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ポインセチア 短日処理〔2017年クリスマス頃〕

そろそろポインセチアの短日処理に入る時期がやってきました。

写真は昨年、ポインセチアを育てて一年目で、我が家で初めて短日処理をして赤くしたポインセチアです。昨年初めて短日処理した時は、素人がうまくできるのかとちょっと半信半疑でしたが、思いのほか美しく赤くなり、約2か月の短日処理もやってよかったと満足感が得られました。

そして今年は2年目、2回目の短日処理を9月下旬からやりたいと思います。今年は、ポインセチアに加えてプリンセチアも育てました。去年の12月初旬に購入したプリンセチアは、上のポインセチアより葉が大きい種類です。かなり見応えがありますね。プリンセチアもポインセチアと同じ育て方をします。

プリンセチア

短日処理に必要なことは

  • 毎日12時間以上遮光すること。例えば、17時に覆いをし、翌朝8時に覆いをはずして日に当てるを毎日繰り返す。
  • 少なくとも花芽が形成される40日以上、毎日欠かさず短日処理を行うこと。

習慣になれば簡単なこととはいえ、時間的に難しい場合も多いことと思います。だけど、やってみたいと思う方も結構いらっしゃるのではないかなとも思います。

去年の一年の育てた経験から、植え替え、剪定、短日処理、害虫対策について、気になったことや工夫した点などを紹介したいと思います。やはり、手間暇かけて色鮮やかに美しく育ったときのうれしさはひとしおです。今年はさらに美しく育ってほしいです。

 

目次

 


ポインセチア、プリンセチアを発色させるには

ポインセチアの赤い部分は花ではなく苞葉と呼ばれるもので、苞葉が赤くなるのは花芽が形成されるからなのです。

ポインセチアは短日植物で、日照時間が短くなると花芽が形成されます。美しく色づいてほしいタイミングの2か月前から短日処理を行うと安心です。また、短日処理は毎日欠かさず行う必要があります。去年は10月5日に短日処理を始めてちょうどクリスマス〜お正月の頃にもっとも美しい状態になりました。もう少し早い時期に盛りがきてもいいかなと思ったので、今年は9月25日ごろから短日処理を始めようと思っています。

毎日欠かさずですので、面倒といえば面倒ですが、次第に美しくなっていくポインセチアをみるのは楽しいものです。

 

短日処理を始めてから形成された葉が美しく発色する

紅葉のように既に生えた葉が赤くなるわけではなく、短日処理を続けると赤い新葉が出てきます。短日処理を始めてすぐに生えてくる葉は、緑と赤が混じりあまりきれいな色ではない場合もあるかと思いますが、これは、短日処理前に芽が形成されていたためです。そのうち色鮮やかな新葉が出てきます。

 


短日処理をする前の準備

短日処理をする前の準備としては次の2点です。

  • 無駄な脇芽を切り取り、株を整える
  • 株を完全遮光できるようなもの、例えば段ボールなどを用意しておく

 

無駄な脇芽を切り取り、株を整える

すべての枝の先端に花芽が形成されるので、小さな脇芽や重なり合った部分の芽はあらかじめ剪定して整理しておいたほうが株全体が美しいです。輪状についた苞葉が、大体同じくらいの位置に大輪についていると美しいですよね。小枝を整理しないと小さな脇芽や隠れた枝まで赤くなるので、下の写真のように株の裾の方が乱れた感じになってしまいます。

〔2017年の様子〕

 

枝の高さを揃えるのは、4月の植え替えと同時に切り戻しを行う際がよいタイミングだと思います。節を多く残すと脇芽が多くなり、こじんまりとしたものが多数できてしまいます。枝の数を減らして栄養を集中させるほうが大輪になりますよね。株の大きさと枝の数、方向など、仕上がりをイメージしながら剪定するといいと思います。後ほど詳しく書きたいと思います。

今年は4月に植え替えと枝を半分くらいの長さに切り戻しを行い、7月に脇芽を整理しました。4月下旬に切り戻ししても夏の間に伸びる脇芽があるので、7月と短日処理に入る直前の今、再度脇芽を切り取りました。また、苞葉が出た状態を想像し、上から見ても重なったり内側に隠れてしまう枝も切りました。

