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〔2019.10.22〕子株ができたので、株分けしました。株分けの様子はこちらです。
ビカクシダ・マダガスカリエンセ 貯水葉

マダガスカリエンセの子株を購入して一年とちょっと…。貯水葉と胞子葉が順調に出て育っています。新しく出るたびにマダガスカリエンセらしい凸凹がはっきり深くでできています。冬から春にかけて、湿度を維持するためにドーム型カバーをかけてその中で育てていました。夏に一時外に出してみましたが、マダガスカリエンセはやはり夏の高温に弱いらしく支障がでたので、また涼しく空調管理した室内管理に戻しました。結局、年中ドーム型カバーをかけて育てた方が調子がいいようです。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

マダガスカリエンセを育てるのは初めてで、温室などの設備なしで育てる情報が少なく試行錯誤な日々です。そこで育ててみて気になった点や工夫した点など、初心者ならではの視点で育てている様子を紹介したいと思います。

 

 

目次

 


マダガスカリエンセを育てるのは難しい?

最近はブリーダーの方々によって日本で育てて株を増やしたものがネットで簡単に入手できます。植物もある程度環境に適応するわけで、日本で生まれ育ったものは育てやすくなっています。ですので、マダガスカリエンセも思ったよりも順応していると思います。

しかしながら、我が家では、スパーバムリドレイアルシコルネ・マダガスカルなどを育てていますが、育てる環境に関して言えば、マダガスカリエンセは手のかかるほうだと思います。マダガスカリエンセにとって日本〔我が家がある関東圏でいえば〕は、夏は暑すぎるし、冬は乾燥しすぎなのです。

 


マダガスカリエンセの育ちやすい環境

マダガスカリエンセは、マダガスカルで常に雨が降っているような環境で自生しているようです。

気温もそれほど高くない(25℃以下)方が育ちやすいのではないかと思います。というのも、秋から春まで一日中20℃前後で育てている時期が調子よくすくすくと育つのに、気温が上がる夏は、貯水葉が黒くなったり、胞子葉が縮れたりと調子を崩しがちです。夏は、湿度も高いですが高温なので、蒸れたり、葉焼けがおこりやすいのです。

 

マダガスカリエンセはいつも濡らしておかなければならないのか?

いつもしっとりと濡れているのはいいけど、水に浸っていたり、びしょ濡れは要注意だと思います。マダガスカリエンセだけでなく植物全般、過湿は腐らせる原因となります。マダガスカリエンセにとっての適度な湿り気が必要です。

温室などで湿度もコントロールするとベストですが、なかなかそこまではという場合は、ミズゴケてんこ盛りで栽培すると水分調整しやすいです。我が家では、まるで丼ぶりのようですが、常に水を含む程度(滴り落ちない程度)に湿らせたミズゴケで覆っています。霧吹きで時々シュッシュッと貯水葉とミズゴケに水やりするだけで根廻りの湿度は適度に保てています。

また、ビカクシダといえば板付けもよい栽培方法です。板付けは鉢植えより乾燥しやすいので、ミズゴケの水分をコントロールしやすく、根まわりを過湿にして腐らせてしまう危険性が低いです。ですので温室があれば板付けすると良いと思います。我が家は、温室作らず、コンパクトな装備で育てたいので、扱いやすい鉢植えで育てています。下の写真は、入手後、植えたての写真です。

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

 

ミズゴケてんこ盛りです。ミズゴケは乾かないように、手で触れてしっとりと湿り気を感じる程度に保っています。ミズゴケ部分の露出が多いのでかなり通気性も良い状態です。鉢底には穴があるので、水が溜まることはありません。根廻りはこれでうまくいっていますが、これだけでは葉が乾くのがはやく、日中霧吹きの回数が多くなり手間がかかります。またきれいな葉を育てるには、やはり空気中の湿度を高める必要があります。

 

貯水葉の縁に切れ目が入るのは湿度が足りていないから

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

上の写真は入手時のものです。右側に小さな貯水葉がついています。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

入手時の小さな貯水葉が生長したのが、上の写真の右側の貯水葉です。見ての通り大きくなるにしたがって縁に切れ目が入り、いびつな形になって綺麗な円形に広がらなかったのです。入手時に既についていた貯水葉もいびつなので、まだ子株だから不完全な貯水葉になるのかなと思っていたのですが、またその次の貯水葉も生えたてはきれいな形なのに、縁が少し茶色くなったところかから切れ目がはいるので、ひょっとしたら乾燥が原因かと思いました。そこで、湿度を保持するためにドーム型の苗カバーで覆いをすることにしました。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ 簡易温室

