ブーゲンビリアの鉢植えの冬越し:室内と屋外・ベランダでの育て方

〔2020.01.12撮影〕
ブーゲンビリア
ブーゲンビリア 冬

ブーゲンビリアの鉢植えを育てて5年過ぎました。6回目の冬越しです。いつもは11月くらいから翌年4月中旬くらいまで室内で育てているのですが、この冬は、暖かいこともあって、ベランダにだしたまま冬越しさせることにしました。11月初旬に苞葉が付きだし、徐々に増えて1月の屋外なのに上の写真の状態です。我が家の地域の気温では屋外で越冬は可能です。葉は全部落ちるだろうと思っていたのですが、この寒い時期に苞葉を落とさず休眠して暖かくなるのを待っているようです。ちょっとびっくりです。このまま寒い2月を乗り越え、白くて小さな花を春にさかせるのでしょうか。

ブーゲンビリアの室内での冬越し・屋外での冬越しについて、我が家の育て方をご紹介したいと思います。

ブーゲンビリアの花付きをよくするための育て方についてはこちらに書いていますのでよろしければご覧ください。

ブーゲンビリアの花期

ブーゲンビリアは南アメリカ熱帯雨林原産の植物ですので、年中暖かく、日当たりのよいところで管理すれば、年中花が咲きます。我が家では、屋外管理で6月頃と10月頃、その後室内に取り込んで12月頃と2月頃、多少ずれはありますが、年に4~5回花期を迎えます。高温多湿は苦手で真夏は花がつきません。

花づきをよくするのに気を付けること

陽あたりのいい場所で管理することと、水やりを極力控えることです。

ブーゲンビリアはつる性で、先端にしか花をつけません。なので、つるが横になるようにして針金で留め、枝分かれしているつるそれぞれの先端の部分を切り詰めておけば、つるの途中から花芽がいくつも出ます。

屋外での冬越し

冬場でも花を咲かせたい場合は、室内で管理し、陽当たりのよい場所に管理するとよいでしょう。しかし、氷点下にならず霜が当たらない環境ならば屋外での冬越しも可能です。直射日光のあたる場所に置きましょう。昨年の秋は、苞葉が付くのが少し遅れました。

9月、10月は巨大台風に見舞われ、一時的に室内に植物を避難したりと大変な時期でした。気温の変動も激しく、11月でも暑い日が続いたりと天候不順が原因だと思います。通年なら室内管理に替える時期でも暖かく、苞葉もついてきたので、そのまま屋外で冬越しさせてみることにしました。


〔11月中旬〕苞葉が出てきました。


〔1月12日〕12月になっても苞葉が増え現在に至ります。やっぱり屋外では、苞葉の色が鮮やかで濃いです。苞葉の鮮やかな色はアントシアニンではなくベタレインだそうですね。ベタレインも光で合成が促進されます。

ところで、苞葉はつきましたが、花はつぼみのまま開花しません。苞葉も夏期の頃より少し小さいですね。伸びきれずというところかな。

ブーゲンビリア 冬

本来、低温になると葉を落とすのですが、異常気象というより、年々日本が熱帯化していってるということでしょうかね。

暖かくなったら開花するのでしょうか?それとも耐えきれず枯れていく?どうなるか興味わきます。

冬の屋外での管理

場所

直射日光の当たる場所で、雨や雪・霜に当たらない場所で管理。ブーゲンビリアは、できるだけ環境を変えず育てるといいですね。

水やり

11月から1ヶ月に1~2度くらいの水やりになってます。もともと夏場でも5~7日に一度くらいの水やりです。極力水を切らして育てます。葉が垂れてくるくらい放っておいて大丈夫。

肥料

冬場は通年与えないのですが、今の冬は、外で冬越しなので、12月に一度『ペンタガーデン』を試しに与えてみました。次の水やりのときも使う予定です。

ペンタガーデンは、植物の光合成を活発にするALAを配合した肥料です。肥料は、窒素:リン:カリが6:10:4で配合されています。

ペンタガーデンの効果は、大きく3つあります。

  1. 日照が少ない環境下でもすくすく育てる。
  2. 根からの栄養吸収を促進し、根の生育を助ける
  3. 耐寒性・耐塩性が向上する〔ストレス耐性向上〕

耐寒性向上を目的に使いだしましたが、まだ日が浅くなんとも言えないので、いろいろ試してからブログにしたいと思います。

ペンタガーデンは、光合成を活発にするので、斑入りの斑が不鮮明になったり、斑の色調が変化することがあるとのことですが、メーカーのコスモのHPでは、ポインセチアの耐寒性が向上したとありました。ポインセチアの苞葉の色素はアントシアニンで、ブーゲンビリアはベタレインなので、色素が違いますが、苞葉の色調への影響はあるのかなどもみてみたいなと思います。冬場は水やり少ないので、ペンタガーデンの使用頻度も少ないし、変化があるかどうかはわかりませんが…。

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室内での冬越し

ブーゲンビリア 室内 冬越し
ブーゲンビリア 

11月~4月くらいまで室内で管理する場合は、その間に2~3度、花期があります。ただし、苞葉の色は薄めです。やはり屋外に比べて日照量が落ちるのが原因と思われます。窓ガラスに紫外線カットフィルムなど貼っている場合は、その影響もあるかもしれません。

冬の室内での管理

場所

一日の温度差が少ないように日中は陽当たりの良い場所で、夜は冷え込みの少ない場所に置きます。移動が苦手というのは、日照や温度などの影響を受けやすいということなので、気温差をなくすために部屋内で場所を移動するのは問題ありません。我が家でも、そのように移動させますが、葉や苞葉が落ちることはありません。外気が冷たい日はいけませんが、冬場でも暖かく陽のさす日や時間帯は、十分に日光浴をさせるといいですね。

ブーゲンビリア 室内

水やり

葉が下に向くぐらい間隔あけても大丈夫です。10日から2週間に一度くらいでしょうか。葉や土が乾いている状態を見て水やりします。

肥料

冬の間は肥料は与えません。

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