布するのに使用
- タッパーなどのプラスチック容器2個…捨てられるものがいいです
- 希釈したワックスはくり剤を入れる容器
- 剥がれたワックスを拭い溜めてく容器
- 雑巾・古いタオルなどの布
- 乾いたものと濡れたものと使います。できるだけ沢山あるといいです。
フローリングを傷めずにワックスを剥がす手順
フローリグを傷めずにワックスを剥がすの手順は以下の通りです。
①希釈した高速リムーバーをスポンジにひたし、床に塗る。
- 使用したはくり剤の標準の希釈は10倍程度ですが、ワックスが古かったり塗り重ねられている場合は、少し濃いめにするのがよいです。
- 標準の10倍希釈から試してみて、落ちにくいようでしたら、少しはくり剤を足して適度な濃度になるよう調整するとよいです。
- あまり塗り広げすぎない(これがコツ)で、はくり剤を浮かすように少したっぷりめに塗布します。
- 表面が白く浮き出てきたり、ヘラを当ててみるとワックスが溶けてやわらかくなっているのが感触でわかります。
②ヘラで手ごたえを感じながら剥がしとる。
- はくり剤に書かれた説明どおりに作業すればいいのですが、スポンジでこすり取るより、ヘラの方がやりやすかったです。
- 塗り重ねられているワックスは、一度ではなかなかきれいにならないので、②を繰り返します。
③へらで集められる汚れは集めて容器に入れる
④残った汚れを布で拭きとる
⑤濡れた布で、はくり剤が残らないよう完全に拭きとる
思った以上に綺麗に取れるので、ヘラでこすげ取るの気持ちがいいです。
しかし、15年の塗り重ねは、手ごたえありすぎです。(‘Д’)
ヘドロのように大量に出でくる汚れと格闘し、繰り返し繰り返し…、13.5畳のLDと廊下を剥がすのに、家族3人で2日ほどかかりました。0.5リットル入りのはくり剤も2本使いました。やれやれ…腰が痛い…
労力はかなり使いますが、強い力は必要なく、ただもくもくと作業を繰り返すのみですね。すぐに要領がつかめますし、かなりきれいに除去できます。一度に作業する範囲をあまり広げずにやるのがフローリングを傷めずに綺麗に剥がすコツです。
ただ作業しているところは入れませんので、小さなお子さんが近くにいるとまず無理だと思います。一度にすべてやらなくても時間が取れるときに少しずつ進めるなどもできますよ。
今回手順を載せた写真は、寝室の床で、比較的ワックスの層がうすいものです。
最後にリフォームの時にLDの床のワックスを剥がした時の写真、1枚だけ撮ってあったので載せてみます。結構すごいでしょ。
いかがでしょうか。お役に立てれば幸いです(^◇^)
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