〔剪定〕

〔剪定後〕

〔ポインセチアを上から見た状態〕

〔ポインセチア上斜めから見た状態〕

写真の手前の背の低い2本の枝は、整理しようか迷ったのですが、葉も大きく輪状についているし、後ろの葉の付いていない茎が丸出しにならないので、残すことにしました。

 

プリンセチアも同じく

〔プリンセチアを上から見た状態〕

〔プリンセチアを斜め上から見た状態〕

 

プリンセチアは、葉が大きい種類で、枝ぶりも大きく広がるように伸びたため、4月の植え替え・切り戻しと7月の脇芽整理だけで済みました。わりと大らかに育っています。

 

株を完全遮光できるようなもの(例えば段ボール)を用意しておく

昨年は、ポインセチア一株で小ぶりだったのでプラスチックのごみ箱をすっぷり被せました。新しい苞葉がついて伸びるので、高さや広さにゆとりのあるものを用意しましょう。今年は2株なので大きめの段ボール箱を用意しました。隙間から光が入らないようにします。また、使わない間は簡単に畳めて、使用時は簡単に立体にできるように、ちょっと段ボール箱に工夫しました。

段ボール1

段ボール2段ボール3

 

段ボールハウスを作るイメージで、不要な部分をカットして、ガムテープで形を作ったあと、100均で購入できるフェルトを、光の漏れる部分(段ボールのつなぎ部分)に両面テープで貼り付けました。屋根のひさし部分など、フェルトが浮き上がって光が入りそうなところは、フェルトを折り曲げ、マジックテープで留めています。フェルトは、マジックテープの雄(チクチクする方)にそのまま貼り付きますので簡単です。段ボール箱を使わない日中は、畳んで部屋の隅に収納できます。

 


短日処理で苞葉を赤くする方法 (写真は昨年2017年の様子です)

毎日忘れず夕方5時〜朝8時まで完全遮光

苞葉を赤くするには、日照時間を12時間以下にする必要があります。ポインセチアは短日植物で、日照時間が12時間以下の日が続くと花芽が形成されます。苞葉を赤くしたい2カ月位前から短日処理を行います。夕方5時〜朝8時まで、陽が入らないように段ボール箱などをかぶせます。

日中は、陽によく当てて育てます。暖かい日は屋外で、寒い日は室内でガラス越しによく陽に当てます。

多少時間がずれても、日照時間が12時間を超えないように注意しましょう。短日処理中は一日も欠かさずに実行する必要があります。

 

短日処理は9月中旬から10月初旬:適温で安定している室内で短日処理すると安心

昨年、短日処理を開始する9月〜10月はまだ暑い日も多く、昼夜、屋外でポインセチアを管理していました。ここで教訓なのですが、夕方や早朝も気温が高く日差しもある時期に外で短日処理する場合は、ポインセチアにかぶせる箱に、黒い色のものを使わないようにしてください。去年は遮光に使ったものが黒いプラのゴミ箱だったため、早朝でも陽が当たると熱が吸収され、ゴミ箱と接触している葉が枯れてしまいました。中も蒸し暑くなっていてあぶないところでした。完全に遮光しないといけないので光が透過せず熱くならない素材と考えるとやはり段ボール箱がいいのかもしれません。

やはり室内のほうが気温が安定するので、室内で短日処理することをお勧めします。室内だったら黒いプラスチック製のごみ箱でも大丈夫です。蒸れないように夕方には土が乾いているようにしておくのが良いでしょう。

 

上の写真は、短日処理から25日目です。10月中は、殆ど変化がなかったのですが、葉柄の赤が鮮やかになっていき、11月に入って新葉がわずかに赤くなりました。この葉は短日処理する前から芽が形成されていたもので、緑に赤がさしていく感じで、最終的には部分的に黒ずんで美しく発色しませんでした。

赤くなるのは花芽が形成されるからなのですが、この時点では花芽が出てくる様子はまだみられません。完全に赤い鮮やかな苞葉が出てくるのは、短日処理を開始して花芽の分化が行われてからです。

 

苞葉が赤くなる:短日処理約40日で花芽が出る

ポインセチア 短日処理

上の写真は短日処理から40日目の様子です。赤くなる葉は苞葉と呼ばれるもので、新しく出てきた苞葉は初めから赤く鮮やかな色をしています。まだまだ苞葉が育ちます。花芽も確認できるようになりました。花は苞葉の真ん中の部分です。