その後出てきた貯水葉2枚は切れ目が入らず、きれいに広がりました。朝夕霧吹きは欠かさずしています。日中も葉が乾いているようなら霧吹きすることもありますが、霧吹きの回数は、解放状態のときに比べて格段に減りました。また、カバーの内側にも霧吹きしています。常に霧に包まれているような雰囲気が最適なのでしょうね。そこまでに至りませんが、なかなかうまくいっているようです。ドーム型苗カバーは上に穴が開いているので、湿度を高めたい時は、ラップで穴を覆うといいです。

うちではウツボカズラにも苗カバーを使っています。乾燥する冬場でも湿度が保てるのでお勧めですよ。

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夏も室内管理の方がよい…湿度が高くても高温では蒸れや縮れが起こる

マダガスカリエンセは、日本の夏の暑さが苦手です。生長の様子の章にも書いていますが、今年(2019年)の梅雨の時期に一度ベランダの明るい日陰に出してみましたが、暑さで蒸れてしまったようで貯水葉が黒くなってしまいました。また、出てきた胞子葉も一部が縮れていびつな形になりました。やはり夏も室内管理を行い、通年で25℃前後で育てるのが良いようです。また、ドーム型苗カバーは夏も必要です。室内は冷房で除湿されますので。

 

自然に育てると全体のフォルムが崩れてくる?

貯水葉の重なりの部分って、生長点付近はかなり隙間が大きく空洞があいていきます。

生長するにしたがって、上にでっばるように生長するんですね。

 

板に着生させる場合、ワイヤーやアミ、ビニール紐などを使って固定しますよね。だいたいお椀型の形状に成形して固定すると思うんですけど、植木鉢ミズゴケてんこ盛り方式は、固定せず自然な状態で育てています。一年も経つと根はしっかりミズゴケの中に張っていますが、あまりに先がとんがってくるので、いずれは固定して仕立て直ししないと形が保てなくなると思います。

 

ザルを逆さまにして固定しようかな?思案中。もうしばらく、どう育つか様子をみたいと思います。

 


季節ごとの管理について

マダガスカリエンセは、常に湿度を保って育てる必要があるので、一年を通して室内で育てます。

冬の管理について

冬は、部屋の中でも加湿器をつけなければ湿度30%もない日も多いくらい乾燥しています。一方南向きの部屋では、部屋の中にまで光が入るので窓際で管理すれば、暖かく日差しも申し分ないくらいです。マダガスカリエンセは、窓際でカーテン越しの柔らかい日差しのところで、カバーに入れて管理しています。春まではこのままの環境で育てます。

 

肥料やりについて

どのくらいの肥料やりが適当なのかよくわからないのですが、うちでは、かなり薄めた液肥を、1か月に1回ほど霧吹きでミズゴケにかけています。霧吹きの噴霧口をミズゴケに近づけて中に浸み込むように噴霧してます。貯水葉も胞子葉も順調に出ているので、この頻度でいましばらく続けます。

 

春・秋の管理について

6月1日現在でもカバーの中で育てています。室内の窓際で育てます。朝夕霧吹きで貯水葉とミズゴケにミスティングしています。ミズゴケが乾燥したときは、しっかりミズゴケが潤うまでじょうろで水やりしています。

 

肥料やりについて

かなり薄めた液肥を2週間に1回ほど、じょうろで貯水葉にあたらないようにかけています。

 

夏の管理について

やはり、マダガスカリエンセは夏の高温に弱いので、涼しい室内の明るい場所で育てるといいようです。

また、室内で冷房やドライをかけていると、乾燥しやすいのでカバーなどで湿度を保つ必要もあります。

朝夕霧吹きで全体をミスティングしています。

 

肥料やりについて

夏場、特に真夏の8月は肥料を与えていません。夏は弱る季節ですので、与え方次第では枯らしてしまいかねません。我が家では真夏の肥料はどの植物でも控えてます。

 

 

マダガスカリエンセ以外に、スパーバムリドレイアルシコルネ・マダガスカルの記事がありますので、よろしければみてください。

 


子株の株分け

2019年8月に子株を見つけました。

マダガスカリエンセ 子株

 

10月には、大きめの子株が4つになりました。

マダガスカリエンセ 子株

 

