パナソニックの加湿空気清浄機 F-VXM90 を使った感想:F-VXP90との違い

パナソニック 加湿空気清浄機 リビング風景

9月に加湿空気清浄機を購入し、3ヶ月使用しての感想です。購入したのは2016年モデルのパナソニックのF-VXM90です。適用最大畳数は40畳、加湿の適用畳数は木造で15畳、プレハブで24畳です。我が家のリビング20畳を加湿できる空気清浄機として、ちょうどよかったので購入しました。

空気清浄や加湿機能など、F-VXM90を使ってみてなかなか満足しています。使ってみての感想をご紹介します。

買い替えるきっかけ

うちでは、2009年度シャープのプラズマクラスター7000を購入して8年使用していました。この空気清浄機で閉口していたのは、加湿の機能です。まず衛生状態がよくない。タンクのキャップが小さく、中をきれいに洗えません。また、タンクが自立しないので給水しにくいのも不満でした。加湿フィルターは、水道水に溶けている固形成分(炭酸カルシウムなどのスケール)のせいで、毎年買い替えないといけないくらい汚れてしまい、水を吸い上げなくなります。また一度水を吸い上げにくくなると、お手入れしても中々元通りのようにはなりません。

また、リフォームでLDが広くなったため、加湿の適応畳数が足りない点も不満でした。うちは家族全員、アレルギー性鼻炎持ちなので、少し能力の大きな、広い畳数に対応したものに買い替えることにしました。

選んだ理由

加湿能力:加湿空気清浄機を買うか、空気清浄機と加湿器をそれぞれ買うか

関東の冬はとても空気が乾燥します。また、うちは家族全員アレルギー性鼻炎持ちなので、空気清浄機能と加湿機能はどちらも必要です。大抵の加湿空気清浄機は、空気清浄適応畳数と加湿適応畳数が異なります。ですので、十分な加湿を必要とするなら加湿適応畳数を優先して機種を選ぶことになります。パナソニックのF-VXM90が出るまでは、20畳の部屋を加湿できるものがありませんでした。

最近の空気清浄機と加湿器は、おしゃれで高機能なので、それぞれを単品で買う選択肢も十分あり得ると思いますが、うちはあまり物がないすっきりした部屋が好みなので加湿機能付きの空気清浄機を優先しました。

デザイン:置き場所に合う色合い

以前はホワイトのシャープ製の加湿空気清浄機を使っていました。ですが、部屋の色合いを考えると、少し浮いていました。F-VXM90の木目調は、空気清浄機と床やソファーの色合いがマッチするので、部屋の風景に自然と溶け込んでいます。

パナソニック 加湿空気清浄機 リビング風景

お手入れ:加湿フィルターは丸洗いが可能

F-VXM90を選んだもう一つの大きな理由は、加湿フィルターが布製なので、自分で丸洗い(お手入れ)ができるところです。以前使っていたシャープ製の加湿器のフィルターは交換式(今の製品も同じ)なので、毎年交換が必要でランニングコストがかかるのですが、自分でお手入れができるのは魅力的でした。

もう一点は、貯水タンクの口が広くて中を洗いやすいところです。最近のシャープの空気清浄機も同じように口が広くなっていましたが、今まで使っていたシャープの加湿器のタンクは、口が狭くて中を手洗できず、いつも衛生面を気にしていました。F-VXM90のタンクは口が広く、中に手を入れて洗うことができるので、衛生面でも安心できます。もちろん給水の時、自立します。

使った感想

加湿能力:冬場は湿度「高め」が必要

うちは冬場の日中、室内に陽が差し込むため、気温が上がりやすく、かなり空気が乾燥します。部屋には水槽が2つと、観葉植物を育てていますが、加湿しないときはF-VXM90の湿度計で30%台になることもあります。F-VXM90の加湿能力で「標準」モードを使うと40%台になります。もう少し湿度が欲しい時や、乾燥が進んだときは「高め」モードに設定すると50%まで上げられます。

