カラジウム:夏から秋 葉柄(葉の茎)が伸びて倒れないようにする育て方

カラジウム

カラジウムの葉が倒れてきれいな姿で維持できないことはありませんか?カラジウムを購入後、美しく保つのに一番大切なのは陽当たりです。

我が家は去年購入したときは、購入から2~3週間もすると葉柄が徒長してしまい、バサバサと倒れてきて9月に突入し、新しい葉も育たず終わってしまいました。どうやら日照不足だったみたいです。それでもやはり涼しげな葉は魅力的で今年も購入。いろいろ気を付けながら育てています。6月の初め頃購入して、夏の間は新しい葉も次々あがり、葉も大きく育ちました。

10月になると、葉が倒れて自然に枯れていくようになります。来年に備え、よい球根を育てるには、倒れる葉を持ち上げて出来るだけ長い期間、陽に当てるようにするといいようです。

我が家の育て方を紹介します。

カラジウムは陽当たりが大事

カラジウム

カラジウムの葉柄が長くなり、ひょろひょろして葉が倒れる原因は日照不足です。葉柄を日陰や室内で育てると徒長して(茎だけが伸びて)しまい倒れてしまいます。また、日陰や室内に長く置くと葉の模様が鮮明に出なくなります。葉柄の徒長を防止するためには、カラジウムは充分に太陽の光が当たる場所で育てることが大事です。

カラジウムはインテリアとしても素敵ですので、ついつい室内に飾りたくなりますが、初夏から秋まで長くもたせるなら日中は屋外で育てましょう。

去年、うちでは室内に置いている時間がとても長かったため、購入当初に新葉だったものは徒長して倒れてしまいました。慌てて屋外に出しましたが、時すでに遅しで、徒長した葉柄はその後どんどん倒れていきました。しかも葉が倒れると見栄えがよくないので切ってしまっていました。9月中旬にはもう葉がなくなってしまい、冬越しのために球根を掘り上げた時、小さくて軽いものわずかにあっただけで、多くは球根が無くなっていました。球根が消耗しきってしまったのですね。去年の大きな反省点です。

カラジウムの真夏のベストな育て方

生長期にあたる真夏のベストな育て方は以下の通りです。

太陽に慣れさせ、十分陽に当てる

購入した後は日陰から徐々に陽当たりのよい場所に移して太陽に慣れさせます。日陰に置くところから始めて、太陽に慣れさせる時期は午前中だけ陽当たりのよい場所で太陽を浴びさせ、太陽の高度が上がる昼間の数時間は直射日光から外した明るい日陰に移動させるのがよいです。葉焼けせず、葉柄もぐったりせずに調子がよいようなら日中ずっと直射日光に当たるところで育てて大丈夫です。我が家では6~7月は午前中だけ直射日光に当てていましたが、8月入ってからは、日中ずっと陽が当たる場所に置いてすくすく育っています。正直なところもっと早くから日中直射日光に当てていても良かったかもしれません。ちょっと慎重すぎたかな。もっと早く日中陽の当たる場所に出しても大丈夫だったと思っています。ともかく、陽によく当てて育てると葉の模様もはっきり、茎もしっかりします。丈夫に育った葉はやっぱり美しいままで寿命が長いです。新しい葉も次々出てきて順調です。

カラジウム 新葉

過湿で球根が腐らないように適度な水やりを

球根ですので、過湿にすると腐ってしまいます。真夏の気温が高い日中に水やりすると土の中が蒸れてしまうので、水やりは、朝夕の気温の低い時間帯に水やりしましょう。我が家では、朝夕2回水やりする日もあるし、朝だけの日もあります。土の乾き具合を見て、乾いているようだったらたっぷりあげましょう。

肥料は使用適量で

夏の植物なので、特に控えることはしていません。我が家では肥料(マック-G)の容器に書かれている適量(5号鉢なので3錠)を置き肥をしています。また、液肥を薄めて10日に1度くらいの割合であげています。

植え替えの注意点

球根なので、購入後は植え替えしないでそのままで育てています。もし植え替える場合は根を崩さないように植え替えしようと思います。購入時はプラ鉢ですし、通気性のよい素焼き鉢に植え替えるほうがいいんだろうなと思いつつ植え替え時に葉柄や根を傷める危険性もあるのでまだ植え替えていません。

カラジウムの秋 球根を育てる

購入時の葉は徐々に枯れていきますが、新しい葉も次々出てきます。くるっと縦ロールに丸まった姿も面白いですね。

葉が倒れるのには葉の寿命もあります。徒長でなくても生長して葉が大きくなると葉が倒れてきてそのまま自然に枯れていきます。9月に入ったら十分に陽に当て自然に枯れていくまで葉を残した方が球根には良いですね。

カラジウム 10月

10月に入ると、だんだん葉の寿命で倒れていく葉が増えました。まだ新しい葉は上がってきますが、冷たい風が吹く日が増え、ここしばらくの長雨で気温は15℃以下になっています。倒れていく葉が自然に枯れるまで行燈仕立てや支柱を立てるなどして支えてあげます。葉に日光を当てることで、栄養をつくり球根を太らせます。

ワイヤーハンガーを使ったフラワーガードで葉柄を支える

我が家では、ワイヤーハンガーを曲げて、葉柄をサポートする支柱(フラワーガード)を作りました。

ワイヤーハンガー 支柱
ワイヤーハンガー フラワーガード

ワイヤーハンガーの引っ掛ける部分をまっすぐ伸ばし、全体に丸みをつけます。我が家には青のハンガーしかなかったので目立たないように黒のビニールテープを巻きました。

ワイヤーハンガー 支柱

まっすぐ伸ばした引っ掛ける部分を植木鉢の縁近くに挿し、サポートしたい高さに調整します。同時に葉柄を内側に入れ、端と端をワイヤーテープで留めます。ワイヤーテープの締め具合で、支柱の直径の大きさが調整できます。

カラジウム 10月

綺麗にまとまりました。水やりは、最近では1~2日に1回くらいになっています。11月くらいで自然に枯れていくのでしょうね。後は、水を絶って鉢のまま室内で管理するか、球根を掘り上げて、おがくずの中に入れ暖かい室内で保存するのが良いようです。球根に十分な栄養を蓄えられるように、自然に枯れ行くまでたっぷりと陽に当てたいと思います。

我が家では、4つのワイヤハンガーを使ってルリマツリのフラワーガードも作っています。よろしかったらこちらも見てくださいね。

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