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ウスネオイデス

チランジア・ウスネオイデスを育てて1年が経ちました。

チランジア・ウスネオイデスは、エアープランツの仲間です。エアープランツの仲間は、水やりがあまり必要なく、時々霧吹きで水をやり、さらに時々4時間〜8時間のソーキングをすればいいと言われていますが、我が家の場合、それでは葉先が枯れてしまうことがありました。ウスネオイデスは、実際はとても水を好む植物なのです。1年育てて、気付いたことや育て方のコツなどを紹介します。

ウスネオイデスについて、今まで3件の記事(前の冬春から6月初夏)を書いていますが、最新の情報とあわせて、こちらにまとめます。

目次


ウスネオイデスを育てる環境

空気中の水分を吸収して育つエアプランツで、パイナップル科チランジア属、原産国は北アメリカから南アメリカで、木に着生しています。

ウスネオイデスは気温に敏感なので、育てるには暑くも寒くもない、風通しの良いところがいいようです。うちでは、春から秋は屋外に出してます。夏場の日中は直射日光に当たらないように気を付けています。明るく風通しの良いところに置くと、トリコームが厚くなり美しい姿を保てます。

チランジア・ウスネオイデス 

冬場は明るい室内、できれば陽の入る窓際で吊るして育てましょう。室内でもエアコンの風が当たるところなどは、乾燥しやすいので注意が必要です。

うちでは、ウスネオイデスをいつもフィカスウンベラータの枝にフックで引っ掛けています。季節ごとの屋内外の出し入れもフィカスウンベラータと一緒です。


枯らさない育て方

ウスネオイデスは水やりが大事

1年を通して育てた感想ですが、ウスネオイデスは思った以上に水やりが必要です。過湿で腐るなどというのは、よほど高温・多湿で風通しの悪いところに濡らしたまま放置した場合だと思います。普通に吊るしておけば、過湿を怖がることは一切ありません。

1年育ててみて、ミスキングはどちらかというと水不足になりやすいと思いました。そこで、我が家が見つけた水やり方法は、容器に水を溜めて、束ごとひとくぐりさせる方法です。

ウスネオイデス ソーキング

びしょびしょに濡れるまで霧吹きで吹きかけるなら、束ごとさっと水に浸けて、すぐに引き上げて吊るす方が手間がかかりません。それに、この方法だと、ミスキングではなかなか水が行き届かない束ねているところにもしっかりと水が届きます。また、水に浸けた後は大きな観葉植物の幹に吊るし、ウスネオイデスから滴るしずくが、観葉植物の鉢の中に落ちるようにしておくと扱いも楽です。

春から秋まで屋外の穏やかな環境に吊るして水やり

屋外で吊るして育てている間の水やりは、じょうろで満遍なく濡れるように水をバシャバシャかけるのが簡単ですね。もちろん、容器に水を溜めて、束ごとひとくぐりさせて、直射日光の当たらない日陰に吊るすのもいいです。

ウスネオイデス 水やり

うちでは、夏は雨の降る日を除いて早朝気温の低いうちと夕暮れ時にじょうろで水をかけていました。直射日光が当たったり、高温な日中の水やりは厳禁です。いわば蒸しているようなものですから、ウスネオイデスだけでなく、どのような植物も真夏の日中の水やりはよくありません。夏は水やりのついでにベランダに打ち水すると気化熱で熱気が穏やかになる上、空気の流れも生まれます。打ち水は人間にもエコですが、植物にも効果的ですよ。ポイントは植栽の土やベランダの日陰など、直接日の当たる場所は避けて打ち水した方がより効果的です。我が家では朝は6時、夕方は18時ごろに打ち水していました。

また、屋外で育てると風が強い日などは、勝手にちぎれて風に飛ばされ、細かなウスネオイデスがあちこちで育っているという事態が起きます。長く伸ばすなら、野ざらしにならないように空気が通るくらいの穏やかなところに吊るしてください。

冬は容器に水を溜めてひとくぐり

冬が近づき、室内に取り込んでからは、容器に水を溜めて、寝る前に束ごとひとくぐりさせるようにしました。一日一回で十分ですが、冬はエアコンや暖房で室内が乾燥しがちなので、様子を見て必要なら回数を増やせばよいと思います。

ウスネオイデスの肥料やり

ウスネオイデスの追肥は、月に一回ほど希釈した液肥を与えます。夏場は水やりする際に、じょうろに2,3滴の液肥を混ぜて(適量よりも大分希釈)、6月、7月は月に一回追肥しています。冬場は日中に希釈した液肥をミスキングし、夜は水にくぐらせて余分な肥料成分を落としています。水分が乾燥したあと肥料成分が濃く残ってしまうとウスネオイデスを傷めてしまうので、うちのような水やりの仕方は結構あっているのかもしれませんね。


ソーキングは本当に必要か?

よく2〜3日に一度、霧吹きでミスティングし、時々、夜に4〜8時間程度ソーキング(水に浸けたままにする)と説明される場合がありますが、霧吹きで湿らせる程度では、葉が先から枯れていってしまいます。

毎日しっかりと水やりができていれば、うちでは夏場でもソーキングなしで元気に育ちましたし、冬の今も、毎晩水にくぐらせているだけで、ソーキングなしでもふんわりとした元気な状態を維持できています。

もともと、ウスネオイデスは昼間は過度な蒸散を防ぐために気孔を閉じており、夜になると気孔が開いて呼吸を行います。日光から身を守る役目のトリコームは、昼間は日光を反射しますが、夜霧や大気中の水分を効率よく捉え、基部に水分を導く役割もしています。原産地のような環境では、自然に夜霧や大気中の水分をとりこめるのですが、日本の空気に含まれる水分は十分ではありません。かなり乾燥している時期や地域も多いので、水やりが必要となります。しかし、ソーキングは長時間水に浸けてしまうため、この間の呼吸ができなくなります。うちでも最長8時間位ソーキングしたことがあります。その結果、呼吸が出来ないことで枯れるようなことはなかったのですが、毎晩束ごと水にくぐらせるやり方でも十分に潤っています。長時間水に浸けるソーキングに疑問を感じられた方は、毎晩水にくぐらせる方法を試してみてはいかがでしょうか?


購入するなら太葉がおすすめ

ウスネオイデスには、細葉・中葉・太葉と葉の長さや太さに多少差があります。細葉は殆どなく、中葉と太葉が良く出回っているようですが、その差はわかりづらいです。購入した束の中にも個体差はあります。ですので、出来るだけ葉が長くふっくら太いウスネオイデスを購入すると育て易いです。理由は、太い葉の方が、水やりを多少怠っても枯れにくいからです。通販なら太葉と記載されているもの、店舗で購入するのなら、枯れた部分がなく、葉が長くふっくら太いものを選びましょう。

ウスネオイデス 中葉 太葉


2018年1月の様子

大分大きくなりました。夏場の風で先の方が少しちぎれてしまい、長さは伸びませんでしたが、元気に育っています。

ウスネオイデス〔2018年1月26日撮影〕