清浄能力:花粉症やハウスダストアレルギーには効果あり

空気清浄機能ナノイーX、なかなか優れものです。ナノイーだけでも効果があるかどうかわかりませんが、スイッチ押して結構すぐに、空気がきれいになっていくような気がしました。ひょっとしたら気付かないくらいのほこりが取れて、そう感じるのかもしれません。それにしても家族全員アレルギー性鼻炎持ちなので、部屋での目のかゆみや鼻のムズムズがほとんど起こらなくなったのは助かりました。我が家は、1年半前のリフォームで、リビングのクロスを抗アレルゲン機能性クロスに張替えてます。これについても効果があると思っていますが、ドアや窓の開閉の多い室内では、空気清浄機の方が即効性がありますね。

特に効果を感じるのは寝室です。寝室の大きさは、F-VXM90の適用面積よりも大分小さいので即効性が高いのかもしれません。寝室のクロスは普通のクロスですが、一晩中動かしていると朝になっても鼻の通りが良く、すっきり目覚められることです。睡眠の質も良くなったように感じます。

消臭能力:焼肉やすき焼きのにおいはいまいち取れない

普段の生活の中にある様々な臭いは、無くなったように感じます。また、衣類脱臭モードでは、コートなどに着いた臭いを短時間で脱臭できたので満足しています。ですが、焼肉やすき焼きをした後のにおいは、いまいち取り切れないです。うちはLDの一面にエコカラットを使っていて、エコカラットは焼き肉やすき焼きの臭いでも数時間で臭いが減少し、翌朝には気にならなくなります。空気清浄機にはもっと即効性を期待していたので、その点では思ったほどの消臭効果は感じられませんでした。油の臭いは少し苦手なのかもしれませんね。

音:気にならないレベル

うちでは主に以下の設定で使っています。

  • 気流:ハウスダスト
  • 風量:自動
  • 加湿:標準

時々パワフルに動くので、その時には割と大きな音で運転しますが、平常運転の時はほとんど気になりません。寝室で一晩中動かしていますが、ほぼ気にならないレベルです。日中、加湿を「高め」に設定すると、パワフルな運転状態がかなり続くので多少耳障りに感じますが、まぁこんなものでしょう、と納得のいくレベルです。

お手入れ:加湿フィルターを丸洗いしてみる

1ヶ月ほど使った加湿フィルターを実際に洗ってみると、水道水に溶けている固形成分(炭酸カルシウムなどのスケール)で硬くなった部分も、元通り柔らかくなるまで洗い流せました。まだ使い始めて3ヶ月なので、どのくらいもつのかは分かりませんが期待するところです。取説には1日8時間で10年で交換とありますが、ほぼ一日中動かしているので3年位もつと嬉しいですね。

また、タンクの口が男の手もスッと入るくらい広いので、中の掃除が簡単にできました。お手入れしやすいのはやっぱり良いですね。

空気清浄機の上手な買い方

機能を良く調べる:必要だと思うスペックが変わらないなら前機種を購入する

加湿や清浄能力は、実際の部屋の広さより、広い畳数の適応範囲のものを選ぶと間違いありません。空気清浄機の大きさが少し大きくなりますが、効果不足で後悔することはないと思います。また、新機種が出たとしても、すべての機能が向上しているわけではありません。必要だと思う仕様が変わっていないなら、1世代前のものを買うとお買い得です。仕様に関しては、パンフレットで調べる以外に、お店で説明員の方に商品説明をしてもらうと結構教えてもらえます。

新製品F-VXP90(2017年モデル)との比較

うちが購入したのは、昨年(2016年)モデルのF-VXM90です。このモデルとほぼ同じ今年のモデルはF-VXP90です。機能的にな差異は、「花粉クリーニング」モードが追加されていることです。具体的には、衣類に空気清浄機の風を当てて、着いた花粉を無効化する機能です。うちは家族全員アレルギー性鼻炎持ちなので、少し心が動いたのですが、吹き出し口から約40cmで約6時間後に99%以上抑制ということなので、実用的な効果を得られるか少し疑問に思い、一年前の2016年モデルにしました。

お得な時期に買う:価格が底値の時をねらう

9月は空気清浄機の新製品が出る時期なので、去年のモデルは夏頃が底値になります。新製品のスペックと比べて去年のモデルでも遜色ないようでしたら、夏から新製品発売までに購入するとお得です。

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