短日処理期間の目安はだいたい40日ですが、花芽が複数出て、満足いく枚数の苞葉が揃うまで、もうしばらく続けました。

うちでは、朝8時から17時までの9時間の日照時間をとっています。短日処理は日照時間を12時間以下にすることなので、実際には3時間の余裕があります。なので、多少箱を被せるのを忘れて遅くなっても大丈夫です。

 

短日処理から2ヶ月でよい状態に

ポインセチア短日処理 2ヶ月

短日処理から60日、苞葉が大きく育ち、とても立派になりました。売り物のポインセチアと比べても遜色ないくらいに生長しました。また、これから育つ小さな苞葉もまだあるのでクリスマス頃が一番美しくなりました。

短日処理を始めて、見応えがある大きさと枚数の苞葉が生長するにはやはり2ヶ月以上かかります。我が家は10月5日に短日処理を開始し、12月の上旬で上の写真の状態。苞葉の枚数が増えて最も美しかったのがクリスマス〜年末でした。もう少し早くに仕上げたい場合は、9月中旬〜下旬くらいに開始するといいですね。

短日処理の期間は、約40日で花芽が付きだすので、その後、様子を見ながら期間を延長すればいいと思います。

 


秋から冬のポインセチアは次の点に注意

ポインセチアの冬場の育て方の注意点は以下の通りです。

  • 寒さに弱いので10℃以上の環境(室内・温室)で管理すること
  • 日中は室内でガラス越しに陽によく当てること
  • 乾燥気味に育て、過湿にならないよう水やりの頻度を調整すること

 

暖かい室内で管理し、陽によく当てる

ポインセチアは冬場に出回ることから寒さに強いイメージがありますよね。ですが、寒さに弱く、10℃以上の環境で管理する必要があります。また、季節を問わず陽当たりの良いところに置くと元気に育ちます。我が家では、春から10月中旬まではベランダに出したまま、その後〜11月初旬まで、日中15℃以上ある暖かく天気の良い日は、日中はベランダに出しよく陽に当て、夕方には室内へ。11月中旬になるとやはり1日中室内で昼間は陽のよく入る窓辺に置き、夕方には暖かく夜間も冷えない場所へ移動させています。ですが暖房が直接当たる所などは避けましょう。

色々気を使っても気温が低いうえに曇りや雨の日が続くと下の方の葉が落ちてしまいます。これはもう仕方がないことですね。

 

水やりの頻度に注意。様子を見て頻度を調整する

水をやり過ぎると根腐れして葉が落ちてきます。葉が枯れていないのにバラバラと落ちる場合は、根腐れしている可能性が高いので注意が必要です。

ポインセチアは乾燥気味を好むので、水やりは頻度を控え調整します。土の表面が乾いてから更に数日置いてから水やりします。水をあげるときは底から水が出るくらいたっぷりとあげましょう。

反対にカラカラに乾燥しすぎても葉がかさかさと枯れてくるので、鉢の大きさや気温に応じて水やり回数を調整するとよいと思います。肥料は12月〜2月くらいまで必要ありません。その他の季節は置き肥を定量与えていました。肥料に書かれている普通の量と頻度で大丈夫です。我が家ではマックGを使っています。

 


害虫やカビに関する注意

通年ではカイガラムシに注意

ポインセチア 花 カイガラムシ

ポインセチア 花 カイガラムシ〔2017年1月2日〕

白いわらじ虫のようなのがコナカイガラムシで白く綿のように見えるのはコナカイガラムシの分泌物です。

カイガラムシは至る所にいるため、風にのって入ってきたり衣服や荷物について入ってきたり、侵入経路や方法は多岐に渡ります。そして通気性の悪いところを好みます。去年の冬は、室内に置いておいた植物のほとんどにカイガラムシがつきました。かなりしつこいので駆除に悩みますが、成虫には薬剤が効きにくいので、大繁殖しないうちに爪楊枝の先などでこそぎ取るようにこまめに駆除します。また、あらかじめこそぎ取ったのち屋外で殺虫作用のある薬剤をかけました。花部写真の黄色い部分は蜜栓で、いつも蜜が溢れている状態なので虫も集まりやすいんでしょうね。花の部分に被害が集中しました。

