ゼブリナの育て方は簡単!葉の色が陽当たりで変わる? ハンギング仕立てや飾りながら増やせます

ゼブリナ トラディスカンチア 

トラディスカンチア・ゼブリナは、ツユクサ科の植物です。ラメのような光沢のある深いグリーンと赤紫のカラーリーフは、お部屋や植物の寄せ植えなどの差し色としてよく映えます。和洋どちらのお部屋にもしっくりきますね。葉裏が深い赤紫なのでハンギング仕立ても効果的です。放っておいてもよく増えるので、花瓶などに挿しておいてもすぐに発根します。増やしながら飾れるため一石二鳥ですね。育て方もらくちん。陽当たり加減で色が少し変わります。我が家でのゼブリナの育て方と楽しみ方をご紹介したいと思います。深みのある色合いが秋にぴったりですよ。

ゼブリナ トラディスカンチア
ゼブリナ トラディスカンチア
ゼブリナ トラディスカンチア ハートカズラ

尚、同じトラディスカンチア属のフルミネンシス・ラベンダーも育てています。こちらもハンギングに最適です。記事はこちらです。ご興味があれば見てくださいね。

ゼブリナの特徴

メキシコ原産の多年草・ツユクサ科です。以前はゼブリナ属だったのですが、現在ではトラディスカンチア属に含まれるようになりました。

  • 美しい葉
    葉表はラメのような白銀の2本のラインが印象的です。日照条件によって葉の縁と中央の色味が深い緑から赤紫に変わります(詳しくは後述)。葉裏は、深い赤紫です。
  • ほふく性がある
    ほふくし、よく分枝します。分枝し伸びるのでハンギングに向いています。
  • とても丈夫
    ツユクサ科の植物で生長は旺盛です。めったなことでは枯れません。
  • よく増える
    切り取って水に挿すだけで簡単に発根します。

仕立て方のコツ

葉の裏表の両方が視界に入るように仕立てると素敵です。

ハンギング

見上げる高さに吊ると葉の裏も見えて美しいです。ある程度伸びたら垂れ下がってきます。鉢の上あたりが寂しくなるので、こまめに切り戻して分枝させてこんもりとまとめるといいですね。写真は3号(9cm)の小さな鉢ですが、鮮やかな葉色でとても引き立ちます。小さくてもインパクトあります。

ゼブリナ トラディスカンチア 
ゼブリナ トラディスカンチア

挿し芽及び水耕栽培

切り戻した茎を水に挿しておくと簡単に発根します。根が適当にでれば土に植えます。このまま水耕栽培としても、しばらく楽しめます。2か月くらいは持ちますが、やはり下の葉が落ちたり徒長するので、また仕立て直すか、土に植え付けます。土に植えた方が生育いいです。

深めのガラス容器に活けると、まとまりもよく、葉の裏表もきれいに出るのでお勧めです。

ゼブリナ トラディスカンチア
ゼブリナ トラディスカンチア 

小さなガラス容器にハートカズラとともに活けてみました。どちらもすぐに発根します。発根してもしばらくこのまま育てると、根が絡み合って、ばらけないくらいまとまるので、そのまま土に植えれば形を崩さずに寄せ植えができますよ。

ゼブリナ トラディスカンチア ハートカズラ

日照条件によって、葉の色がかわる?

直射日光を避けて明るめの日陰で育てると、赤と緑が鮮やかでくっきりとした模様の葉に育ちます。色味はお好みによると思いますが、明るい日陰で育てたぐらいがバランスよく、発色も美しいのではないかと思います。

ゼブリナ トラディスカンチア 

夏場の光が強い季節は全体に赤く発色しし、薄緑の2本ラインの部分が赤くにじんだようになります。紫外線から身を守るためアントシアニンの合成が促進されるのでしょうか。特に真夏時の屋外は日陰でも赤くなりがちです。下の写真のゼブリナは直射日光を避けて明るめの日陰で管理していた〔8月上旬〕ものです。直射日光を避けていたので葉焼けはしなかったです。しかし、赤すぎると思う場合は、管理場所を更に日陰に置くか、室内に移すのも手かもしれません。ゼブリナの生育適温は、20℃~25℃くらいといわれていますので、猛暑で紫外線も強い時期は避難するのがいいでしょうね。

ゼブリナ トラディスカンチア 

室内などでも育ちますが、できるだけ明るい窓辺などに置きます。室内で育てると赤味が抑えられ緑色が強まる傾向があります。

わりと落ち着いたグリーンも美しく、室内で育てた色も好みです。ただし、ひょろっとして徒長ぎみになります。

ゼブリナの育て方

  • 夏期
    7月~8月の気温が高く、直射日光が強い時期は、直射日光を避けて、明るい日陰で管理します。
  • 春・秋
    春秋でも光が強い間は直射日光を避けますが(西日も避けます)、陽ざしがやわらかな時期や時間帯は、日向に置いています。生育適温は20℃~25℃くらいなので、春秋がもっともコンディショいいと思います。
  • 冬期
    耐寒温度は5℃です。室内の陽が入る明るく暖かな窓辺で管理すると、コンディションよく冬越しします。冬でも日中暖かな日は、数時間でも屋外に出してあげるといいですよ。

水やり・肥料やり

年中乾燥気味に育てます。乾燥には強く、多少水がきれても大丈夫です。むしろ水やりが多いと徒長したり、夏場は蒸れて葉が落ちたり根腐れするなど、トラブルが多くなります。湿度は高いほうを好むので葉水は効果的です。基本は土の表面が乾いてからたっぷり水やりします。夏場は毎日か一日おきくらいの水やり、葉水を朝夕してやるといいです。涼しくなっていくと間隔をあけます。週に1~2度くらいでしょうか。いずれも土の乾き具合をみて水やりします。元気がない場合は、水やりより先に葉水をしてあげるといいですね。

肥料はどちらかといえば少な目です。鉢植えでしたら、1~2年に一度は植え替えるか、根を整理して元の鉢に植え直さないと、根詰まりしてしまいます。我が家では、植え替え時のタイミングで下の用土に植え替えていますが、元肥入りのものを使い、その後置き肥をしていません。置き肥近くは根が傷みやすいですよね。我が家は隙間なく鉢に植えているので、1~2週間に一度くらい液肥を適量に薄めて与えてます。置き肥をする場合は、株元から離れたところに2か月に一度与えるといいと思います。

用土

我が家では『多肉植物&ミニ観葉の土』を使っています。軽くて清潔な原料を使用しているので室内栽培に向いているそうです。排水性が良く根腐れを防いでくれます。また、水の腐敗を防ぐゼオライトが配合されているのも安心です。ゼブリナもこの土に植え替えましたが、調子いいですよ。

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