マダガスカリエンセは、子株が大量に発生します。リドレイやスパーバムは全くその兆しありませんが、アルシコルネやマダガスカリエンセは、ポコポコ子株が発生します。写真の一番手前の子株(径7cm)1つを株分けしてみました。

 

子株の切り離し

鉢から株を取り出します。我が家は植木鉢ミズゴケてんこ盛り方式なので、簡単に取り出せます。

マダガスカルエンセ 株分け

 

根を痛めないように、ミズゴケをかき分けながら少しずつ分離します。細い根がプチプチと切れる感触が多少はありますが、割と簡単に分離できます。

マダガスカルエンセ 株分け

マダガスカルエンセ 株分け

 

 

株分け完了です。

マダガスカリエンセ 株分け

 

子株の植え付け

切り離した部分には、根が表面に出てきているので、新しいミズゴケで株を包むように補います。

マダガスカリエンセ 子株 植え付け

マダガスカリエンセ 子株 植え付け

 

新しい鉢に形を整えながら植え付けます。

マダガスカリエンセ 子株 植え付け

 

完成です。

マダガスカリエンセ 子株 植え付け

 

子株を分離した親株の方にもミズゴケを追加して形を整えました。

マダガスカリエンセ 株分け

 


生長の様子

〔2019.01.21〕
ビカクシダ・マダガスカリエンセ 胞子葉

今年に入って出てきた葉は胞子葉でした。こんなにすぐに胞子葉が出てくるとは思っていなかったのでびっくりです。

 

〔2019.01.29〕
ビカクシダ・マダガスカリエンセ 胞子葉 生長

胞子葉の生長がはやく、カバーの天井に届きそうです。そこで工作。波型の段ボールで継ぎ足しました。何かのお菓子のパッケージに使われていたのを取っておいたのを使用してます。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ 簡易温室マダガスカリエンセ

大分高さをかせぎました。しばらく安心ですね。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

貯水葉の凸凹がはっきりしてきました。

 

〔2019.03.30〕
ここ2ヶ月の間に2枚の胞子葉が育ち、新たな貯水葉も出てきました。冬は室内で管理しているからだと思いますが、ビカクシダは年中変わりなく一定の間隔で新しい葉を出します。マダガスカリエンセも順調に新しい葉を展開し生長も早いです。22℃〜25℃くらいの温暖な環境が発育に適しているのでしょうね。

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

リボンのような胞子葉がかわいいですね。

 

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

貯水葉の新葉はトリコームに覆われてきれいなシルバーグリーンです。

 

〔2019.04.12〕
新しい貯水葉も順調に育っています。新しく生えるたびに凸凹が強くなっていきます。

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

 

〔2019.06.01〕
新しい貯水葉が育ってきました。瑞々しさと、マダガスカリエンセらしい凸凹がとてもきれいです。4月よりも葉脈の凸凹が増えています。

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

ビカクシダ・マダガスカリエンセ

 

〔2019.07.04〕
梅雨時期になり、湿度も高いのでカバーを外してベランダで管理してみたところ、気温が高すぎたせいか貯水葉が中心から黒くなってきました。ちなみに直射日光に当ててません。貯水葉の出芽もペースが遅れています。しかもこの後、胞子葉が2枚連続で出たのでさらに貯水葉の出芽が遅れそうです。

 

出てきた胞子葉も小さいうちに一部縮れてしまいました。おそらく暑さが原因だと思います。それで、再び室内管理に切り替えしました。尚、室内は一日中冷房かけています。もとと同じく、窓際の明るい場所でカバーをかけて管理してます。

 

〔2019.8.20〕
胞子葉は縮れたまま生長しています。胞子葉は2枚〔左右に一対〕くらいがリボンのようでかわいいですね。4枚は見た目にちょっとむさくるしい感じ。

 

ようやく新しい貯水葉が育ち始めました。

 

子株発見!
マダガスカリエンセ 子株

夏はビカクシダが子株を増やす季節でしょうか。うちのアルシコルネの方は子株がぽこぽこと生まれ、現在8個できてます。

マダガスカリエンセの子株は、只今1個ですが、誕生してうれしいです。

 

〔2019.10.20〕
上の写真の子株が、7cmくらいの大きさになりました。目に見えて生長してきているのがあと3つくらいあります。

マダガスカリエンセ 子株

この後、上に書いたように手前の子株を株分けしました。