 

土回りは蒸れるとカビが付きやすい

購入すると大概プラ鉢ですが、植え替えの時期4月〜5月にひと回り大きい鉢に植え替えるときには、素焼きなどの蒸れない素材の植木鉢に植えたほうがいいです。プラ鉢では夏の間蒸れやすくカビが発生する場合があります。一年を通して乾燥気味に育て、特に夏はプラ鉢の場合は過湿に注意しましょう。

 

コナジラミに注意

こちらも主に夏場ですが、葉に細かい傷のようなものがついていると要注意。裏側に白くて小さな虫が多数ついていたりします。これはコナジラミという飛ぶ虫で、葉の裏に付いて汁を吸います。成虫は飛び立つので、完全に駆除するのは時間がかかりますが、ベニカXファインスプレーを葉の裏に散布し、毎日水やりの時に葉の裏を洗うことでどんどん数が少なくなり駆除できました。日にちを空けてベニカは2回ほど散布しました。駆除まで2週間くらいかかりました。

害虫や病気は早めに気付いて対策するのが一番ですね。

ポインセチア コナジラミ

ポインセチア コナジラミ

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一年を通した育て方

今までの成長の記録を残していきます。

ポインセチアは丸一年育てて短日処理を行ったもので、ピンクのプリンセチアは新たに購入したものです。

見ごろ真っ盛りです。

ポインセチア 短日処理〔2017年12月28日〕

1月始めには緑の葉が出てきます。同時に花は枯れて、結実しなかったのでぽろぽろと落ちてきました。

〔2018.1月25日〕

 

3月になると暖かい日差しの日が増え、日中は屋外に出す季節となりました。赤い苞葉も残っていますが新芽が生長しだしています。

〔2018年3月13日〕

 

4月〜5月頃剪定して植え替え、夏を迎える

植え替えは、軽石を1/3程度入れ、観葉植物の土を使いひと回り大きい鉢に植え替えました。ポインセチアの鉢は、素焼き等蒸れにくい素材の鉢がいいです。

〔2018年4月28日植え替えと切り戻し〕

 

プリンセチアは、ポインセチアより背丈が高かったのですが、プラ鉢で鉢が軽く、春の強い風で何度も簡単に倒れて茎が折れてしまいました。まぁ切り戻しするので本体が元気で1〜2節くらい茎が残っていたら大丈夫です。植え替えと同時に切り戻します。

 

切り口からは白い液体が出てきます。この液体はかぶれる場合もあるので皮膚につかないよう注意します。

節をたくさん残して剪定するとカットした下の部分の大部分の節から芽が出て生長するので、芽の数を考えて剪定しましょう。節が残っていればそこから芽がでるので、葉は残す必要ありません。

ともかく大きな枝が数本生長するように、バランスよい長さと方向に生長するように剪定するとベストです。枝の長さを揃えて、育てたい茎枝はすべて切り戻ししましょう。今、ちょうどよい高さだからと切らずに残っていると切り戻した茎よりよく伸び、結果的に高さが揃わなくなります。

 

7月に再び、枝の整理

〔2018年7月17日〕

左が剪定前、右が剪定後です。4月の切り戻しから出てきた枝で、内側の小枝や重なり合う小枝を切り取ります。育てたい枝はそのまま残し、不要な小枝を整理するのが目的なので、様子をみながら何回かに分けて少しづつ形を整えていけばいいと思います。

上から見た状態です。全体に高さが揃い、重なりが少なく仕上がりました。枝の数がちょっと多いかもしれませんが、ここはまた様子をみて整理していきます。

 

春から夏の管理の仕方

春から夏にかけては、屋外で育てます。日中よく陽に当てますが、真夏の直射日光だけは避けます。真夏は陽が高くならない午前中の間だけ陽に当て、昼ごろからは明るい日陰に置いていました。

水やりは土が乾いたらたっぷりとあげます。

 

短日処理をする前に最後の枝の整理

9月17日に枝の整理をし、株のかたちをチェックしました。上に書いてますので見てください。

 

今年もうまくいけばいいのですが、経過はまたご報告したいと思います。